~SLIP OUT~

冷めた自分 あきらめてる自分 常に恐れている自分

世の中の普通に飲み込まれそうな自分...

嫌いになりそうなんだ 自分のこと


ホントの自分見失う前に


書きとめよう 自分のこと

これまでのこと 今日あったこと これからのこと


SLIP OUT...   

現在(いま)から抜け出す為に


                             balflear
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別れ

その日は朝から慌ただしかった



車に乗せられ着いたところは


車がいっぱい止まっている駐車場のようなとこ



2階建てのプレハブか何かゴミゴミした薄暗い部屋に入れられ



母親と伯父さんに待ってるように言われた



カーテンかブラインドか? 隙間から外を覗いてみる



たぶん中古車屋か何か?



これから自分に何が起こるのかを何となく受け入れていたんだろう



意外と落ち着いていたと思う



いつも一緒だったボロボロのピンクパンサーのぬいぐるみを抱いて



歯を食いしばって不安を押し殺していたのを覚えている




しばらく経つと



母親と一緒に見たことのないおじさん



軽く挨拶され 



訳もわからずオジサンに手を引かれる


不思議と駄々をこねたり 泣きわめくようなことはしなかった



母親と別れることより


汚いとから置いてきなさいと言って


取り上げられた ピンクパンサーを


見えなくなるまで見ていた…




これから



地獄のようなあの場所に



連れて行かれることも知らないで


ただ手を引かれるまま…

ピンクパンサー

たしか



大きい一軒屋



母親とおじさん、爺ちゃん、婆ちゃん



兄ちゃん、姉ちゃんみたいな人もいたと思う



そんな家族構成



自分が一番のちび



年の差とか 今考えると俺だけ不自然だなと今でこそ思う



庭にはいつも雪が積もってて



道路をはさんで八百屋さんかスーパーがあった



そこは友達の家



友達のこと覚えてないけど



親父さんが怖かったことは何となく覚えてる





いつも こたつでぬくぬく トランプして一人で遊んでた



ピンクパンサーのぬいぐるみがないと寝れない



割と静かで甘えん坊な子だったと思う





母親とは



よく一緒にお風呂に入れてもらってた



「あしたからはこの人がアナタのお母さんになるのよ」



といって見たことのない人の写真を見せられた



残っている記憶はそれくらい




でも


あの日の記憶は


鮮明に覚えている…




7月7日に生まれて

197○年 7月7日 七夕の日


某大手石油会社のコンビナートが爆発


80時間も燃え続け死者も出した大事件があった 


そんな日に


おれはこの世に男として生を受けた


結婚してもなかなか子供ができず 


7年目だかにやっと生まれた長男だったらしい


母親はとても優しい人だったと婆ちゃんから聞いている


だけど


俺には母親の記憶はほとんどない…


顔も覚えてない



197○年 7月7日 七夕の日


おれは生まれた