サポートで関わっている介護予防運動教室で、参加されている方の最高齢は93歳。(私のほぼ倍)

 

同じ教室の83歳の方に、「あなたは、まだまだ若いわよ」と言って、笑いを誘う、頑張り屋さんです。

 

「耳は遠いし、目もよく見えないのよ」と言いながら、私の腕をつかんで、「あなたはまだ20代でしょ」と言ってみたり、「耳栓(補聴器のこと)はあるけど、邪魔だから家に置いてきたの」と言って、「使うの今でしょ!」と周りから突っ込まれたりしてる、アイドル的な存在。

 

でも、「人の手を煩わさずに、コトッと死にたい」という言葉だけは、年齢が年齢なだけに、誰も笑えず・・・。

 

 

 

 

そんな頑張り屋のSさんは、所作が誰よりも美しいです。

 

背筋を伸ばして、脚を閉じて座るのは当たり前。膝の上で重なった両手は、とてもエレガントです。

 

次々と動けなくなる同世代のお友だちが、口をそろえて言う後悔が、「もっと運動しておけばよかった」 というのを聞いて、その上で、こうして日々努力されているのを目の当たりにすると、いかに自分が上っ面しか理解してなかったか・・・。恥ずかしくなります。

 

 

 

 

Sさんのような90代を迎える自信はないし、そもそも、そんなに長生きしないと思うけど、とりあえず今は、「ちゃんと」動いておこうと思います。