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2008-05-12 20:04:42

アエタ族支援事業終了のお知らせ

テーマ:プロジェクトニュース
 1999年のフィリピン事務局開設以来、9年間に渡ってバリウェット集落で活動してきましたアエタ族支援活動ですが、この4月をもちまして、終了することを決定いたしました。

 2005年までは、薬草による初期治療確立プロジェクト・ハーブ石鹸によるライブリフッドプロジェクト・果樹園や家畜栽培による青少年への技術指導プロジェクト・ハーブ栽培による所得向上プロジェクト・単発のインフラ整備プロジェクト(幼稚園・水道・コミュニティーホール)・ワークキャンプ等の各種プロジェクトを実施し、全て順調とは言えないまでも、徐々に成果も得られる状況が進んでいましたが、2006年初旬の住民間での紛争により、全プロジェクトが中断という問題が発生していました。
これは、バリウェットの住民でもある一部の平地系グループが、土地を狙いに武装して集落で略奪を開始し、住民の追い出しを始めたというものです。
そのため、問題発生以降から現在に至るまでは、紛争の解決への協力を最優先として、バリウェットから避難した約200名の住民への緊急支援・行政への問題解決の要請等を実施してきました。

 現在に至るまで、当会の住民の裁判所への訴えの支援・警察への要請等により、逮捕状の発行や警察による集落での捜索等ある程度の動きはありました。
しかし、問題の住民の拘束までには至らず、また、問題の根幹には政治的な問題・利権争い等の要素も存在し、問題の住民のみならず、そこに平地の有力者も加わっていること等もあり、問題の解決には至ることができませんでした。アエタ族への平地側の無関心という状況も問題が長期化した一因です。

 そして、このように問題が長期化した結果、本年度初旬より、問題の住民と和解し、集落にほとんどの避難住民が戻りつつあるという状況が顕著になってきました。避難した約200名の内、約150名が既にバリウェットに戻っているという状況になっています。
しかし、和解といっても、実際には各住民が受けた家屋や土地の被害への保障は全く無く、その保障を放棄して集落に戻らせてもらうという内容です。
実際には問題の解決と呼べるものではなく、今後も平地系住民によって同様の問題が発生することが予測されます。
また、昨年末には、拘束されるべきこの平地系グループが、逆に警察や軍のガイドとなって山中で活動しているという不可解な状況も見られました。
これに関しては行政からの状況説明は全く受けられず、現在に至るまで続いています。

 当会としては、問題の住民が何らかの法的な対応を受け、住民の安全が保障されてからの集落でのプロジェクト再開を計画していました。
しかし、上記のような状況から、行政の対応も期待できず、プロジェクトを仮に再開しても同様の問題が再発する可能性が非常に高いことが予測されます。

 このような状況、また、新たに昨年度より実施してきた茶樹栽培プロジェクトも協力者との合意に達せず終了となったこと、この2点より判断し、当会でのアエタ族支援事業を終了させていただくこととなりました。

 今後、集落の状況が改善され、当会も集落の訪問が可能な状況までに回復した際は、水道や小学校修復等の復旧プロジェクトは単発で実施していくことを検討しておりますが、明確なスケジュールが現状では確定できないため、アエタ族支援事業は一旦終了という形を取らせていただくこととなりました。
住民救援費用としてみなさまからご寄附いただきました資金の残金につきましては、この復旧プロジェクト実施の際の資金として運用させていただくことを考えております。

 問題の解決まで結果が出せなかったことを心よりお詫び申し上げます。
9年間、当会の活動にご理解いただきこれまでご協力とご指導を頂いてきましたこと、誠にありがとうございました。

現地調整員:門井 淳
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