お局様によると
ある日飲みに行こうと同じ部署の子に誘われ出かけると
何故かその場にキクリンがいたそうで…
日頃からキクリンをあまり好んでいないお姉さんは
それだけでテンションがだだ下がりだったそうです。
そして、いい感じに場も盛り上がってきた頃
キクリンの左手薬指にはめられた指輪を見て
「キクタ、それどないしたん?」
そう聞いたのは姉さん。
「えっ?これですか~?」
そう言って指輪を見せるキクリンに
「あんた、オワリとは別れてるんやろ?」
私とオワリが付き合っていると噂で耳にしていたお姉さんは
キクリンの指輪に違和感を感じそう尋ねたそうです。
「別れてませんよ!
今、倦怠期っていうか…
オワリくんが寄り道してる最中なんです。
もうすぐ戻って来ると思うんで
私は気長に待ってるんですよ」
そう言って、指輪を撫でながら笑うキクリンに
お姉さまは吐き気を催すくらい寒気がしたそうです。
「コワっ!」
思わずそう言ったお姉さんに微笑み
「オワリくんにちょっかい掛けてる女が
何か勘違いしてるみたいで…
自分の事本命やって言い張ってて
勘違いして、その挙句に
本命の私に対して
いやがらせし続けろって言ってきたんです…。
仕方ないから私…
今、その『いやがらせ』継続中なんです
早く気付くといいですよね~。
自分が遊ばれてる立ち場で私が本命やって…」
そう言って笑うキクリンに恐怖を感じ
この事を私に知らせないとと思ったらしいです…
怖い、怖すぎるよ…
あの日、会社のロビーであんな風に啖呵切った私は
自分の言葉を半泣きになるくらい後悔しました。
そして、その飲み会の場にいた人たちが
社内の私とオワリのことを話しているスパイだと教えてもらい
一通りその場にいた人たちの名前を聞いて
オワリにも報告。
なんか、どこまでホンマのことなんかわからんくなるくらい
頭おかしくなりそうやったな、この時は…