タイラバリールのドラグ性能について。 | 水産のブログ

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大阪発、タイラバ・ジギングのブログです。
ほぼテキストオンリーで写真も無く
長文ばかりのウザイブログです。

大型台風が

四国南西部をかすめて

広島に上陸。

 

台風の目近辺には雨雲はなく

遥か離れた東側に強烈な

雲の塊があり。。

 

「環状台風」と云う

珍しいタイプらしいのですが。。

 

 

皆さま

お元気ですか?

 

釣りで伺う知っている地域の

酷い状況がテレビ画面に映し出される度に

心配するワタシ。

 

くれぐれもご用心くださいませ。

 

 

さて

先日の高松ポセイドンで

「やっちまった」

ケアレスミスガックリ

 

ナンボ、このブログで

タイラバについて偉そうなコトを

書こうとも。。

 

未だに「下手っぴ~」丸出しで

全くお恥ずかしい限りなのですが

 

こんなミスを繰り返し

自省、総括をしながら

微々たる歩みで「真髄」に迫っていく

 

令和になっても

昭和なワタシは変わりません。

σ(゚∀゚ ;;

 

 

今宵は

このブログの過去記事で

幾度となく書いてきた

タイラバリールの「ドラグ」のお話です。

 

ベテランの方々には

「いまさら」的な内容ですが

宜しければお付き合いくださいませ。

m(__)m

 

 

うずまき「小型ベイトリールのドラグ今昔」

 

そもそも

リールのドラグってヤツは

そのスプールの大きさに比例して

性能の優劣が決まってしまいます。

 

実に明快な「物理の法則」。

 

回転の摩擦ブレーキ=ドラグ

ですから

表面積が大きい程

効きは良くなり、調整も容易になる訳です。

 

逆に小型のリールの小さなドラグ板では

効き始めでつっかえ

ヤリトリ中もギクシャクロボット

 

一昔前の小型ベイトリールは

この弱点がモロに出て

大型魚の最初の強烈なアタリでは

滑り出さず叫び

 

ロッドのティップを海中に送り込まないと

一撃で

「口切れ」・「ラインブレイク」・「フックアウト」

でバラシダウン

 

ソレを凌いで

ヤリトリに入ったとしても。。

 

不規則なタイのツッコミに

対応できず

常にロッドワークを併用して

何とかタイを「なだめすかせて」

取り込んできました。

 

この弱点は

タイラバに限らず小型リールを使う

あらゆるターゲットで共通だったようで

 

メーカー各社さんのご努力=

ドラグの枚数、素材、グリスの改善で

劇的に良くなりましたラブラブ

 

ワタシから見ると

正しく「ドラグ革命」でした。

ニコニコ

 

 

うずまき「小型高性能ドラグの宿命」

 

良いことづくめのドラグ性能の向上ですが

以前の記事に散々書いてきたように

 

「滑りやすい」=「狂いやすい」ひらめき電球

 

これも物理の法則で

避けようが無く

メリットばかりではありません。

 

先日のワタシの「凡ミス」は、

シビアにセッティングした筈のドラグが

船の長距離の移動の際の

「振動」で締まってしまい。。

 

巻き巻き再開の際

「再調整」を怠った為に

ヤリトリ開始したら

1ミリもドラグが作用せず

「口切れバラシ」ガーン

 

コレも最近の高性能ドラグゆえでして

デメリットの最たるモノダウン

 

サカナを掛ければ

最初の突っ込みから

実に滑らかに機能する

イマドキの高性能ドラグですが。。

 

実にナーバスなヤツなので

幼児の世話の如く

常に目を離さず

「世話をしないと」いけませんビックリマーク

 

逆に

コレが出来れば

シビアなロッドワーク無しに

掛けてからはロッドのティップアングルさえ

キープすれば

高性能ドラグが機能して

大ダイのキャッチ率も格段に上がります。

乙女のトキメキ

 

 

うずまき「各社のドラグコントロールの差」

 

ワタシのように

リールについてはメーカーの好みが無く

2大メーカーであるS社とD社のリールを

ほど同じ頻度で巻き巻きしていると

その「キャラ」の差が面白いように分かります。

 

 

まずS社。

はっきり言えば、旧式の時代から

小型リールのドラグ性能はこのメーカーが上合格

 

ただし

今でも「ストライクゾーン」=適正ドラグ値の

調整がとってもシビアです。(;´Д`A ```

 

タイラバで云うと

1kg前後。

専用機である「炎月」シリーズのリールを

お使いの方は密かに感じておられると思いますが

この適正値を手元のスタードラグハンドルで

やろうと思うと。。

 

実に繊細に「1ピッチ」単位の

セッティングが必要ですショック!

 

特にクセのあるドラグセッティングで

ストライクゾーン以外の可動域は

めちゃルーズなので

「慣れ」が必要です。

 

 

そしてD社。

一昔前の小型リールのドラグは

酷かった。。ガーン

大きなサカナでも粘るドラグでしたが

何しろ滑り始めに難ありダウン

 

最近のリールでは

滑り出しやヤリトリでのギクシャク感もなくなり

S社とほぼ同等になりました。合格

 

思えば

この差は地域差もあるのかも

しれません。

関東の釣りで小型ベイトリールの

ドラグ性能を問われる釣りって

あんまり無かったような気がします。(^-^;

 

最近のD社の小型リールで

好感が持てるのは

S社と逆で

「ストライクゾーン」のセッティングが

ややルーズなトコロです。

ニコニコ

 

S社リールのように

「1ピッチ」単位で大きく締まる、緩むコト無く

締めていくと5ピッチ位の「ゾーン」があって

実釣では非常に使いやすい合格

 

また船の振動や不意のアクシデントでも

「ゾーン」が広いので

多少、大人の理屈が分かる小学生の

世話程度でOKOK

 

 

うずまき「レバードラグ」

 

テメエの凡ミスの言い訳で

書いてきたのではありません。

(^^ゞ

 

以前から提言させて頂いていた

タイラバリール

=特に小型ベイトリールでの

ドラグ&ドラグ調整のお話。

 

小型・軽量化・

付加装置(レベルカウンター・レバー式ブレーキなど)

も良いのですが

是非開発して頂きたいのが

 

「レバー式ドラグ」です。

 

確かに構造的に

小型・軽量化には反する機構ですが

現状のスタードラグハンドル式では

ビギナーさんがシビアなドラグセッティングも

難しい訳ですし、

 

何しろ

高性能化すればするほど

「セッティングキープ」が難しくなるアセアセ

 

そんな致命的な弱点を

背負い続けなければいけないのは

いかがなものか?

と。

 

是非、ご一考をビックリマーク