バリ島の不動産トラブル③「トラブルの具体例」 | ラブホ社長のバリ島海外不動産投資入門・成長株・暗号通貨の実践会!

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ホテル18軒、中学受験塾、おもちゃのECビジネスで成功し、貸ビル3棟、太陽光7箇所所有。海外も楽しそう!とインドネシア・バリ島で不動産投資、ヴィラ・別荘の建築・運営。
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現在、僕らは日本人から、いくつかのトラブル案件を依頼されている。


その際、面倒なのがワイロの必要性を納得してもらうことだ。


トラブルの一例を挙げよう。


10年ほど前、日本人(Sさん)がバリ人(仮名:ワヤン)の名義で土地を買った。




Sさんとワヤンは、彼が研修生として来日し、Sさんの会社で働いていたという関係である。




※本文と写真は、直接関係はありません。



Sさんは異国に単身で来たワヤンをかわいがり、仕事以外でもよく面倒を見たそうだ。


やがてワヤンは日本人の女性と結婚し、子どもが生まれ、


数年後に家族とともにバリ島に帰国した。



その後、Sさんは何度かバリ島に行くうちに慣れ、彼のすすめで土地を買った。


それから10数年、ワヤンは土地を売りたいと言い出した。



Sさんは、自分がお金を払い購入したもので、税金も払い続けてきたし、


契約書に自分たちの名前もあるから安心していた。


なにより、ワヤンを信用していたが、ここにきてトラブルになっている。


嫌な話だが、現実だ。



なぜ、トラブルになっているのか。


その理由は、契約書が完璧でないからである。


Sさんはワヤンを完全に信用していたから、契約書のチェックが甘かった。



とはいえ、Sさんは会社経営者だから、いくらワヤンを信用していても


それなりには契約書に目を通してはいた。



例えば、契約書には「お金はSさんが払っている」ことが記載されている。


しかし、不動産の権利についてまでは触れていないし、全額かどうかも明確ではない。


この場合、裁判になれば、たぶん日本人は負ける。



Sさんは当初、裁判を前提に僕らに依頼してきた。


確かに、一見勝てそうな案件だと僕も思うが、現実は違う。


さて、この場合の解決は、前回の記事にある「村社会と神様」作戦しかない。


しかし、これがそう簡単ではない。



裁判ならある程度弁護士に任せることができるが、この作戦は手間がかかる上に、正解がない。


さらに、冒頭で触れた「ワイロや口利き費用の必要性を納得してもらう」のが大変だ。


トラブルに遭った人は、疑心暗鬼になっているから余計にそうだ。



でも、いくら僕らでも、そうは都合よく彼の出身村に知り合いがいるわけじゃないし、


となると、人のつながりをたどっていくしかない。


その過程で、お金がかかるのだ。



日本人は、そうした類のお金が好きじゃない。


僕だってそうだ。


でも、バリ人は違う。



そういう折り合いの中でトラブルを回避してきた歴史がある。


それを日本人に理解してもらうのは難しい。


僕らも、言われた通り裁判をするのがラクだし、それなら領収書が揃い


妙な勘ぐりも受けずに済む。



とはいえ、さすがに良心が痛むし、負けが分かっている裁判を勧めるほど、


倫理観は欠如してはいない。


でも、こうしたイロハを理解してもらえると、嬉しいのだが。。



バリ島の不動産トラブル①「名義貸し」


バリ島の不動産トラブル②「解決のポイント」

 

バリ島の不動産トラブル③「トラブルの具体例」


バリ島の不動産トラブル④「法律とワイロ」

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