年末特別企画 第2弾(前編) | 劇団 爆烈ゲキ情!オフィシャルブログ

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こんばんわ。劇団爆烈ゲキ情!宣伝部スタッフです!

今年も残すところあと3日になりましたね。。。
旗揚げ公演が終わってから、あっという間に年末になりました。


いつもブログ見たよ!などお声をいただいて本当にスタッフ一同も励みになっております。
今年ももう少しお付き合いくださいm(_ _)m


宣伝部がお送りする年末特別企画4連弾♪

まずは、
<年末特別企画 第1弾>
公演準備期間~公演中・打ち上げまでの秘蔵写真、楽屋写真を大公開
音譜

→→特集第1弾前編はこちらから

→→特集第1弾後編はこちらから



音譜音譜そして、今日から2日間!!!


<年末特別企画 第2弾>
【作・演出 池田啓汰先生 × 座長 華楓 対談インタビュー企画】


※公演後に作・演出の池田啓汰先生と座長 華楓に宣伝部スタッフからインタビューをしました!
対談形式にしてみました☆

今日から2日間に渡ってインタビュー対談の模様をお送りしますっ!!


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<年末特別企画 第2弾>
【作・演出 池田啓汰先生 × 座長 華楓 対談インタビュー企画】




※スチール撮影中、いかにもな顔をしていますが、全く関係ないことを話す2人(笑)



(前編 始まりから台本の起こり)



― ではでは、よろしくお願いします。最初、女子だけの劇団でどうでしたか?

(池田先生)
やべぇなと思ったね。最初だから。何というか、話も狭まるな、と思った。
最初は、デメリットにすごく感じた。でも、以前にも話したが、やっぱりある素材で良いモノを作るのが使命だと思った。
でも、恋愛ものを描いたり、描くとしても女同士の恋愛を描くしかないしディープだし、一度そういったのを描いてしまうと描き続けないということになり得る。
宝塚とも違うし、エンターテイメントでもこの子達に合ったエンターテイメントにしなくてはいけないなと思った。
古臭いものもやりたくなかったし、アンダーグランド感(小劇場でも暗い話、重い話など)を最初からやりたくなかったし、デメリットには感じた。
でも、この子達で今までと違う新しいエンターテイメントを造ろうと思った。


― でも、座長はメンバーの中でも女っぽくないですよね?

(座長)
…怖かったです、最初。女の子って怖いと直感的に感じていた。
女子だけのキャピキャピして変にまとまる感じは苦手なので、どうなっていくんだろうなと思っていた。

(池田先生)
ガチガチだったもんね、華楓(笑)たぶん性格上、大人しくて、黙ってるんだろうな、と思った。


― と、言いつつも突然、座長になったわけですが、当時はどういう心境でした?

(座長)
びっくり!ただただびっくり!!実務がどうしようと思った…。
座長になった当時は、病んでた(笑)
でも、色々考えて自分がやるしかないと思ったから。
私がやるしかない、できませんとも言いたくないし、せっかく任せてもらえたから精一杯やろうと思った。


― 一方で公演後、座長自身のブログで「私が座長です!」と綴られていて強い意志を感じましたが、何か心境の変化がありましたか?

(座長)
1人で考えた結果ですね。
話しかけられる方や劇団員からや違う仕事で出会った人に驚かれた。
座長のイメージって、年齢が上で、見た目も風格ある感じがあると思う。私もそうイメージしていたから。
でも、周りから「そんなに若いのに座長やってるのね!」とか言われるようになって、
劇団メンバーからも座長に頼るという風になっていき、旗揚げ公演が終わった今になると自ずと自分が座長だという自覚ができた。

(池田先生)
そうだよね…。
野球で言えば、華楓が他の人の満塁を背負ったまま、突然交代させられるような状況だもんね。



― 5月初めに日高未来(当時 副座長の華楓)を他メンバーよりもいち早く役に抜擢した理由は何ですか?

(池田先生)
作り込みじゃないかな。役への。
役者は、台本を渡してから、暗記することは多分できるじゃない。
でも、その役の動きや仕草や空気感や状況を(日高:座長が)作って来ていたということかな。
台本としては、当時ワンシーンくらいしかまだできてなかったし、その先の話の展開がどうなるかまだ分かってないし。
これから話の展望が頭にあったから、(日高は)大変になる、アップダウンが激しくなるから、頼むわとくらいには、座長に当時言ってあった。



― この先の展開が先生の頭にあった上で、彼女なら頼めるなと判断されたから日高を指名したということですか?

(池田先生)
そうだね~。


(座長)
最初に役が決まったのは、正直嬉しかった。
先生から任命される1週間くらい前から色々考えて、色々1人で家で試したりとかしていて、
何パターンも考えていたから、先生にその努力が伝わった嬉しさはあった。



― 最初から日高がやりたかったということですか?

(座長)
いや…真壁以外を私はやりたいなと思っていて(笑)
でも自分なりに色々考え、このメンバーでやるなら多分私は日高だろうなとも思った。
他メンバーからの人気も当時そんなになかったから。
やれるかなぁ…と思った。




― 消去法で考えて、座長なりに決め打ちをして日高の役作り当時先生に見せたということですか?それで、結果1番最初に役を与えられて、報われたから嬉しかったということ?

(座長)
そうですね。






― 日高のようにこのメンバーがこの役やることになるんだろうな。という予測が当時メンバーの中にもあったようですが。先生ご自身は、役者に合わせて台本は当て書きはしていないのですか?

(池田先生)
一貫して最後まで当て書きはしていない。
物語の構想は決めていたから。
こういう風に話しを持って行こうかなという考えはあったから。
救出劇というか、最初はロボットと打ち解けられないんだけど、徐々に打ち解けられていくんだけども、ピンチがありそのピンチを助けるのは最終的にロボットで。
そのロボットとの別れもあり、人間が感情移入をしていき、
ロボットも人間に感情移入していくという構想がざっくりとあった。
だから、誰に当ててということや、このメンバーがこういう性格だからこう書こうということは一切なかった。



― なるほど。アンケートの回答にもいただきましたが、個々のメンバーがその役しかできなかったのではないかと思えるほど、それぞれがハマリ役だったと思いました。作演出家としてどう見えましたか?


(池田先生)
それは、みんなが役に合わせに行ったんでしょ。
それだけだと思う。
自分がその役にすごく似てるだろうとか、そういったことを感じたと思うんだけど、
それってもうその時点で役者だと思う。
彼女だったらどうするんだろうや、彼女だったらどんな風に考えるだろうとか
自然に合わせに行ってるんだよ皆。

皆の私生活に合わせて書いているわけではないからね、私生活知らないし(笑)
ということは、なんとなく俺が頭の中で作ってるものに、皆が合わせに行ってることだと思う。

だって、普段、皆そんな風に喋らないでしょ?(笑)
そんな口癖じゃないでしょ?(笑)
でも、そこに自分の似たり寄ったりな部分を考え出したということだと思う。
その役に近づいて行ったということで、実際そういう風に見えたというのが正解なんだと思う。






― しかし本作では、先生が制作にあたって、1番先にタイトルから決めるという冒険に出たのですよね?(笑)

(池田先生)
冒険出たね(笑)
今回は、プロットも書いてないからね。
普段、プロットって書くんだけど、設計図を書かなかった。
だから、1人で幕が上がるまで正直、すごい怖かったよね。
どうなっちゃうんだろうって(笑)
(※プロット:文章作成時に作家がストーリーの要約を書いた設計図)



― それでは、本作物語の中心となる「個々の夜の終わり」という話は、どの段階でお考えになったのですか?

(池田先生)
それも…先にタイトル付けちゃったからさ(笑)
後付けで合わせに行って、どうやったら夜の終わりに繋がるんだろうとか、
どうやったらSUPER GIRLにできるんだろうって、
9月頃にずっとそれ考えてたんだけども。
9月頃は、まだ台本も中盤手前くらいしかできてなかった。
正直、1人でやべぇやべぇってずっと思ってた(笑)





(後編、本作内容に触れる~次回作構想 に続く)