３月１５日の「忙しいサラリーマンでもできる！？」リスク限定の株式投資セミナー」
の講師をやる長田淳司しから、個人投資家ら株式投資を始めるにあたっての
レポートが届いた。
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個人投資家と機関投資家の違い
株式投資を始めるにあたり、考えるべきなのは自分が置かれている状況だ。
多くの人は仕事をしながら株式投資を行う個人投資家である。
それはつまり、株式投資にかけられる時間と資金に制約があるということ。
その上で、どう取り組むのが有利なのか、を考えよう。
アベノミクスが始まった２０１３年。
日経平均株価は約６０％上がった。
しかし、個人投資家で利益を上がられたのは２０％の人だといわれる。
利益のほとんどは、プロと言われる機関投資家に持って行かれた。
素人がプロの餌食になったのだ。
情報も知識も乏しい個人投資家が、百戦錬磨の強者同士がしのぎを削る
株式市場で戦うにあたっては、株式市場において個人投資家が有利な点を
理解することが大切なのである。
個人投資家は、機関投資家と同じ土俵で戦ってはいけない。
彼らは株式の資産運用を仕事としてやっている。
朝から晩まで株式市場の動向を見続けることができ、動かせる資金も潤沢
投資環境も整い、データも人脈も豊富なのだ。
その彼らに勝つには、個人だからこそやれる手法で取り組んだ方が有利なのだ。
個人が有利な点、それを考えていこう。
１、投資期間が自由に設定できる
個人投資家は、余裕資金の範囲で投資しており、仕事で資産運用をしているわけではない。
だから投資期間は自由に決められる。
一年単位でのパフォーマンスで一喜一憂する必要はないのである。
だからいつ買っても、いつ売ってもいい。
一方、機関投資家は運用に際して年度でのパフォーマンスを求められる。
投資信託を見ても、パフォーマンスが優秀だというのが一つの優秀な商品の証になる。
常に年度を意識して資産運用しなければ話にならない。
だからどうしても時間軸に縛られた投資になるし、キャッシュポジションにして
おきたいと思っても、あまりにもダイナミックにキャッシュポジションを高める
というのは性質上許されない。
２、投資する銘柄の制限がない
個人は、上場している銘柄であれば自由に売買できる。
将来性を見越して、上場間もない新興市場株を長くホールドして、
企業の成長を応援しながら株価の上昇を享受できるのは
個人投資家ならではのメリットだ。
一方、大きな資金を運用する機関投資家は、ポートフォリオに組み入れる以上、
ある程度の時価総額以上の銘柄しか投資できないし、流動性が低い銘柄も売買しにくい。
つまり、将来性が高いとわかっていても買えない銘柄があるのだ。
３、細かい金額の銘柄に投資できる
株式投資では、ＩＰＯ・ＰＯ投資、株主優待、イベント投資など
細かい金額だけど儲かるネタがある。
個人の資金レベルでは、それらでもメリットがある。
機関投資家はお米をもらっても仕方がないが、個人投資家なら
その分家計のタシになるし、その分配当金をもらったとも考えられる。
投資資金が少ない有利性があるのだ。
個人投資家は上記の
①投資期間が自由に設定できる
②中小型株にも自由に投資できる
③細かくコツコツ稼げるというメリットを活かして、自分が有利な時に、
得意な型で勝負すべきだ。
では、具体的には個人投資家はどういうタイミングで、どのような型で
勝負すればいいのだろうか？
（つづく）
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