あのメールをキッカケに私へはただひたすらメールばかりを
送り続けるキクリン。
ホント、毎日暇な人やな~なんて思いながら。
そして、出張やら何やらと忙しく働いているオワリくんに
この事を話すと
「俺も…毎日メール来る。
アドレス替えても来るから怖いし…」
誰から聞いてるんやろ…
絶対社内にスパイがいるはず…
二人してキクリンからのメール攻撃に疲れ始めていた頃。
「なぁ…」
休憩室でタバコを吸っている私に声を掛けて来たのは
社内でみんなに恐れられているお局様…
『なぁ』だけしか発していないのに周りのみんなは凍りつき
いそいそとタバコを消して休憩室を出て行った。
皆が逃げるように去った後、休憩室に残ったのは私とお局様
「ひーやんってさ…
オワリと付き合ってるん?」
おっと、お局様の耳にまで入っていますか…
私、なぜかこのお局さまにすごく気に入られてて…
多少なりとも私も怖いので少し顔を引きつらせながら
「まぁ、そうですね」
そう答えた私にニヤっと笑った彼女
「なんですか…
そのニヤけ方、怖いんですけど…」
素直にそう言った私にまだ笑いながら
「あの遊び人とねぇ~」
ホントにねぇ~なんて思いながら苦笑いしていると
「それで?キクタ(キクリン)に追いかけ回されてるん?」
さ、さすが…
この会社牛耳る程の力持ってるだけあって
恐るべし情報網…
「誰情報ですか?」
恐る恐る聞く私に
「キクタ情報」
Oh! No~!
「本人ですか?」
「うん」
「怖いですね…」
それしか答えられないでいると
「気を付けや…
あれ、頭おかしいで…」
怖いよ~
色んな修羅場経験してるんやろうな~
って感じのお局様に言われると
稲川淳二よりも怖い怪談話に聞こえる…