「大阪冬の陣」に思うアマゾンや楽天の怖さ | ラブホ社長のバリ島海外不動産投資入門・成長株・暗号通貨の実践会!

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ホテル18軒、中学受験塾、おもちゃのECビジネスで成功し、貸ビル3棟、太陽光7箇所所有。海外も楽しそう!とインドネシア・バリ島で不動産投資、ヴィラ・別荘の建築・運営。
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昨日に続いて歴史の話になるが、

 

徳川家康は、自分に力が足りない段階では、下手に出ながら周囲を懐柔し、

 

調略し、じわじわと自分が有利な状況を作り、圧倒的な力を持ってから

 

手のひらを返し、天下を取った。

 


この圧倒的な状況を作ってから手のひらを返す、という手法は、

 

現代のグローバル企業の戦略にも通じる。

 

協力企業に対して、下手に出ながら仲間を作り、

 

一方で、エンドのお客に徹底的に安くて便利なサービスを展開し、

 

市場を独占する。

 

その先には、すなわちグローバル企業が天下を取った後に何があるのか。

 

 

楽天の場合では、彼らがネットショッピングのサービスを始めた当時、

 

まだ弱小勢力だった。

 

そこで出店者に極めて安く、その他にも有利な条件を提示し、規模の拡大を図る。

 

その後、圧倒的な力を持つと、態度を一変。

 

 

「楽天税」とも言われる、一方的な課金を出店者に押しつけるようになる。

 

しかし、その時点では、出店者は楽天に依存する状況が出来上がっている上に、

 

楽天に対抗できるサービスがないから、従わざるをえない。

 

楽天は、ユーザーを囲い込み、己の安泰を図るという目的のために、

 

出店者を犠牲にし、自らの身を痛めることなく、よりよいサービスを提供し、

 

さらに拡大し、圧倒的な力を持とうとしている。

 

 

アマゾンは、さらに上を行く。

 

アマゾンも徹底的にユーザーに優しい。

 

しかし一方で、出品者に対しては楽天と同様に手のひらを返した。

 

アマゾンが悪質なのは、出店者の販売実績のデータベースを元に、

 

儲かる商品があれば、出店者と競合してでも自ら仕入れて販売することだ。

 

アマゾンは、出店者という一方のお客を儲けるために裏切った。

 

 

運送業者などの取引会社に対しても徹底的に厳しい。

 

佐川急便がアマゾンから撤退した話はご存知の通り。


現在、僕がつき合っている運転手によると、

 

アマゾンは、指定時間ピッタリにトラックの運転手を点呼するらしい。

 

10秒でも遅れたらその運転手は出入り禁止。

 

しかし、品出しは2時間位待たされるとのこと。

 

 

僕は、Amazon Prime Nowを使ったことがある。

 

注文して、ほんの2時間ほどで商品が届く。

 

確かに便利だ。

 

と同時に、忙しそうにスマホを操作する配達員を見て、

 

これ程の便利さが必要なのかな、と思う。

 

 

普通に注文しても、都内なら翌日には届く。

 

仕組みはコンピュータシステムかもしれないけど、

 

便利さのために実際に配達するのは人間なのだ。

 

年輩のおじさんが夜遅くまで働いている姿は、切なかった。

 

 

とはいえ、携帯電話が広まったように、圧倒的な便利さが当たり前になると

 

それなしの生活が考えられなくなるのもまた、人間だ。

 

その結果として、それだけのサービスを安く提供できる者だけが生き残る。

 

 

アマゾンや楽天は、己の繁栄のために圧倒的な状況を作り出す。


同時にそれは、ライバル企業、特に中小企業や個人を潰すということだ。

 

アマゾンは、それをハッキリと言っている。

 

「世の中にあるリアルショップを全て潰す」と。

 

 

アマゾンや楽天に限らず、そうしたグローバル企業が

 

市場を席巻する過程で起こるのが価格競争と過剰サービス競争である。

 

資金力とスケールメリットを武器に、徹底的に安くて便利なサービスを展開し、

 

ライバルを蹴落とす。

 

その結果起こるのが、デフレだ。

 

デフレにより、安い賃金の労働力を確保し、さらに儲かる。

 


彼らが市場を独占し、圧倒的な立場になった時、何が起きるだろう。

 

協力企業にしてように、徹底的にユーザーに厳しくなるはずだ。

 

手のひらを返したように、サービスに課金し始める。

 

 

ユーザーが彼らのサービスに依存し、なくては生活ができない状態になり、

 

サービスの提供企業が1社しかなければ、条件を飲むしかない。

 

その時にはもう、対抗できる企業はないのだから。

 

 

例えば、携帯電話のキャリアがソフトバンクしかなければ、

 

少々料金が高くてもに使うだろう。

 

今さら携帯電話がない生活など考えられないのだ。

 

「勝ち組」が圧倒的に勝つ社会、グローバル化した資本主義とはそういうものだ。

 

 

グローバル化といえば、TPPや移民の受け入れの問題も同じである。

 

マスコミはTPPを「米国だけでは中国に対抗できないから、経済包囲網を作って」

 

とか言っているが、こいつら馬鹿なのか!?

 

 

これはもう、単純な話で、参加国の参入障壁をなくして共通化して、

 

先進国の勝ち組グローバル企業がさらに儲かる仕組みができる、というわけだ。


その流れで、移民受け入れによる労働者の流動化も加速するだろう。

 

安い労働力は「勝ち組」をさらに勝ち組にする。

 

 

彼らにとっては、国なんてどうでもいい。

 

だって、グローバルなんだから。

 

儲かればいい、それだけなのだ。

 

 

ただ、現実的にはその流れを止めるのは、難しい。

 

行き着く先は、、、。

 

ありえないことが起きるかもしれない。

 


英国のEU離脱、トランプの大統領選勝利。

 

ありえないことが起きた。

 


僕は、特別に賢いわけじゃない。

 

知識も経験もずば抜けてはいない。

 

今の僕の状況は、偶然や運によるところが大きい。

 


でも、カン(感)は間違えないことが多いし、運はいい。

 

これまで偶然の行動に助けられてきた。

 

論理的に上手く説明できるわけじゃないし、具体的にいつ何が起きるかは分からない。

 

 

現実問題として、このキナ臭い感じ、このグローバル化の流れは続いていく。

 

僕は僕にできることをやるしかない。

 

 

そんなことを考えて始めた海外投資やあぶく銭投資じゃないが、

 

面白そう、カッコいいという子供染みた発想がキッカケでもあったが、

 

でも、いつかきっと、それに助けられる時が来るだろう。

 

 

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