古事記転生(1) | Loveone

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これはYouTubeで有名なTOLAND VLOGのサムさんが書いた「古事記」の世界へトリップするというファンタジーです。
正直なところ古事記を読んだ事はなく有名な神様の名前とざっくりとした逸話を知っている程度でした😅

昨今流行っている転生ものなのですが、両世界での様々な経験を通して気づきを得て精神的に成長していく物語です。
ネタバレして良いのか分からないけど、とても面白かったので、これもざっくりとご紹介していこうと思います。

まず、バーをお兄さんと一緒に経営しているサムさんがどういう訳だか常連客の「ワタリさん」にナイフで刺されて意識を失ってしまう🔪
…気がつくとそこは神話の世界で「ナムチ」という名の人物になっておりナムチの兄であるタケルに起こされる。
訳が分からない中突然頭の中から声がして「サキミタマクシミタマ」と名乗る存在が(通称タマちゃん)転生した今の状況を教えてくれるのだが、残念な事にナムチは神様であるが特殊能力もない"下の中"でこの世界で様々な試練を乗り越えなければならないと😅
そして言う事だけ言って声は聞こえなくなった。

ナムチとタケル達は八十神で、因幡国の女神ヤカミヒメとの政略結婚を目論んだ求婚の旅の道中であった。
兄達は荷物をナムチに押し付けて先に去ってしまったので、やるせなく草原を歩いていると皮を剥がされた白ウサギに遭遇🐇💦(有名なお話しね😉)
荷物の中にあった瓢箪の水でウサギを洗ってあげガマの花粉を塗ると楽になり喜んで、ヤカミヒメと懇意であるので彼女にナムチの事を推しに行って来る!と「ハクト」と名乗る白ウサギは先走り行ってしまった。

仕方なく1人岩に座って考えていると🪨タマちゃんが頭の中で「この世界で乗り越えないと元の世界へは簡単に戻れない」と、そして…
「この世界の大原則は"自分で気づく"こと。自分が体感して心から気づくしか次のステップに進む方法はない。そこをクリアしないと人生の中で何回も似たようなピンチが起こる」
「あらゆるものは陰と陽のバランスによって成り立っていてどちらもなくてはならないもの」
「自分の心の中にある"見たくない陰の部分"に気づいて受け入れていく事が大切。心の陰と陽を統合していくと言う事」
「何があっても"人のせいにするな"と言うのを本当の意味で理解すると次のステップに行くスピードがグンと上がる」
と正にその通り‼️って事を言うのでした。
もうこの時点で全てを語ったようなもので、この気づきへの旅で様々な事をクリアしていき成長していくのでした。(完)

と言いたい所ですが😝物語はまだ始まったばかりなのです。
またしても急に帰ったタマちゃん。
気がついたら隣にはハクトが戻ってきてました🐇そしてハクトに導かれ…立派なお宮に居る清らかなオーラを放つヤカミヒメとご対面✨
ハクトのプレゼンのお陰かすっかりナムチと結婚する運びになっている様子にびっくり🫢
と、そこに兄のタケル達がやって来てナムチとハクトを挑発する姿を見てヤカミヒメが怒り💢ナムチの手を引いてお宮の奥へ入り、超スピードで2人は正式な夫婦となったのでした。

この世界で楽しく毎日を過ごしながらゆっくりと元の世界への戻り方を考えるのも悪くないと思っていた最中、タケル達が乱入して来て羽交い締めにされ熱々の大岩をぶつけられ意識が遠のくのでした😵‍💫
その間、他人に嫉妬ばかりしていて素直になれなかった現世での人生を走馬灯のように思い悔いたのでした。

目が覚めると枕元に白衣の人物が…現世に戻って来たのでした。
「あんなリアルな夢なんてあるのか?」と古事記の時代の事が気になって病室に見舞いに来ていた(神社巡り大好き&古事記の好きの)母にナムチを知っているか聞いてみたが知らないようだ。
本屋で古事記を買って来てもらい読んでいるとズキン!と頭痛がして読書に集中できない🤯
すると頭の中にあの声が…
「残念ながら古事記の内容を知る事はできない」とタマちゃん😂
「サムは自分の気持ちに気づいただけで、自分の課題に気づいてない。試練はまだクリアされてない」と残念なお知らせと共に「向こうの世界で目を覚ましたら"スサノオ"に会いに行け」と再び意識を失うのでした。

次回へ続く😜