go retro ; sensation "RED" | Peanuts & Crackerjack

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今日のライオンズはいわゆる "retro look"
“赤い旋風”と呼ばれた太平洋クラブ時代(1973-76)の
赤と白を基調とするユニフォームを身にまとい

ゲームに挑んできました。

西鉄時代の“黒”から西武時代の“ブルー”への間の時代、
それは球団とそしてパ・リーグ全体との存続の危機の時代で

その中でライオンズはあれこれと画期的な打開策を
数多く試行錯誤し、なんとか球団としての存続を守り

クラウンライター時代へ、そして西武時代へと
バトンを渡すことに成功したそうです。

当時では画期的ともいえる
ネーミングライツによる資金難のカヴァー、そして

NPB初となる原色の“赤”を採用したユニフォームや
ユニフォームの胸にも背番号ならぬ“胸番号”を付けた
いわゆるアメリカン・フットボール型ユニフォームなど

伝統や慣習などにかまう余裕がなかったことも功を奏し

野球というゲームは球場に多くのファンをひきつけ
足を運んでもらって観戦し楽しんでもらうものという

その原点たるファンへのエンターテインメントを
ひたすらしゃにむに追及していった時代。

残念ながら西武時代になると資金難も解決し
そこから長い年月の間、ファン・サービスよりも

如何にして常勝チームとなるかにより重きを置いた、
そんな球団運営へと舵を戻していくことになりますが

それでも太平洋クラブ・ライオンズが
切り開きその種をまいたものは

野球というゲームの原点を的確につくものであるだけに
あるものは継承されあるものは時代を経て再度見直され、

今のライオンズの選手たち、首脳陣はじめ関係者、
そしてわたしたちファンが大いに感謝するべきものが
数多くあることは確かでしょう。

さて、今日のゲームでは
昨年の8月21日マリーンズ戦
10月3日イーグルス戦のように1シーズンに数度ある

ライオンズ先発の帆足さんが
初回からまったく制球が定まらず大量失点を喫し
イニングをまったく消化できずに降板するパターン。

初回は2点をとられた後開き直ったかのように
プレートの左右の幅を広くというこれまでの制球よりも

腕を振って“活きた”ボールを右打者の内角へ投じて
打ち取っていく基本に戻るかのような投球で
その後を犠牲フライの1点で抑え4回までいきますが

5回には左打者の後藤選手に対し死球をあたえ
ベンチが空っぽになりフィールドで首脳陣がもみ合い

そして警告試合が宣言されたあと

右打者のカブレラ選手を空振りの三振で打ち取り
次の左打者のT-岡田選手に対し
2アウト2ストライクまでいきながら

3ランHRを浴び再度のビッグ・イニングを献上、


次の北川選手のソロHR後に降板となりました。


制球もままならない、そして右打者のように
それでも抑えられる武器もない左打者と対する場面、

警告試合で内角をつけないのならば四球覚悟、そして
次の右打者北川選手との勝負を視野に入れて

外角の慎重な出し入れが何より求められる
今日一番の勝負どころだったはず。

2009年度帆足さんの被打率は
右打者.285、左打者.256でしたし

今年の左打者に対するここまでの被打率.301は
意識し過ぎの泥沼だろうとは思いますが

制球が思うようにいかないときの左打者に対し
自信をもって投げこめるような対策も

ここまでくると考えておく必要がありそうですね。

次の帆足さんの登板を楽しみにしたいと思います。

さて、5回までに7点差をつけられたライオンズですが
その後6回のGGさんのソロHRで1点を返すと


その後上本さんの二塁打でもう1点を奪い
7回にはGGさんのシングルと原さんの死球で1点ずつ、

そして8回にはヤスさんのソロHRで1点と


計5点を奪う攻撃を魅せてくれました。

他にも1回にはヤスさんが盗塁も魅せてくれましたし

相手となるバファローズも数多くの素晴らしい守備で



何度も魅せてくれました。

球場に足を運び観戦するファンたちに対し
すべてのゲーム、勝利を魅せることは不可能です。

どんなに常勝を誇るチームでも3割は負けるのですから
そんな勝利をプレゼントできないゲームにおいて

選手たちはファンに何を魅せプレゼントし
楽しんでもらいまた足を運んでもらうことができるか。

今日のゲーム後半戦のライオンズ攻撃陣は
まさに“赤い旋風”のごとくその様々な魅力を発揮し

最後まで大いに楽しませてくれたと思います。

さて、明日はどんなプレイで“赤き”ライオンズは
わたしたちを“魅せて”くれるだろうか。

楽しみにしたいと思います。



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