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★ Defense - Starting pitcher ★
今日の牧田さんのストライク率は約70.7%、2/3を優に超えてくる非常に素晴らしい成績でした。
23度の打者との勝負のうち2ボールまでいったのがのべ7度、
3ボールまでいったのがのべ3度、そして四球1で
1ボール以内での勝負が約69.6%という成績、
特に3ボール以上を費やしたのがいずれもWhitesell選手に対しての3打席のみ
(ただしいずれもフルカウントに持ち込まれ、1度四球で出塁を奪われますが)、
1日のゲームの岸さんの登板と同じように
全般的に常にストライク・ゾーンの中できっちり勝負し続けていたと評価できます。
速球系を軸に、スライダー・チェンジアップ・シンカー・カーヴボールなどを織り交ぜた
今日の投球でしたが、やはり最も素晴らしかったのがその速球系で
奪った全アウト17個の内訳を観ていくと、盗塁刺2個を除くと
グラウンドアウト3個、フライアウト3個、ポップアウト1個、そして三振を8個と数多く奪いますが
そのうち半数以上の5個を奪い、またその被打率(.167)・被OPS(.397)ともに非常に優秀でした。
下手投げから多彩な球種を操る牧田さんですが、やはりその基本となるのは速球系であり
今日のように素晴らしい精度と制球を誇るものであり続けるならば
数多くの三振を奪うことができ、本格派エースの素晴らしい投球を魅せてくれることも
じゅうぶん可能であることを証明してくれた今日のゲームとなりました。
今日は指の負傷もあり、5 2/3回を投げるにとどまり
残念ながら順調にイニングを消化した、とは言えない結果となりましたが
もちろん野上さんの素晴らしい投球に感謝しながらも失点・自責点ともに1のみに抑え
あと一歩でQSをクリアしてくるまでにまとめあげることに成功しました。
今後もその素晴らしい速球系を軸に、大胆にストライク・ゾーンを攻略し続け
もちろん理想は数多くの三振を奪いながらどんどんと順調にイニングを消化し続けていく
素晴らしい本格派エースの投球を魅せ続けていってほしいと思います。
★ Offense ★
今日のライオンズ攻撃陣は得点圏にランナーを置いての打席は計2度のみ、
その内訳は 0-2 で得点圏に残塁1、得点0。
今日は4安打で出塁は4、野手選択による出塁1を加えた
全5人のランナーの行方は残塁2、ニ塁封殺1、盗塁死1、三塁刺殺1で得点0という結果でした。
マリーンズ先発のGreisinger投手の素晴らしい投球の前に
7イニングで94球(1イニング平均約13.4球)、奪った出塁もわずかに4個にとどまるなど
残念ながら今日も満足に仕事をこなすことのできなかったライオンズ攻撃陣でした。
追い込まれてから忍耐強く打席で闘っていこうとする姿もあちこちに見かけられましたが
Greisinger投手の緩急を駆使した素晴らしい投球の前に早めに敢え無く空振り三振を奪われるなど
開幕からのここまで4ゲーム、もちろん相手投手たちの素晴らしい投球、という側面もありますが
反面、まだまだ攻撃陣がここまでじゅうぶんに仕事をこなし、機能したとは
残念ながらとても言い難いゲーム続きであることも疑いようもない事実なのですから
今後早く調整し、本来の素晴らしい攻撃陣の姿を魅せてほしいと思います。