● 『上達する』レッスン
正しいバレエで本当の上達を。
京都市のバレエ・ベーシック三井です。
ボリショイバレエ学校で
教鞭を取られていた
恩師のレッスンを見ていて
バレエ観が変わったことを書きました。
もうひとつ、
恩師の『本物のバレエ教育』
を見るまで、
知らなかったことがあります。
それは
(プロ育成クラスでは)
振りを変えない
毎回、同じ振りをする。
毎回、新しい振りを出さない。
出された振りを
『完璧に』できるようになるまで
繰り返す。
毎回新しい振りを出されて
…というクラスがほとんどかと思いますが
覚えるだけで精一杯
細部まで意識することなんてできない
なんてことはありませんか?
…なんてことがないように
恩師のプロ育成クラスでは
振りを『覚える』
必要がないように
順番のことを考える
必要がないように
一度出された振りを
2ヶ月くらい
繰り返していました。
振りを出された始めは
もちろん、
生徒たちは『覚えること』に
エネルギーを使います。
そして
『気をつけるべきこと』
を叩き込む。
そして
『気をつけるべきこと』を
ひとつも忘れないように
完璧に振りを行う。
振り自体(=順番)
のことを
考える必要がないので
気をつけるべきこと
意識しなくてはいけないこと
に集中して
レッスンをすることが
できるわけですね。
画像出典:Leningrad's Ballet
John Gregory / Alexander Ukladnikov 著
だから脚の高さも、身体の向きも、顔の向きも
全員が完璧に仕上げることができる
実はこれは
ロシアのプロ養成の
バレエ学校も同じ。
そりゃ、ボリショイの先生だったから
与えられた課題を
『完璧に』仕上げることにより
例えば
プリエで
しなければならないこと
ジュッテで
しなければならないこと
など
『しなければならないこと』
が必然的にできるようになり
プリエなり
ジュッテなりで
作られる筋肉が
育っていく。
筋肉が育つから
他の振りの中でも
使えるようになる。
…なんてクラスが
あったらいいな〜、
と思うのですが
日本の現状だと
難しいかもしれませんね。
受講生の方は
今日はどんな振りなんだろう
と楽しみに来てくださって
いるかもしれませんし、
毎回同じ振りなんて
飽きてしまうかもしれないし
皆が皆
『完璧』まで追い込みたい
と思っているわけでは
ないかもしれないし
だって『プロ育成クラス』のメニューだから
途中から入会する方や
スポット利用の方が
戸惑われるかもしれないし…
だって順番を出してもらえずサクサク進むから
今では
オンライン・レッスンで
上記のようなことは
あまり考えず
好き放題、もとい
メンバー様達の
上達に必要なことだけしている
バレエ・ベーシック、
そんな
上達するための
プログラム・レッスンを
オンラインのグループで
してみようかな〜
と思っています。
プログラム・レッスンって
年間でプログラムを
組まなければならないので
発表まで少し時間がかかりますが
出来上がったら
ご案内しますので
楽しみにしていてくださいね
良い一日をお過ごしください
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