● スス(5番ルルベ)で気をつけるべきこと
正しいバレエで本当の上達を。
京都市のバレエ・ベーシック三井です。
5番ルルベ
スス?シュス?フランス語できない
ロシアでは『5番ルルベ』ですね
日本で習っていた時と
ロシアとの
大きな違いを2つ
書いてみようと思います。
ひとつ目は
5番プリエ→ルルベに立つ時
お尻を後ろに出さずに
鼠蹊部を
前に押し出し伸ばして
立つ
前に壁があったとしたら
鼠蹊部を伸ばして
ピッタリ壁につけるつもりで。
左:壁(ピンクマーカー)にピッタリつけるつもりで!
右:鼠蹊部が折れて、お尻も出ています
…左は色々ゴチャゴチャ線があってごめんなさいね〜
気にしないでください、参考になるものがあったら
参考にしてください。
分からない線があったら聞いてください
これは
『股関節を伸ばす』とも
同義語なのですが
『股関節を伸ばして立つ』は
日本では
ほとんど聞いたことが
なかったです。
『鼠蹊部を伸ばす』
くらい言ってくれる
先生はいるかな?
でも
5番ルルベでは
本当に聞いたことが
なかったと思います。
立っている時に
『股関節を伸ばす』
ことについては
本当に一度も聞いたことがなかった。
アンデオール、
『開く』『回す』ばかり。
これでは
お尻の筋肉は働かないし
片脚で立った時
軸もできません。
根本的なことなのに
なぜ言われないのだろうと
思います。
5番ルルベで
気をつけたいこと
ふたつ目は
膝を伸ばすことを頑張ると
カカトが後ろを向く

=さらばアンデオール

アンデオールを
優先させたいんです。
アンデオールをMAXして
膝は伸ばせるだけでいい
恩師も言っていました。
「膝を伸ばすのは最後」と。
色々できるようになった後、という意味
膝を伸ばし切ってしまい
カクッと骨盤が傾いてしまう
鼠蹊部が引けてしまう
ケースがなんとも多い。
バーのプリエで
上がる時から。
これまた
お尻の筋肉を
鍛えることができない。
もっとも
以前は
25年くらい前?
お尻の筋肉は固めない
お尻の筋肉は使わない(??)
と言われていたような…?
結構、
『膝は伸ばさなくていい』なんて
衝撃を受けるのではないかと
思うんですよ。
でも、
特に私の子供時代は
『形』(完成形)ばかり
真似して
『本質』
『本当にやらなければならないこと』
が抜けたレッスンだったように
思いますねー、、、
『本質』
これも恩師がよく使っていた
言葉です。
もちろん
日本のレッスンで
一度も聞いたことは
ありませんでした。
完成形に持っていくために
『本質』を大切にしながら
様々な優先順位で
レッスンを進めていく。
そのためには
ある時期には
膝が曲がっていたり
ルルベが低かったり。
そんなレッスンなんですよね、
私がロシア語で見聞きしてきたのは。
『本質』を優先させて
レッスンしていくから
本物になる。
本物の動きになる。
そんなレッスンを
これからも
していきたいと思います

良い一日をお過ごしください
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