今日はライオンズ先発、ワクさんと
イーグルス先発の岩隈投手との投手戦でした。
結果的には８回表、ルイーズ選手の３ランＨＲで
３点のリードを得たイーグルスが９回にも３点を加え
大量得点差でのライオンズの敗戦となりました。
両チームともにエースをたててのゲームということもあり
お互いの序盤の走塁死を始めとして
その張りつめた緊張感がなおさら１プレイ１プレイにおける
両攻撃陣の焦りや力みを産み出したこともあり
終盤まで緊張感のある素晴らしいゲームを
じゅうぶんに魅せていただきました。
もちろん、同点での終盤にランナーを得点圏において
失投の甘いスライダーで最も避けなくてはならないＨＲ、
大量失点を喫することになったことは
ワクさんにとって前回登板に続く失敗となり
次の登板に向け大きく反省するべき点でしょうが
今日は岩隈投手の素晴らしい投球と
ルイーズ選手の "must C" clutch ぶりに
惜しみない拍手をおくるゲームとしましょう。
その上でライオンズが今シーズンこれからも続けて
“逆襲”を掲げ続け、そのミッションを完遂するためには
そろそろ１つの“正念場”、つまり
自分とチームとが成長する重要な“機会”を
自ら集中して積極的につかみとるゲームを
勇気を持って自ら設定すべき時ですね。
まだまだシーズン終盤の順位が決まってくる時期の
極めて重要なゲームまでには時間がありますが
それでもオールスター前、３ゲーム差をつけて
今首位にいる状況だからこそ勇気と覚悟を持って
オールスター・ゲームをリーグ首位で迎えることを見据え
交流戦最後の２ゲーム、その優勝を目指して
１ゲーム１ゲームを一戦必勝で戦ったことと同じように
火曜日からの９連戦は一戦必勝の最高の集中力で
とにかくカタチにこだわることなく
ゲームの“勝利”だけにこだわり
しがみ続けてほしいと思います。
首位を明け渡し、少しずつゲーム差をつけられていく
いわゆる“土壇場”になると
そこは既にチームや自分の成長の“機会”ではなく
切羽詰まった、行き詰った段階なのですから
どうしても積極的に勝利を追い求めていくより
チームの弱点や失敗にばかり不満や後悔の目がいき
なおのことその個人の、チームの特長や強さを
うまく発揮することが難しくなる時期が
ある程度の期間、続くことは覚悟しなくてはならず
今シーズンの“逆襲”はかなり困難を極めるでしょう。
そんな“土壇場”の状況になる前に
失敗のリスクを覚悟の上で自らの判断、決断でもって
“正念場”を自ら設定し、その短期的な目標に向かって
前向きな“成長の機会”として最高の集中力で向かえるか。
ちょうどオールスター前の９連戦は
現在４位のファイターズ、２位のマリーンズ、そして
３位のファイターズとのそれぞれ３連戦となります。
ひとつ、自分で自分に“積極的に”負荷をかけて
積極的に一戦必勝を狙っていってほしいですね。
こうやって自ら“正念場”を設定し挑戦すれば
“土壇場”で行き詰まり問題解決に追われ続け
東奔西走する状況に追い込まれることに比べ
例え挑戦に失敗したとしてもその中で学ぶことは多く
そして傷口も大きく広げないですむでしょう。
今シーズンのライオンズは交流戦の終盤に
１度、自ら“正念場”を設定しましたが
さて、次の“正念場”はいつ、どんな状況で設定してくるか。
この辺りの首脳陣の戦略立案と
それを選手たち全員にうまく浸透させ
モチベーションをぐっと持ち上げる
“パフォーマンス”に期待したいところですね。
