愛媛ライフコースを受講くださった
武藤 麻生さんから、
感動の報告をいただきました。
ご本人の承諾を得て、掲載させていただきます。
『意識不明のゾンビから人間へ』
私は子供の頃から、
頼りない両親の元で、
しっかり者の長女として育ちました。
学生時代は班長や学級委員、
社会人になってからは、
リーダーや〇〇長など、
人から期待されたり頼りにされると、
つい引き受けてしまい、
「本当はやりたくないのに…」と思いながらも、
引き受けたからには完璧にこなす、
という私を演じてきました。
大学進学を希望していたのに、
父親のせいで進学を諦めなくてはいけない状況になり、
大阪で就職しました。
せっかく好きで始めた仕事を
約10年やった頃、
母が病弱になってきたと呼び戻され、
志半ばで田舎に帰る事になりました。
私はずっと、
「自分の人生なのに、自分の人生じゃないみたい」
という思いが常に心の中にありました。
田舎に帰った事だし、
結婚でもして子供を作ろう！と、
地元に住む友人と結婚し
子供を作りましたが、
その主人の借金が発覚し、
返済してもまた借金を繰り返す主人に
愛想を尽かした末、
離婚する！
と離婚届けを書かせました。
すると、なんとその翌日の朝、
主人が交通事故に遭ったのです。
心肺停止の状態から
奇跡的に蘇りましたが、その後
植物状態で寝たきりとなってしまいました。
その時私には、
2人目の子がお腹の中にいたので、
「これから私どうなるの…」
と絶望的な状態でしたが、
とにかく無事に子供を産まなくては！と、
無我夢中で頑張りました。
その後、寝たきりの状態で10年が過ぎ、
私の「自分の人生、全く思い通りじゃない！」が、
どんどん強くなっていった頃、
今度は実母が
若年性アルツハイマーになり、
続いて実父が
脳卒中で半身麻痺になるという、
何とも耐え難い状況になりました。
近所の人達から、
「大変やね、偉いね。
あなたが倒れたらこの家は回らなくなるね。
頑張ってね」
といつも言われる度に、
「ありがとう。
はい！私は元気なので大丈夫！」と
気丈に振る舞っていました。
しかし心の中では、
いつまでも寝たきりの主人と、
昔から頼りにならない上に、
更に私の人生の邪魔ばかりする
両親に対するイライラは
大きくなるばかり。
「私の人生ってこんなもん？
この人たちの面倒を見る為にいるの？」
そんな状態なので、
夢も希望もありません。
やりたい事もどうせ出来ないなら、
何も考えんとこう…。
いつの頃からか私は、
自分が好きなもの、
やりたい事を聞かれても、
何も思いつかない人間になっている事に、
薄々気付いていました。
でもそれすら、
問題視せず、
見て見ぬ振りをする私。
そんな頃、友人からミロスのセミナーに
誘われました。
「運命は遺伝する〜父と母を超えたいあなたへ〜」
のタイトルに惹かれ、
セミナーに参加しました。
初めてのセミナーでは緊張もあって、
全然自分の話は出来ず、
ただ田坂先生と参加者のお話を
聞くだけでしたが、
セミナー後の懇親会に
参加させて頂いた時に、
パートナーとの
意志の疎通の話題となり、
そこで友人から私に話を振られ、
私は思わず、
「私はパートナーと意志の疎通が出来ません。
なぜなら、主人は
植物状態で意識不明なので…」
と話したところ、
田坂先生から
「あ〜……。あなたが意識不明なのね」
と言われ、その言葉を聞いた時、
雷に打たれたような衝撃でした。
「ミロスではね、パートナーは鏡だから、
ご主人は体を張って、
あなたの意識不明を
見せてくれてるのよ。
愛されてたのね。」
絶句でした。
今まで借金で
苦しめられた事、
事故の時、
あのまま死んでくれてたら
また新しい人生を
歩めたかもしれないのに、
寝た切りになって、
どこまでも私を苦しめる人！と、
恨み、辛み、
憎しみでしかなかった主人に対して、
一気に感謝の気持ちが溢れてきました。
私は全身の力が
抜けたままの状態でした。
その時、セミナーに誘ってくれた友人が、
「もしかしたら、旦那さん…もう近いかも…」
と言ったひと言に、
私も、ピンときました。
「私がずっと意識不明だった事に
気付いてしまったからもしかして…」
と感じました。
驚く事にその半年後、
本当に主人が息を引き取りました。
とても穏やかな表情で、
やっと楽になれた、
と言ってるようでした。
死という悲しみよりも、
感謝の気持ちが溢れて
涙が止まりませんでした。
初めて泣いている私を見て、
小学生の2人の子供達も
とても驚いていました。
「ママはパパの事、好きだったんだね」
と言われ、
「うん。そうやったみたいね。」と。
そしてこの4月、
田坂先生のLifeコースに参加し、
真っ先にこの事を報告しました。
「先生！主人がめでたく亡くなりました！」
と言うと、
「ちょっと待ってー！何なんそれー‼」と、
先生は大爆笑（笑）
寝たきりになって約11年間、
途中何度も危険な状態になりながらも、
毎回息を吹き返し、
なかなか死ぬ事が出来なかった主人が、
やっと楽になれた事を、
Lifeコースの皆さんの前で報告しました。
私が長年意識不明だった事、
ミロスに出合ったおかげで
やっと気付けた事。
その為に主人が命をかけてくれた事。
本当に感謝しかありません。
そして、Lifeコースの途中に
また気付きがありました。
参加者の方の「何もしてやれなくてゴメン」
というワードが
ずっと引っ掛かっていた所、
一緒に参加している友人と
シェアしている時に
気付きました。
「何もしてやれなくてゴメンね」
この言葉は、主人が臨終の時、
私が主人の手を握りしめて
泣きながら言った言葉でした。
もしかしたらコレは
主人が私に言いたかった言葉？
いや、私の男性性の言葉？
そう思った時にまた衝撃が走りました！
もしかしたら、私の父も、私に対して
「何もしてやれなくてゴメン」と、
ずっと申し訳なく思ってるのでは？？
子供の頃から貧乏な生活をさせた、
大学進学も諦めさせた、
寝たきりの旦那がいるのに
自分もまた世話をかけている、
そんな父が娘の私に
いつもそう思っているのでは？？
と気付いた時に、
体の奥の方からじわじわ熱くなり、
一気に涙が溢れてきました。
号泣です。
これまでミロスで色んな方の
ご両親の話を聞いていても、
全く自分に響く事がなかったのに、
初めて父の思いに触れる事が出来ました。
私の男性性が癒された瞬間でした。
この事を、Lifeコースの最終日に報告すると、
田坂先生から「“何もしてやれなくてゴメン”は、
無能な自分を認めたのね”」
そう言われ、あっ！そうか‼
私はこれまで優等生を演じ、
キャラ設定の中で、
いかに傲慢で自分勝手で
他者基準の私を生きて来たのだろう。
これまでの私は
意識不明で中身が無く、
ゾンビのようなものだったな、
と気付きました。
これからはやっと、
私という人間をやっていける事に
ワクワクしています。
ミロスが無ければ、
きっと私はゾンビのまま
空虚感と欠乏感だらけで
生きていく一生だったでしょう。
ミロスを伝えてくれた友人に感謝。
亡くなった主人にも両親にも感謝。
そしてミロスに感謝です。
Lifeコースの最終日に
参加者皆んなの前で、
ミロスプロジェクトの会に入会しました。
皆から、「お誕生日おめでとー！」
と拍手され、
「そっか！今日が人間に生まれ変わった
誕生日なんだ！」と、
とても感動しました。
自分を知っていく事が
こんなにも楽しい事だとは知りませんでした。
これからもミロスを通じて、
これが私！あれも私！を沢山受取ります。
本当にありがとうございます。
・・・・と、ここまで書き終わった瞬間に
一通のメールが届きました。
ゴルフコンペの案内メールです。
1月にゴルフ中、
骨折した私の完治をお祝いしようと、
その時一緒にプレーしていた友人が
企画してくれたコンペですが、
何とタイトルが、
『武藤麻生 完全復帰コンペ』‼（爆笑）
人間に完全復帰した私を
皆んなが喜んでくれているようです（笑）
麻生さん、ありがとうございました。
何度読んでも、泣いてしまいます。
いままでの辛かった人生のこと、
そして、今回、無事、そこから脱出できたこと、
悲し嬉し涙です（笑）
これから、どんどん本当の自分に
戻っていかれることでしょう(^^♪
出会ってくれてありがとう！
見つけてくれて、ありがとう！
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