足回りカスタムをさせていただいているTESLA MODEL SのＹ様
去年の年末ですが、ホイールのアップデートによる足回りのセットアップをさせて頂きました。
イベントにも多数エントリーし、雑誌にも掲載されてます。
今回は
BBS RS-Ⅱ新品ディスクをリバレルしたものをUSより仕入れて、持込み。
ツラは以前のホイールと合わせているので、ポン付けと思いきや・・・
エアバルブ穴が開いてないので、急遽工場にて追加工。
TPMSバルブも装着できるようにしました。
これでやっと装着できると思いきや・・・
いざ装着し、エアサスを下げていくとタイヤが完全にフェンダーに乗っかる・・・
前回のホイールは11.0JJでタイヤをかなり引っ張っていたので、アウターリムとビード部にはかなり隙間があり、全体的に内側にタイヤが寄っていました。
今回はフロントは10.0JJに変更し、アウターリムに比較的ビード部が届いており、タイヤが正規の位置になったため、干渉したのでしょう。
まずは工場にてホイールのパット面を追加工し、内側にINSETを調整します。
パット追加工は4mmくらいが限界なので、続いて足回りの調整が必要です。
といっても、この車両は外品アームの設定はありません。
足回りを見ながら、無い頭をふり絞ります・・・
よく見ると純正フロントアッパーアームはナックル側のロッドエンドと2ピースになってる！
これを分解し、アーム本体を長穴加工すれば、10mmは短縮できるやん！
早速分解！
ネジ止めでは無いので、グラインダーとドリルを駆使し、圧入ピンを外します
もう後戻りはできません（汗）
キレイに分解できました。
圧入ピンの代わりに同じ径のボルトナットを組み合わせます。
アーム本体の穴をリューターにて内側へ長穴加工実施。
塗装し、ボルト、ナットにて固定。
内側に約10mmスライドしました。
装着していきます。
エアバッグとナックルのクリアランスもOK。
ボルト、ナットになり少し厚みが出ましたが、各部干渉も無し！
エアサスを下げていくと最後にタイヤのリムガードがフェンダー部に引っ掛かるので、ピーラーで研削。
なんとか入れ込みました！
走行車高にてアライメント実施。
完成しました！
前回のホイールでもかなりキマッてましたが、今回はかなり高級感が出ましたね！
エア0時はフェンダーとはかなりギリギリですが、キャンバーはあまり付けず、なんとかオーナー様の要望通りにセットアップできました。
年末の撮影会にもなんとか間に合って良かったです！
今週よりTESLA MODEL Y RWDもエアサス型取りで入庫してます。
TESLAのオーナー様
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