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★ Defense - starting pitcher ★
今日の牧田さんのストライク率は約65.9%を記録、
ほぼ2/3という素晴らしい成績を残すことに成功しました。
ただし、34度の打者との勝負のうち2ボールまでいったのがのべ15度にのぼり、
3ボールまでいったのがのべ6度、そして四球3で
1ボール以内での勝負は約55.9%を記録するに留まったように
阪神甲子園球場のマウンドなのか、もしくは今日の右翼方面から吹きこんでくる6m/sというある程度の強風なのか、
原因はわかりませんが試合の序盤を中心に大きく制球を乱す場面がある程度数多く散見され
2ボールそして3ボールを奪われてのボールが先行する
投手不利のカウントでの緊迫の、苦しい勝負がある程度数多く続き
四球を奪われると共に球種を絞られての鋭い長打や、
アウトになるもののそれに近い鋭い打球を弾き返される場面が通常より多かったものの
それでも恐れることなく、いつもと変わらずに自分の持てる投球を信じ
ひたすらゾーンに投げ続けていき最終的には2/3近いストライク率を記録しましたから
今日の牧田さんは全体として
うまくストライク・ゾーンの中で大胆に勝負し続けることに成功したと高く評価できます。
その今日の牧田さんの投球の詳細を見ていきますと
いつも通り投球の軸としてまずは自慢の速球を全体の5割以上、
そしてスライダー、シンカーの3つの勝負球をまんべんなく数多く駆使していき
加えて時折チェンジアップを織り交ぜ緩急を効果的に利用してくる投球を展開、
今日奪ったアウト全27個のうち犠打1を除く計26個の内訳を見ていきますと
これもいつもとは多少異なり、外野手の処理したフライアウトが9個とある程度数多くかさむなど
鋭い打球をある程度数多く外野まで弾き返される場面も散見されるものの
それでも他はポップアウト2個、ラインアウト1個、三振5個に加え
グラウンドアウトを9個とこちらも数多く奪うことにも成功しており
今日はいつもに比べれば“思い描くような、理想的に素晴らしい”本格派グラウンドアウト投手の投球とまではいかないものの
それでもなんとか変わらずに自分の投球スタイルを貫き続けていくことには成功したと評価してよく
結果9イニングを投げて完投、投球数135(1イニング平均ちょうど15球)にまとめあげ
奪われた出塁も四球は3個とある程度かさむものの他は単打2・二塁打2で計7個に抑えることに成功、
もちろん巧さんや秋山さん、易之さんなどを中心とした
ライオンズ野手守備陣の素晴らしいフィールディングの数々に大いに感謝しつつも
失点・自責点共に0に抑え完封を達成、みごとQSを優にクリアしてくる
非常に素晴らしい成績を残すことに成功しました。
前回登板の5/22ジャイアンツ戦において
今シーズン初めて、鋭く捉えられた長打をしかも右打者に2本浴び
その後なかなか修正できずに四球を奪われては長打を浴びて大量失点の悪循環に陥った牧田さんでしたが
今日はその反省も十分に踏まえたこともあったことと推測されますが
今日もいずれも右打者に鋭くはじき返された長打を2本浴びるものの
それでも自分の投球を信じ続け、こだわり続け徹し続けひたすらゾーンを攻めていったことで
もちろん“一握りの運”や野手守備陣に感謝しながらも
とにかく最少失点にまとめながら順調にアウトを重ね、イニングを消化していくという
先発投手としての最優先の“しごと”については文句なくこなすことに成功します。
前回登板ゲーム後のレヴューで課題として挙げた右打者の対戦成績についても
今日のゲーム開始時点で.304/.321/.354(被打率/被出塁率/被長打率)だったものから
今日のゲーム終了時点で.284/.299/.347となり二塁打2本の影響もあり被長打率はほぼ横ばいですが
全体としては良化させることに成功したといってよく
今後も引き続き継続して、多少鋭く弾き返された長打を重ねられたとしても
変わらずに大胆にゾーンをひたすら攻め続けていきながら
安定して、継続して先発投手としての“しごと”をこなし続けていってほしいと思います。
★ Offense ★
今日のライオンズ攻撃陣の得点圏にランナーを置いての打席は計9度、
その内訳は 1-8(うち本塁打1、三振3)で得点圏に残塁3、得点3という結果でした。
今日は7安打、4四球で奪った出塁は11を記録、その全11人のランナーの行方は
残塁6、盗塁死1、併殺打による二塁封殺1で得点3という結果でした。
今日はタイガース先発Messenger投手に対し6 2/3イニングで133球(1イニング平均約20.0球)を費やさせると共に
タイガース投手陣全体に対しても9イニングで172球(1イニング平均約19.1球)を費やさせることに成功、
また奪った出塁も四死球4個を含めで計11個を記録することに成功、
今日はフルカウントに2度持ち込み、それぞれ8球ずつを費やさせながら単打1・本塁打1でいずれも出塁するなど
全4打席で24球を費やさせていきながら単打2・本塁打1で3打点を稼ぎながら3度出塁することに成功した易之さんや
9球を費やさせる打席を2度創り出していきながら全4打席で23球を費やさせ
三振3個を奪われる一方で単打1で1度出塁することに成功した銀仁朗さんを筆頭に
全36度の打席のうち5球以上を費やさせたものが全体の5割を記録するのべ18度にのぼり
更に7球以上を費やさせたものも全体の1/4を占めるのべ9度を記録していきながら
もちろんその中で易之さんの本塁打という長打をも魅せていくことにも成功、
残塁6個、そして得点3を記録することに成功しましたから
今日は全体としてうまくその“しごと”をこなすことに成功したと高く評価できるライオンズ攻撃陣でした。
今後も今日と、これまでと決して変わることなく
まずは数多く忍耐強く闘い続ける打席を創り出し続けていきながら
初球から積極的に狙い球を絞って鋭く弾き返していく中で効果的に織り交ぜ続け
出塁をひとつひとつ奪い続け、積み重ね続けていき
その上で得点をスコアボードに一点一点、記録し続けていってほしいと思います。