● バレエの『冷静』と『情熱』のあいだ??
正しいバレエで本当の上達を。
京都市のバレエ・ベーシック三井です。
『冷静と情熱のあいだ』
という小説がありましたね。
はぁ〜、青春
江國香織氏と辻仁成氏による
月刊誌での交互連載という
面白い手法で
書籍では
江國氏がRosso
辻氏がBlu
と分けて刊行されています。
…あまり内容は
覚えていないのですが
お洒落な
甘いような切ないような
感覚だけ残っています…
アマレットを覚えたことだけ覚えています
さて、
バレエでも
『冷静』と『情熱』のあいだ、
と感じることがあります。
そう、
『技術』と『表現』
全体的に見ると
『技術』に意識を多く向け
『表現』(気持ちを乗せて踊る)
ことの方が苦手…
という方の方が
多いような気がします。
私は本来
技術的に弱く
表現過剰なタイプ
熱苦しい
両立させるのは
なかなか難しく
技術のことを考えれば
表情に乏しくなり
表現のことを考えれば
途端に技術面が弱くなり
安定性を欠くようになります
全身をチェックし
コントロールしながら
一方
感性豊かに踊る
そんな風に
自分の中に
二面生を持ちたいものですよね…
画像出典:
30年位前(??)の朝日新聞の連載
『ダンスの現場 魅惑の時』
脚は強く、手や指、表情は柔らかく…
理想ですよ、理想〜
アスィルムラートワ前ワガノワバレエ学校校長
元々
気持ちばかりで
フワフワ踊っていた私でしたが
捻挫が絶えなかった
恩師の元
正しいバレエを
積み重ねて行ったら
技術面も気をつけながらも
見ている人に
『良かった!』と
気持ちが届くように踊れるように
なったんです
結論から言うと
いわゆる
『引き上げ』
なのかな、と思いますが
正しく『引き上げ』ができていると
『引き上げ』という言葉は
最近議論されているので慎重に使う
『俯瞰的』な感覚が
出てくるんです
頭で
同時に
全身を隅々までチェックし
コントロールしながら
かつ
心にも
踊りに込めたいものを感じる。
観客に届けたい
想いを抱きながらも
俯瞰的なので
舞台空間を計算したり
仲間との距離を調整したりする
冷静さも持ち合わせている。
『引き上げ』のおかげで(?)
優しい気持ちで
落ち着いて踊ることが
できるようになっていった
ように思います。
なんで
『引き上げ』をすると
俯瞰的な感覚になるのか
不思議でしたが
ヒントが
ヨガにありました。
ヨガにバンダという
『引き締め』の概念があるのですが
代表的なものが
3つあって
喉の引き締め ジャーランダラバンダ
お腹の引き締め ウディヤナバンダ
骨盤底筋の引き締め ムラバンダ
この3箇所を引き締めていると
体内のエネルギーの質や分布を
調整することができ
エネルギーが保持され
心のバランスが取れるんですって
つまり
適切に身体を動かすことができ
かつ心は穏やかな状態
この3箇所の引き締めって
バレエでいうところの
のど元のくぼみ
ザ・『引き上げ』(お腹)
みぞおち・肩甲骨の下を含む
↑だからチュチュの胴体部よね
『下のお尻』
のことじゃない…?
実際
バレエ・モード(つまり『引き上げ』)
でいる時って
なんか頭もスッキリして
いいのよね←完全に自分のハナシ
ヨガに話を戻せば
ヨガって
健康やシェイプアップのために
する方も多いかもしれませんが
ヨガの最終的な目的は
瞑想であり
自身の中の調和と
外界との調和なんです。
『引き上げ』が
ヨガにも共通する
身体の使い方なら
自身内部の調和や
周囲との調和も
可能となり
なんだか
人生において
いいことがたくさん
ありそうじゃない?
…私も昔
『引き上げ』は間違ってる論
にハマりましてね、
ただお腹を引っ込めて固めているだけだと
最近さらに
お腹がポッコリ出がちなので
ちゃんとバレエ式に立つと出ないんですよ〜!!
気をつけようと思います
(バレエ式に)ちゃんと立っていると
お腹に溜まりがちな
怒り不満など
抜けていくかもしれませんね
それでは
良い週末をお過ごしください
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