ある人は魂の神秘を観て驚嘆し、ある人はその驚くべき神秘を語り、ある人はその神秘について聴くが、他の人々は聴いても全く理解できない。
＜ギーター２章２９節＞ あるがままの詩（Ｐ１８５）
魂の神秘を観て驚嘆する人はギーター学んでいる人であり、魂の神秘を語る事の出来る人は精神指導者であり、魂について興味を持って聴こうとす
る人は精神世界に目覚めようとしている人である、と言えます。
「自己とは何か、その目的はなにか」と言う、素朴でありながらも、いま生きているこの疑問に、その根本を徹底的に探究しようとする意識こそが、魂の
目覚めであると言うことです。
魂の真理を完全に知る事こそ己を知ることになり、魂の知識を持たずして、人間としての生き方を問うことはできません。
ギーターの２章は、魂の事について徹底的にその真理を説いています。
その根本真理は、魂は至上主神の極微部分（ママイヴァーンシャハ）であること、永遠不滅不壊であるが故に、不老不死不病でもあると、断言しています。
また魂は完全に個別性をもっており、そして至上主の直霊（パラマートマー）が常に同行してくださり、心臓に宿っているのです。
一般的に魂と言うと、個別魂だけしか頭にはありません、一番肝心な至上主の直霊（パラマートマー）が常に同行してくださっていることを、完全に見
逃しております。
この真理は非常に大事な事であり、つまり私達の過去や現在の行動だけでなく、何を想っているか、またどんな事を希望しているかも、全て分かって
おられると言うことです。
したがって、自分が何かをしようと思った事や選択の判断を迫られた時は、頭で考えるよりも心の奥底から湧き立つ想いに従うことです。
ギーターを学ぶには、精神指導者が絶対に必要になりますが、その様な時は必要に応じて、指導者と奇遇な縁が出来るものです。
魂についての知識を他人に分かりやすく説明でき、またその知識を精神的向上の糧として、充分に役立たさせることが出来る、精神指導者と出会うに
は、至上主の采配を得るしかありません。
あるがままの詩＜Ｐ１８５＞
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バガヴァット・ギーターはマハトマ･ガンジーが座右の書としたものです。
私は宗教団体には一切入っておません。
全て独学でギーターを身につけました。
私の主義は人を集めず、布施を求めず、去る者は追わず
私はその人の、自主自立、独立自尊を尊重します。
人生の意義を知り、本当の人間としての幸せを掴んでください。
バール・クリシュナ・フミオ