馬の学校☆東関東馬事専門学院の生徒ブログ☆BAJIGAKU/馬事学院 -4ページ目

馬の学校☆東関東馬事専門学院の生徒ブログ☆BAJIGAKU/馬事学院

馬の学校を比較すると、東関東馬事専門学院(バジガク)アニマルベジテイション、国際馬事学校、インターアクションホースマンスクール、日高優駿学園など、多数の馬の学校がありますが、ここでは東関東馬事専門学院(バジガク生徒たち)のブログを紹介しています。

うもお!久しぶりです。

2年 ピガシです

 
入学してからの2年は
とても短く感じる、とても濃厚な2年でした。
 
成功よりも多くの失敗をし、
時には自分には向いていないのではないのかと思い、
辞めようと思ったこともありました。
 
そんな時に自分の気持ちを繋いでくれたのは
同期と担当馬でした。
 
どんなに辛く、しんどい時も
同期と馬鹿のような話をすると、
とても楽しく心が軽くなりました。
 
本当に同期の皆には、感謝感謝です
 
そして何より今までの担当馬あってこその
自分だと思います
 
最後なので全頭紹介しようと思います。
初代担当馬アスペクト


彼には本当に色々なことを教えてもらいました。

彼はとてもビビリで些細なことで驚いていました。
 
1つエピソードを!
馬房掃除中に馬房の前を猫が通ったのですが
それに驚き馬房内で一人でビクビクしていました
 
また肌も敏感で少し手入れ不備が
あるとすぐに影響が出ていました。
 
手入れの重要性と馬の前で唐突な行動が
危険だということを教えてくれました。
 
アスペ〜新天地での活躍を祈ってるよ〜
続きまして2代目担当馬イグナイト


やはりイグヲといえばこの口かご!

 

さく癖が大好き
お腹を痛くしないように餌を食べ終わるまで待って
食べ終わったらすぐに口かごをつけていました。
 
彼とは競技会にも出場しました
 
彼はとても乗りやすくとても優秀でした。
乗りでは彼から色々と教えられました。
新天地でも活躍中という噂を聞きましたので
このまま頑張ってほしいです!!!
 
3代目担当馬 カサマツアトリア


上の写真は彼に花冠をプレゼントしたときのなのですが

この1分後に食べられてしまいました、、、笑

 

彼は人をとても信用しており
人の指示に背くことはありませんでした。
 
彼はとても体が大きく、最初の騎乗で飛び乗りが
中々出来ずに大変でした。
 
騎乗も正しい姿勢で、乗らないと動かせない為、
彼に騎乗し続けたおかげで
以前はひどい猫背でしたが
アトリアに矯正され猫背が治りました 笑。
 
 
4代目担当馬 サラミス


何を隠そうサラキアの

完弟でサリオスの半兄です! 

 

とても良い子で本当に手がかかりませんでした。 
 
去勢した傷口を洗うときも
脚を振り回さず我慢してくれていました。
とても人懐っこくもっといて欲しかったのですが
新天地へ行ってしまいました。
 
彼なら人気者間違いなしなので
何も心配していません 笑
 
5代目担当馬バジガクアトラス


彼は元々バジガクの現役の競走馬だったのですが、

脚の怪我で引退して学校に戻ってきました。

 

学校に戻ってきてからは治療に専念し、
順調に回復していきました。
 
脚も治り乗り運動を開始しようと先生と話していた
矢先に他の厩舎へ転厩してしまいました。
 
Y厩舎に移動して乗馬としての練習を積んで
高校選手権にも出場し、
とても良い走行を見せてくれました。
 
療養馬を扱う上でいつも以上に気を使い、
また気を引き締めないといけないということを
実際に彼から教えてもらい、
また馬が怪我をしない為に気を付けなければいけいことなどを
考える機会を与えてくれた彼でした。
 
これからもがんばれ!!
 
6代目担当馬 シンティラ

彼も手がかからない子で彼には

主に乗りでお世話になりました。

 

自分がモンキー班に戻って最初に乗ったのが彼でした。
 
乗って最初の常歩で物見をして
跳ねたりして落ちそうになったり
脚をつったりしましたが、
そういう場合の対処など教えてもらいました。
 
運動が始まってからは速歩でグイグイいかれたりと
乗り手の技量不足で中々
うまく乗ってあげることはできませんでしたが、
とても勉強になりました!
 
ありがとな!!
 
今は高校厩舎に活躍の場を移し頑張っています。
 
時々、馬場で見かけたら1分くらい眺めています。
7代目担当馬 バジガクルネッタ


彼女は現役の競走馬でリフレッシュで

学校に戻ってきていました。

 

とても繊細な子で音や
咄嗟の動きによく驚いていました。
馬房の外ではよく人の言うこと聞いてくれてとても可愛いです。
 
馬房の中は1人が好きで馬房の中で
馬着を着せようとすると怒ります。
そんなところとても可愛いです。
ツンデレちゃん可愛い😍
 
ここからは娘を紹介!
 バジガクローズ
 
 
ご飯大好き娘です。
 
寂しがりやで手入れ中も人が離れると
前カキをして戻ってきて〜と訴えてきます
馴致も特に嫌がることなく
鞍付けまで行うことができました。
 
 が!!しかし
いざ乗ると尻っパネをして落としにきました。
 
自分たちは、まんまと落とされてしまいました。
そんな尻っパネにも耐え乗っていると
受け入れてくれて、その後落としに来る事はありませんでした。
 
スクスクと育ちデビューの日がやってきました。
 
パドックを歩くローズの姿を見て
感慨深いものを感じました。
 
結果は振るいませんでしたが、
一生懸命走っている姿をみてその時は満足していました。
 
それからも、入着することはできませんでした。
 
担当馬が入着できない悔しさが積み重なり、
迎えたレース自分は
『なんとか入着してくれ!!』という気持ちで
レースを見守っていました。
 
しかしそのレース中に故障してしまいました
診断の結果は芳しくなく
「命に関わるかもしれない」と言われました。
 
それを聞いた時は、こころのなかに
大きな空白ができた感じがして息が詰まりました。
 
そしてその日の夜、
レースの結果より身体の健康が一番だと思いました。
 
その日から馬がレースで結果を残せるようになるまで
馬の身体を守ってあげられる
厩務員になろうと思いました。
 
それから数日が経ってローズが学校に戻ってくると
「どうなるかわからなく、悪くて安楽死もありうが
ほんの少しの望みだけで学校に返す」と
話を聞いて、せめて少しでも楽に安全に歩けるようにと
馬運車から降りる坂道と馬房までの道のりを
出来る限り平にしたり、馬房をふかふかにしたりと
自分たちのできる限りのことをして
ローズの帰りを待ちました。
 
そして馬運車から降りてきたローズは・・・・!!
 
普通に歩いていて、痛くもなさそう。
今まで学校で見てきた骨折やケガでの
治療馬の目に比べ、
「目が生きてる!!」
 
学校には、競馬中に大けがを負い安楽死を宣告されて
望みをかけて預託される馬達が多くいます。
バジガクの馬は競馬がダメでも走ってもらったからには
治るケガなら治療しましょうと
骨折なら手術、経過を待つ時間が必要なら待って治療します。
 
だから沢山のケガを負ってる馬の目や顔
醸し出すオーラを見てきました。
治してあげれなった馬達も確かにいます。
でも、その子たちの目とは違いました。
 
ローズには
「予後不良」といわれるような空気は感じない・・・
 
その日のうちにかかりつけの獣医さんに診てもらい
「大丈夫!命の心配はない」と言われ・・ホッとしました。
 
 
それからローズは療養を行い
今では放牧に行くその道中で元気な姿を見せてくれ
僕が卒業する日くらいには運動も開始します。
 
アトラスからも学びましたが、
馬の怪我は命に直結するので可能な限り
人間が防げるように努力し、また自分の厩舎にいる間は
幸せだだと馬に思って貰える厩務員になろうと思います。
 
そして妹のバジガクモミジ

 

言わずも知れたモミジ。

 

小さい馬体に大きな気、多少わがままなところはありますが

とても可愛いです。

 

先ほどのローズとはうって変わり
餌を食べないことが悩みの種です。
 
餌をなかなか食べてくれず
みんなで試行錯誤して与えているのですが、
上手く行ったと思っても
次の日には気にくわくなっていることがよくあります。
 
いまだになにがベストだかわかりませんが
出来る限りのことはしてきました。
 
馴致をする時はとても嫌がりました。
触ることすら拒絶され逃げ回られました。
脚もよく飛んできて何度も蹴られました。
 
そんなこんなで馴致が進み競馬場に入り
一生懸命走る姿が多くの方に感動を与えていると思うととても
嬉しく思います
 
これからもおおくのひとに
勇気と感動を届けてほしいです!
 
この2年間で多くの人と出会い、
様々なことを聞き、また学びました。
 
感銘を受けた言葉はいくつもありますが
その言葉を忘れずにホースマンとして頑張ります。
 
また馬事学で恩師と思う先生と出会えて幸せです。
     2年間ありがとうございました。
 
 
私ごとなのですが3月15日に開催予定だった
日向坂の握手会が延期になってしまいとても悲しいです。
ピエン