September 18, 2011 Eagles at Lions | Peanuts & Crackerjack

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Dedicated to the Saitama Seibu Lions organization and its players, baseball itself, and those who want to know what counts most in a given situation you are in and to make right decisions in a confident manner everytime. May the 'dose of luck' be with you!




$ピーナッツとクラッカージャック-20110918


 ★Tips 1 : 今日の西口さん、ストライク率は約60.9%と2/3を大きく下回る成績でした。

         35度の打者との勝負のうち2ボールまでいったのがのべ17度、
         3ボールまでいったのがのべ7度、そして四球3で1ボール以内での勝負が約51.4%、

         3回までの、西口さんが本格派エースの投球をするために必要な軸である
         速球、速い縦スライダー、フォークの3つの勝負球をいずれも思うように制球できず

         忍耐強く闘われて四球を3つ奪われながら出塁を数多く許しランナーを数多く背負う
         苦しい投球が影響して、全体としては大胆にゾーンで勝負できたとは言えませんでした

         4回から9回までの6イニングに限ってみるならば
         投球数80に対しストライクは52球、約2/3という素晴らしい成績を残しており

         今日の西口さんは中盤からうまく投球を修正し、
         そこからは継続してゾーン内で大胆に勝負することに成功したことも確かです。

         今日の西口さんのアウトの奪い方を見てみると
         三振5、グラウンドアウト9、フライアウト11とフライアウトが多かったのですが

         外野フェア領域に到達したフライアウトは4のみであり、
         内野手が捕球したポップ・フライが7個と非常に多かったことも確かで

         つまりはグラウンドアウトを9つと数多く奪いながら、また
         投球を修正してきた4回以降の6イニングでみれば

         今日西口さんが奪った三振5個をそこですべて奪うなど
         おおよそ1イニング1個という数多くの三振を奪っており

         4回からは最近の西口さんの本来のスタイルである、
         本格派エースの投球をどんどん魅せていってくれており

         結果、9イニングを投げ切って投球数133で完投、
         出塁を8個にまとめながらみごと自責点・失点ともに1のみという

         QSをじゅうぶんにクリアしてくる素晴らしい成績を残すことに成功しましたね。

         今の西口さんは、その速球と速い縦スライダー、フォークの3つの勝負球を軸に
         三振を数多く奪っていく本格派エースの投球をどんどん魅せてくれていますが

         今日も3回0アウト1、2塁の場面でいずれも速球系を微妙に打ち損じさせて
         すべて内野手・捕手が処理するポップ・フライ3つで切り抜けたように

         その勝負球たちの精度や制球がなかなか思い通りにならずに
         苦しい投球を強いられるイニングの時にでも

         大ヴェテランとして今まで培ってきた微妙に軌道の違う豊富な球種を、そして
         打者のタイミングを微妙に外していく投球術を駆使していき

         打者たちの微妙な打ち損じを誘発させながら
         なんとか最少失点にまとめあげていくことが可能になっており

         投球の軸はもちろん速球、速い縦スライダー、フォークの3つの勝負球に置きながらも

         数種類の速球系、数種類のスライダー、数種類のチェンジアップ、
         そしてカーヴやフォークといったその豊富な球種を駆使していき

         これまでの経験の中で培ってきた投球術をスパイスとして加えることで
         投球をきらびやかに、様々な色で装飾し多種多様に見る者を魅了することのできる

         いわば“円熟の本格派エース”として素晴らしい安定感を誇りながら
         素晴らしい投球を継続して展開していると言えます。

         今後もうまく効果的にその豊富な球種や投球術を織り交ぜていきつつも
         やはり基本はどんどんと三振を数多く奪っていきイニングをどんどんと重ねていく

         西口さん独自の“円熟の本格派エース”の投球を魅せ続けていってほしいですね。

 ★Tips 2 : 今日のライオンズ攻撃陣は得点圏にランナーを置いての打席が計9度、
         その内訳は 2-8(うち二塁打1、三振2)、四球1で得点圏に残塁3、得点2。

         今日は7安打・4四球で出塁は11、野手選択による出塁1を加えた
         その全12人のランナーの行方は残塁7・二塁封殺1、

         そしてウォーク・オフで塁に残ったランナー2で得点2という結果でした。

         今日はイーグルス先発、長谷部投手の素晴らしい投球に対して
         特に序盤はなかなか出塁を奪うことができずに苦しむものの、

         フルカウントに2度持ち込み10球を費やさせる打席を1度作るなど
         全4打席で26球を費やさせながら四球1を含めた2つの出塁を奪った剛也さんをはじめとして

         1ゲームを通してみるならば、今日もライオンズ攻撃陣はいつもどおり変わらずに
         数多くの忍耐強く闘う打席を創り出し、効果的に織り交ぜていき

         結果イーグルス投手陣に対し8.2イニングで160球を費やさせながら
         11個の出塁を奪うことに成功しました。

         両チームともに守備陣の素晴らしいフィールディングをはじめとして
         “ひとにぎりの運”がディフェンスに味方した場面が多く
         両チームともになかなか得点を奪えずに緊迫の投手戦が続きましたが

         忍耐強く打席で闘い続け、出塁し続け計11個の出塁を奪ったライオンズ攻撃陣が

         西口さん相手に中盤以降なかなか出塁を奪えずに
         最終的には出塁が8個にとどまったイーグルス攻撃陣に対し

         結局は僅差で上回る得点を挙げることに成功した今日のゲームとなりました。

         明日以降もまったく変わらずにまずはどんどんと数多くの出塁を奪い続けることを最優先に
         忍耐強く闘い続ける打席を数多く創り出し続けていってほしいですね。