正しいバレエで本当の上達を。
京都市のバレエ・ベーシック三井です。
初めての京料理、デザート編
…デザートが来る頃に
娘がお腹が痛くなり(食べなれないせい?)
トイレに付き添い、
戻った頃にはあったまってしまって…
さて
『本当に』上達するレッスン
『理想のレッスン』って
ありますか?
私の考える
『理想のレッスン』は
①教授法に則り
しかるべきことを
しかるべき順序で習得していくこと
②身体能力を底上げし
バレエ仕様に身体を改善する
トレーニング
①②の両方が揃って
初めて『本当に』
上達していくことができる、
と考えています。
①教授法に則り
しかるべきことを
しかるべき順序で習得すること
これは
よく算数に例えられるのですが
九九を覚えて
掛け算を習って
割り算を習う
という順番ですよね。
九九を覚えていないに
因数分解とか
できないじゃないですか。
同じように
例えば
デヴェロッペを習うには
正しいクドゥピエを習得し
ルティレへの上げ方を習得し
ルルヴェ・ランを練習して
デヴェロッペへと進めていきます。
正しいクドゥピエを
習っていないのに
デヴェロッペして
アンデオールできない…
となっても
仕方ないのです。
画像出典:Leningrad's Ballet
John Gregory / Alexander Ukladnikov 著
正しいプリエ、正しいクドゥピエ、
正しい45°が出来て、『フォンデュ』ができる
②身体能力を底上げし
バレエ仕様に身体を改善する
トレーニング
こちらは
柔軟性、可動域、筋力などを
高めるのはもちろんですが、
①のレッスンをしていても
どうしても
ついていけない、やりづらい
ということが
出てくるんですね。
脚が上がらない、とか
膝が開かない、とか
カカトが前にならない、とか。
①のレッスンは、いわば
『バレエ向きの身体』を
想定したカリキュラムなので
トレーニングで
バレエ向きでないところを
矯正したり
弱いところを強化したりして
①のレッスンに
ついていけるようにする
必要があります。
実際、
ロシアのバレエ学校でも
100%バレエ向き、
なんて人はおらず、
皆、
クニャーゼフの体操を
レッスンと平行して行いながら
日々、身体をバレエ向きに
改善しながら
レッスンしているのです。
先日、
とあるワークショップに
参加されたメンバー。
もちろんバーとセンターレッスンは
スクエア優先でしたから、
そもそもの身体能力を上げるのが
プレバレエなんだろうなと思います。
実際に
『プレバレエ』と『レッスン』の
両方を受講されると
このことが
実感できると思います
バレエ・ベーシックでも実に色々やりました
①②の両方が
揃っている環境は
現状、とても少ないと思います。
私が知らないだけだったらごめんなさい
①を行っている
お教室はありますし
②を行っている
お教室もあります。
でも①②両方が
揃っているお教室は
少ない。
更に問題があって
①の教授法に則ったレッスンは
あくまで『全日制バレエ学校』を
前提としたカリキュラムなんです。
だから
日本で教室を開いていた
恩師は
絶対的に少ない
レッスン時間で
何とか生徒の身体を作ろうと
ロシアでは
1年生の半年間
両手バーのところ
1年間かけて
両手バーで
強い脚作りをされていましたし、
また
他の先生は
身体的条件を満たさない生徒が
5番ポジションを作っても
鼠蹊部が折れ
5番ポジションの
本質を満たさないため
3番ポジションで
レッスンを進めたり、
先生方は
環境や
生徒達の置かれた
状況に応じて
バレエの本質を守りながらも
その環境において
実現可能な工夫をし
独自のカリキュラムに作り替え
バレエ教育を
実践されています。
ここが
最大のポイントかも
しれませんね〜
ロシアのように
週6日、1日4時間、9年間
というような
条件が決まっていれば
教授法のガイドラインも
できるのでしょうけど、
なんせ、
教室も生徒さんも
背景がさまざまなので
教師達は
最大限実現可能な
カリキュラムを
作らなくてはなりません。
生徒側で
できることとしては
できる限り
①②を揃えられるよう
レッスンを選択し
組み合わせることかと思います。
…なんだか
今日は
重い感じに
なっちゃったかな?←アナタの体重がね
楽しみながら
工夫して
最善のバレエライフを
作りたいものですね
…今日の話には
バリエーションとか
舞台とか
そういう要素は皆無でしたね。
はぁ、バレエって
やることたくさんあるわ〜
良い1週間をお過ごしください
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