地球に生まれたあなたが今すぐしなくてはならないこと | Loveone

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前回に引き続き木村秋則さんの本📖
奇跡のリンゴと呼ばれた無農薬栽培を成功させた木村さんの人類への提言とも言える本書。

木村さんは不思議体験も豊富で、龍🐉を見たり臨死体験したりUFOに乗って残りわずかとなった地球カレンダーを見せられたりした経験から私達も国名で○○人ではなく地球人🌏としての自覚を持てば自ずと思いも行動も変わるのではと考えるようになったようです。

「すべきこと」を捜すのではなく
「すべきでないこと」をしない
今の農業も医療も私達の生活も「与える」事に忙しくてモノの本質を見失っている。
例として自然栽培農法では①まず大豆を植える②それから野菜などの作物を育てる③そして雑草を育てる④結果雑草は邪魔物ではなく土を作る基礎になる。*雑草があるから良い土が醸成され草木が育つ。栄養豊富な微生物がたくさん住む自然の土を作る事が原点なのですね。
しかもこの4つは小説家・詩人として有名なゲーテが実は自然科学者でもあって「大豆を植え、野菜を植え、雑草を育てなさい。そうすれば永遠に農業は可能である」と本に書いているのだそうです!

そして一般栽培のリンゴの葉は病気になると一枚全部枯れて落ちるのに、自然栽培のリンゴの葉は葉っぱ全体に影響をおよぼさないように患部だけ穴を開けて枯らして落とすなど自らの自然治癒力で病気や災難を最小限に食い止めようとしているのだそうです。
農薬や肥料を与えない自然栽培に栄養過多の人間の病気との共通点を感じますね😅

前回のブログにも書いた団粒構造の土は作物に放射線が付着するのを防いでくれるのはどうしてかという考察もしてくれています。
団粒構造の土は粘土や砂の粒子、植物由来の腐植土などが混じり合って構成されている為根を伸ばすのにちょうど良い程度の隙間ができ保水や排水にも優れ理想的な土で握ってもすぐにほぐれるほと柔らかいのだそうです。
なので植物が自由に深く根を伸ばせるので、表面にのみ付着して内部には浸透しない放射能の影響を受けにくいと言う事です。

硝酸態窒素って劇薬ご存知ですか?
私は初めて知ったのですが、発がん性物質でもある硝酸態窒素は堆肥を使って行う有機栽培から出るんですって!💦
これは植物にとってはどんどん成長を促してくれるものですが、人体には有害になるのだそうです。ただ未熟堆肥ではなく3〜5年かけて完熟すれば大丈夫だと言う事で無毒化するには手間暇がかかるのですね。

自然大災害は地球の浄化作用🌏
オゾンホール、巨大ハリケーンなどの原因は地球の見えない水脈の汚れである→河川を汚し海を汚し、富養化した海水にバクテリアが異常発生し発酵熱が海水の温度を上げ巨大低気圧を起こすと言うメカニズム。
で、水脈の汚れは土の汚れ。土の浄化なくして自然環境の再生はない!とおっしゃってます。

木村さんは土の温度、地下水の温度にも注意してきたそうです。
肥料や農薬、除草剤などを使うと土の中の微生物が死滅して土が死んで冷えてしまってると作物の育ちが悪い。人間も土も冷えると良くないのですね🥶



自然の中に孤立して生きている命は一つもなく、全ての命が他の命と関わり合い支え合って生きている。私達も大自然の中で生かされている一つの生き物だと言う事を都市部で暮らしていると忘れていますが大事なことなんですよね。
そして人間同士も助け合い支え合っていかなければ色々な意味で生きていけませんもんね。

リンゴの無農薬栽培が上手くいかなった当初、自死しようとした経験のある木村さんは「死ぬくらいならバカになれ!」と励ましてくれてます。
死ぬって言う事は本当の自分と外側の自分が別れるという事。死ぬのは自分と向き合ってからでいい。
自殺を決意するほど重い荷物を抱えているなら一度それを肩から下ろしてみればいい。
肩から荷物を下ろす最良の方法は"周囲の人に本音を言う事"
誰かに打ち明けさえすれば必ず解決の方法があり、助けてくれる人もいて、しっかりとした道があなたの前に広がります。と勇気をくれます。

『「今すぐあなたがしなくてはならないこと」
それは「ニコニコ笑ってるだけでいい!」
人をうらんだって、羨んだって、人と争ったって何もいい事なんてありませんから』
と最後に締めくくっています。

前回も今回も農業に従事していない私にも何かできる事はありそうだと考えさせられる本でした🤔