正しいバレエで本当の上達を。
京都市のバレエ・ベーシック三井です。
うさぎのおまんじゅう
娘のお友達からいただいたのですが
南禅寺の近くの和菓子屋さんのもの
美味しかったです
さて、
『技術』か『表現力』か
ダンサーは
おおまかに言って
2タイプに分かれます。
テクニック的には
未熟だけど
表現力に溢れ
『魅せる』ことに長けているタイプ
表情や表現は
控えめだけど
技術的に安定しているタイプ
両者の長所が
合わさると
素晴らしいのですが
合わさることは
珍しく、
稀に
両者の長所を
持ち合わせる
ダンサーが
ロシアでは
人民(功労)芸術家
の称号を得るのです。
だいたいの
ダンサーが
どちらかのタイプに
当てはまる。
…どちらがいいですかね?
バレエを踊る者として
バレエは心で踊るもの
…と基本的には
考えているのですが
どちらかと言えば
表現力に乏しくても
技術的に安定している方が
いいですね。
…なんで?
これは
私がかつて
技術的に弱く
今もですが…
表現やインスピレーションに
ある意味
逃げていたから
そう思うのかもしれません。
やはり
基礎に基づきながら
テクニックを身につける
努力をし、
日々
基礎に忠実に
レッスンを重ねることで
着実に
上達していくことが
できますし、
何より
怪我をしづらく
安全です。
元々
表現力豊かな
タイプだった私は
感情の高ぶりに
身体がついていけないことも
多く、
跳ぶだけ跳んで、着地ができない、とか
本当に
怪我が多かった
怪我をすると
レッスンできない
期間が発生しますから
その間
地味に地道に
レッスンを重ねていたら
どんなに良かったか。
画像出典:1994年(?)くらいの朝日新聞連載
『ダンスの現場 魅惑のとき』
アルティナイ・アスィルムラートワ
前ワガノワバレエアカデミー校長
もちろん人民芸術家!この方にも本当に憧れました。
こんな筋肉をつけたい…
もちろん
踊る心を押さえろ、
というつもりは
全然ありません。
でも
長い期間
健康に踊るためには
派手じゃなくても
華がなくても
地道な努力を
続けるつもりで
毎度のレッスンに
臨んだ方がいい。
例えば
タンデュのたびに
お尻の下を働かせた
5番に戻す。
プリエは
膝を開いて
カカトを踏む。
プリエから
上がるたびに
お尻の下が閉まる。
フォンデュは
カカトが床を踏む。
クドゥピエの位置を守る。
こうした
本当に細かい
基本的な約束事を
守ること。
これら細かいことって
ちょっと動きが
複雑になったり
テンポが速くなったり
すると
そちらに気を取られ
約束事なのに
守らない。
本当に
複雑なこと
難しいことが
できるようになっていきたいのなら
こうした
約束事は守らないといけない。
続けていけば
自分の身体を守ることにも
なるのだから。
…と
とりわけ
『大人のバレエ』については
思うのです。
…とはいえ
限られた時間、
何に使うかは
その人の問題なんですけどね〜…
もし
30年前に戻れるなら
こうした地道で着実な
向き合い方をしたいかな
良い一日をお過ごしください
*******
※初回無料!!
【オンライン・レッスン(個人)】