バリ島の現地法人では、管理するヴィラが増えているので、
いい人材は常に募集している。
スタッフ募集の方法は、現地の新聞広告、学校からの紹介など
いくつかあるが、一番いいのは紹介だ。
スタッフから「親戚で働きたい人がいるんだけど」という話があると、
原則として採用することにしている。
というのも、バリ人は親戚間のメンツを大切にするからだ。
紹介してくれたスタッフのメンツがつぶれないよう、
頑張ってくれるし、お金をごまかす、可能性も少ない。
スタッフが友だちを紹介してくる場合も採用はするが、
親戚からの紹介と比べると、友だちの場合は信頼度が落ちる。
友だちのメンツをつぶす奴は、意外に多いからだ。
下の写真は、スタッフが親戚同士。
予約スタッフ(ジャサ)- 会計スタッフ(妹)- セキュリティー(いとこ)
予約スタッフ(アリ)- 会計スタッフ(姪)
ハウスキーピング(メガ)- セキュリティー(夫)
会計スタッフ(デウィ)- 管理スタッフ(兄)
ウブドスタッフ(レポ)- ハウスキーピング(息子)
ハウスキーピング(ネンガ)- ハウスキーピング(弟)
まだまだいるが、よく覚えていない。
今回、ツーショットの写真を撮ろうとしたが、皆、照れてしまって、
表情が硬く、ロクな写真にならない。
親戚の紹介は、嬉しい。
ウチの仕事に満足している証拠だからだ。
ウチが採用するのは、基本的に経験か能力があり、若い人間が採用対象であり、
そういう人はそれなりに仕事が選べる状況にある。
だから、ウチの仕事に自信がなければ誘えない。
難しいのは上下関係だ。
会社の規模が大きくなるにつれて優秀な人を採用しやすくなった。
そうなると、後から採用したスタッフの方が優秀になる。
初期から会社を支えてくれた先輩社員より、後輩社員の方が優秀になっていく。
昇給・昇格をどうするか、難しい問題だ。
年功序列にすれば和気あいあいとやれるが、後からのスタッフを引き上げにくく
優秀なスタッフが辞めかねないし、かといって後輩を昇格されれば雰囲気が微妙になる。
特に親戚であればなおさらで、同じ仕事であれば、被紹介者が紹介者の給与を上回る
のは避けたい。
このサジ加減は難しい。
なので、できるだけ違う職種になるようにしている。
気の遣いすぎなのかな。。
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