生徒をよりよく導く指導理論とは? / オペラ座マーク先生 指導者コース1日目 | 藍衣色日記 ~バレエを通して美しく生きる~

藍衣色日記 ~バレエを通して美しく生きる~

ラ・クラシック全国バレエコンクール実行委員会 / Le Studio主宰 / バレエ解剖学に基づいた体の使い方やバレエを通して美しく生きるためのあり方、レッスンメモや観劇、日常。Ai Ballet Academyではパリ・オペラ座バレエ学校教師によるWSを開催。

 
 
伊藤藍衣ですピンク音符
 
 
マーク先生講習会も早くも4日目が終わりました。
 
残すところあと3日。
始まれば早いものです。
 
 
 
さて、昨日の指導者コース初日の様子です。
 
 
↑垂直性とアンドゥオールは永遠のテーマ
 
 
 
今回もたくさんの先生方にご参加いただいています。
 
リピートされる方も多くて嬉しいです。
 
最初にオリエンテーションで自己紹介などしていただくのですが、
真摯に生徒たちのことを考える方ばかりで胸が熱くなりました。
 
 
 
 
指導者同士がニュートラルに話をできる場所になるように
先生方と関係を育んでいけたらいいなと思っています。
 

 

 

指導者のためのバレエ解剖学では

まずは全てのベースの呼吸から。

 

 

腹式→胸式で

しなやかで強い体幹を作るベースを整えていきます。

 

 

 

 

 

 

そして足のアーチの話をしつつ、

子どもの成長過程の時期別アプローチの仕方や

パフォーマンスピラミッドの説明など、

先生方がマーク先生の指導法を学んだ後に

ご自身の生徒さんたちに応用させる時の軸になるようなものを

お伝えしたつもりです。

 

 

それを元に、明日はもっとコアな話をしていきます!

 

 

 

 

解剖学は本当に使いようです。

 

知識を知っているだけではどうにもできなくて、

それをどう使うかにその人のセンスやあり方が問われます。

 

 
私はなるべく最小限の労力で最大の結果を出し
バレエで苦しむのをさっさと卒業して
楽しんで踊れるようになるために使いたいと思っています爆  笑
 

 

 

 
 
バレエテラピーは解剖学や
コンディショニングの知識なしにやろうとすると
正直言ってかなり苦行、、、笑い泣き

 

 

 

 

10代20代の私にもっと楽にできる方法があるんだよ!
と本気で教えてあげたかったです。
 
 
マーク先生が仰ることを守りたいのに
全然言うことを聞いてくれない体。
 
 
そんな自分に嫌気がさして、
バレエも自分も大嫌いでした。
 
 
なんならマーク先生も嫌いだ!とすら思う時期もありました(笑)
 

 

左右差が強く

良い状態とは言えない体をスタート地点にして

 

知識も経験もないままに

マーク先生が仰ることを達成するには

 

体を型に押し込めなければならない

と思い込んでいました。

 

 

苦しくて辛くてしんどいところを一生懸命こらえて、

つらい、つらい、つらい

という過程を通ってやっと動けるようになって。

 

でもすぐに元の体に戻ってしまう。

 

 

だからまた

つらいつらい過程を通って、、、

 

 

でも、いつまでこの苦しさを続ければいいの?

 

年をとったらできる気がしない、、、

 

どうしたらいいんだろう、、、
 
 
 
そう思ってあちこち探していた時に、
ロルフィングに出会いました。
 
 
そこには、自分の感覚で知っていたことを肯定する論理的な知識があって、
一つ一つ、感じてたことは間違ってなかったんだ、と安堵しました。
そして、自分を認められるようになりました。
 
それは自分の存在意義を取り戻すような
ないばっかりだと思っていた自分の中が満ちていくような時間。
 
 
そうしてしばらくしてからマーク先生の指導に立ち戻ると、
今まで見えなかった合理性や理論がつながっていき
どんどん腑に落ちるようになりました。

 

 

先生の理論と私の中の感覚がつながっていって、

そうしたらもっと教えることが楽しくなりました。

 

 

 

 


一人一人、からだは違うから

全員に同じことは言えないけれど

理論を持っているとそれを軸にして応用できます。

 

だから、指導者は学ぶ責任があるし、

学んだものを実践して応用できるまで持っていく必要があるのです。

 

 

でも、その理論が間違っていたら

応用も正しくできません。

 

信念を持って、

本当の指導法を惜しみなく伝えてくださる

マーク先生を尊敬していますし、

私はその素晴らしい指導を多くの方に伝える仕事を担っているんだなと

改めて頑張ろうと思いました。

 

 

 

↑ロンドゥジャンの足の使い方をとても細かく説明してくださるマーク先生。

 
 
 
 
と、全然クラスの様子でないブログになってしまいました不安
 
けど続けます。
 
 
 
 
オリエンテーションで話題に上がったように
エリート養成のためのバレエの訓練法と
趣味で週1、2回のバレエ練習法は
かなり違うのです。
 
 
私としては、
マーク先生のプロのダンサーを育てるための方法を元にして、
プロも育てられるだけの理論があって
そうではない生徒たちにも適用できる指導法をお伝えしていきたいと思っています。
 
(そう言えば、早稲田時代のゼミでは私の理論があやふやだったので
そんなのあり得ないと指摘をいただきましたが、今は自信を持ってあり得ると言えます。)
 
 
 
バレエを踊るということは
引き上げ・ターンアウトなしには成り立たなくて、
そこはプロを目指すのであれ趣味であれ
どちらもやらなければならないところです。
 
でもアプローチが変わるのです。
 
 
今回のマーク先生の指導者コースを通して
さらに日本の環境と身体にあった指導法がまとまっていきそうです。
 
 
 
明日のペダゴジーⅡのバレエ解剖学は
かなりハイペースで話すことになりそうですが
きっと皆さんにとって有意義なお話ができるはず!
とワクワクが止まりません。
 
 
というわけで、明日もよろしくお願いいたします!
 
(今日は実技本当にお疲れさまでした飛び出すハート
 
 
 

ワークショップの様子は

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