ヒロシくんからの突然の呼び出しに面倒だと思いながらも
電車に乗り込み揺られる事15分…
目的の駅に付いて彼氏の携帯へ連絡すると
電話に出たヒロシくんに誘導されながらお店へと向かった。
お店の前に着いてもう一度電話をすると
ヒロシくんが電話に出て
「中まで入って来れる?」
いやいや…
行きたくねぇ~よ…
「いや…中まではちょっと…」
「大丈夫やって!」
何を根拠に…
「酔い潰れてるんなら、
ここまで連れて来てくれた方が助かるし…」
「そこを何とか!」
どういう意味?
使い方間違ってない?
値切り交渉みたいに言うのやめて…
引き下がる気配のない彼に苛立ちながらも頷いて店の中へと…
店の扉をくぐると
「ごめんな~」
なんて、言いながらちょっとオシャレしてるやん!
って感じのヒロシくんがいて
苦笑いで挨拶すると
「こっち、こっち~」
ってか、何か楽しそうじゃねぇ?
楽しそうに笑ってる彼の後を付いて中へと行くと
何なんだ…(。゚ω゚) ハッ
このいかにも合コンって感じのお店…
おしゃれな感じの、いい感じの…
店内に水槽とか飾っちゃって…
とか、思いながら歩いていると
「「 おー!ひーやん! 」」
個室の中へ入って行ったヒロシくんの陰から声がして
声のする方を覗きこむと…
以前、彼氏に紹介された仲良しメンバーが座ってて
「どうも…」
なんて言って目を向けると…
おっと…
奥の方で一人、酔い潰れている方が…
ん?
その隣りにいる女性は…
個室の奥の方で壁に持たれて
項垂れるように酔い潰れる彼の隣で
「大丈夫~?」
って言いながら寄り添う女の子。
うん、可愛い
じゃ、なくて…
何やってんだ、お前…
って、なるよね~