インドネシアでは、4月17日に選挙がある。
5年に1回の選挙で、大統領と副大統領、議会議員(国、州、県、市)を選出する。
大統領候補は、ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ、現職)と プラボウォ・スビアント。
この2人は5年前の大統領選でも戦い、53%と47%で、ジョコウィが勝利した。
一昨日、不在者投票が締め切られた。
スタッフたちが選挙の話題で盛り上がっていたので
少し話を聞いてみた。
うちのスタッフは、かなりの割合でジョコウィ支持のようだ。
政治にそれほどの関心がある連中ではないから、偏りがあるだろうが
ざっくり、下記のイメージのようだ。
ジョコウィ
貧しい家庭の出身、零細企業経営者を経て政治家になった庶民派。
前大統領がやり残したプロジェクトを片っ端から片付けた、
実行力ある現職大統領。
プラボウォ
インドネシアきっての名家に生まれ、陸軍将校として名を馳せたエリート。
元大統領スハルトの娘婿。 ナショナリストで、暴力に寛容的。
強い指導者像をアピールしている。
なお、プラボウォ陣営の副代表候補が、バリ島において、
「豚肉禁止、ビキニ禁止、アルコール禁止」
という規制案を語ったこともあり、バリ島では猛反発をくらった過去がある。
この話を聞く限り、バリ島、そして我々にとっては、
ジョコウィの再選のほうがよさそうだ。
JETROの特集記事によると、両者の差は縮まってきており、
鍵を握るのは、投票率だという。
https://www.ide.go.jp/Japanese/IDEsquare/Eyes/2019/ISQ201920_014.html
これによると、投票率が高ければジョコウィが有利で、
低ければプラボウォが有利とのこと。
前回の大統領選でジョコウィを支えた関係者のなかには、ジョコウィに失望した人たちがいる。
ジョコウィが大統領になれば
・汚職の撲滅が進む
・過去の人権侵害事件の解明が進む
・自由で開かれた社会への道が開ける
期待していたが、ジョコウィは消極的だった。
ジョコウィの大統領就任で、インドネシアの民主主義がさらに進化すると
考えた人たちは、期待を裏切られたと感じている。
とはいえ、排外的ナショナリズムを掲げるプラボウォという選択肢もない。
そうなると、彼らは棄権するしかない。
投票率が下がるということは、ジョコウィの票が減ることになりそうなのだ。
5年前の投票率は70%。
さて、どうなるか。
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