defensive woes | Peanuts & Crackerjack

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$ピーナッツとクラッカージャック-BS20100424

今日もミンチェさんが横の揺さぶりで
なんとか6回先頭まで自責点3でのりきれば

リリーフ陣がなんとか序盤のリードを保ったまま
クローザーのシコースキーさんにつなぎ

最後はシコースキーさんが最後のアウトをとって
ゲームの勝利を確定させました。

一方攻撃陣に目を向けると
今日は5番ブラウンさん以降の下位打線で
9本すべてのヒットを稼ぎだすなど

脇を固める選手たちの活躍で得点を奪っていった、
そんなゲームでした。

もっとも、当たりが良すぎて
得点には至りませんでしたが

ブラウンさんは2回に剛也さんを2塁において
センターへライナー・シングルを放つなど
クリーンアップのしごとをこなしていますね。

クリさんは、そろそろナカジさんの打撃が、
そして存在が恋しくなる頃でしょうか。

ランナーを還すという大役もゲームを重ねて
少しずつカラダが、メンタルが、じわじわと
疲労を蓄積しつつあるかもしれませんね。

予定ではおそらく3番は明日のゲームまで、
滅多にない将来につながる貴重な経験だと思って
じゅうぶんに集中して、ランナーを還す役割を
楽しんで、満喫しきってください。

さて、今日はさすがに剛也さんの守備に
触れざるを得ない状況になってきています。

ここまでも既に7つのエラー、
特にこの6連戦の遠征ではここまで5戦で4つ、

21日に3回裏に1アウトランナー1塁で、
22日に2回裏に2アウトランナー1塁で、
23日に1回裏に1アウトランナー2塁で、
そして今日は6回裏に0アウトランナー1・3塁で


エラーを犯してしまっています。

更にはエラーにはならないものの
拙い守備でヒットにしてしまったケースも見られます。

もちろん、わたしはゲームの勝敗というものを
1球の勝負だったり、1つのエラーであったりに帰し
その選手だけを褒め称えたりこきおろしたりするのではなく

むしろそんな1つのプレーで“流れ”を作られ変えられて
ずるずるとひきずって大量得点となることのないように

チームの軸となる中心選手には
そんな場面だからこそ常日頃のちからを発揮し
最少失点にまとめていくべきだと考えます。

実際、今日を含めこれまでの剛也さんのエラーは
まるで投手陣も始めから織り込み済みかのように
大きな動揺なくきっちり最少失点にまとめてきており

さすがはチームの軸たる選手たちのしごとだと
最大限の拍手を贈るべきなのですが

そのエラーも連続で4ゲーム目となり
さらには今日は①終盤の中継ぎ陣登板の場面であり
②直接得点に結びついてしまうエラーであったことは

剛也さん自身にとって悪循環にはまりつつある
そんな状況に見受けられます。

もちろん、エラーをしようと思ってする選手はいません。

問題は、剛也さんが守備に対して不安を抱えたままで
ずっと三塁手の守備についており

その迷いがここぞの厳しい場面で顔をのぞかせ
カラダの焦りや萎縮をひきおこし

キッチリとれるアウトをとりたいという強い思いに反して
まるで魅入られたかのように
エラーを犯しているのではないかということ。

とにかくランナーがいる場面で
いずれもエラーを犯しているということは

捕球の際にアウトを取りたいという強い思いが先走り
どこに投げるか、ということがその一瞬に頭を駆け巡り

捕球の際に、捕球してから実際に送球するまでの間に、
絶対に失敗はしたくないという強い思いから
逆にカラダがぎゅっと縮こまってしまい
いつもの守備の一連の動作ができないのでしょう。

そして、その“犯してはならない”と
自分でもじゅうぶんすぎるほど理解しているエラーを

その想いに反して犯してしまうことで
更に守備に対する自信を失い、更に失敗を意識しだし

その後も重要な状況であればあるほど
魅入られたかのように身体が硬直し萎縮し
エラーを重ねることになってしまうのでしょう。

また、ここまでエラーが連続すると
そのイライラ、焦り、不安が当然打撃にも影響し
打席においても憂いなく集中して
じぶんの重要なしごとに専念することができなくなります。

あっけなく三振を喫したり、ミスショットを連発したり、

そしてまたそのイライラが剛也さんの打撃に、守備に
その持てる力を最大限に勝負の場面で発揮することから
大きく妨げるでしょう。

もちろん、対処法は本人も首脳陣も
じゅうぶんよくわかっていることと思います。

ここ数試合の遠征では毎日のように移動続きで
ホームでじっくり戦えている時に比べ
なかなか思うようなトレーニングや準備ができず

そんな不安やイライラ、焦りを
じゅうぶんに解消することができていないまま
毎日のゲームに出場し続けているのだろうと思います。

今日は終盤、一塁手へと守備変更するという
一種の緊急措置がとられていましたが

明日のゲームもまた移動で
神戸での13時スタートのゲームですから
この1日で剛也さんの守備に対する恐怖心を
じゅうぶんに払拭するだけの準備はおそらく難しいでしょう。

そして明日のライオンズの先発は帆足さん、
グラウンドボールが三遊間へ
数多く飛んでくることが予想されます。

そして慣れない天然芝のスカイマークスタジアム、
ドームではなく(おそらく)晴天のもとでの日中のゲーム。

ライオンズ首脳陣の明日の剛也さんの起用法にも
じゅうぶん注目ですね。

剛也さんには明日の試合が終わってから
火曜日のマリーンズ3連戦までの間に

自分が納得し、満足するまで
じゅうぶんに準備を積み重ねてほしいですね。

そして何より一振りで豪快にフェンスを越えていく、
そんな一発をはやく魅せてほしいと思います。



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