「フランケンシュタインの花嫁」を新たな視点で描いたクライムもの。

ザ・ブライド!

マギー・ギレンホールの監督二作目はフランケンシュタインの花嫁がテーマですよ。

フランクが一人じゃ耐えられない。と訳ありの女性の死体を持ち帰り博士によって蘇ったブライドと共に警察から逃避行をするクライムものとして仕上がっています。

博士がアネット・ベニング、刑事がピーター・サースガードに記者がペネロペ・クルスとか脇役がそれぞれちゃんと活きているし、主役のふたりはいいんですよ。
なんですけど前半が絶妙にノレず、大丈夫かな。と思っていたら映画スター役のジェイク・ギレンホールが出てきてから面白くなり始めて一安心。

ジェシー・バックリーはとあることがきっけで死んでしまい蘇るのですが、心の中の彼女が暴走?させて全体的にエキセントリック。その辺は好き嫌いが分かれるかな。と思いました。

30年代のシカゴが舞台でギャングの要素を取り入れたことで女性が虐げられていた時代からの反撃。みたいな女性映画という趣になっていたので、そんなところは置いておいて単純にエンタメとして仕上げてくれたらかなり面白くなったかなと思いました。

映像的には劇中映画でジェイク・ギレンホールがスターのオーラを放っていてたり30年代の雰囲気とかとても凝っていて好みでした。

予告編
おまけ
キャラクターポスター
ブライド
ブライド

フランク
フランク

ザ・ブライド!
冴えない仲間たちが大好きな「アナコンダ」のリメイクを自主製作するためにアマゾンに行ったら巨大なアナコンダが出てきてしまったというコメディ。

俺たちのアナコンダ

何故かのこの時代に「アナコンダ」。
売れない俳優のポール・ラッドが親友のジャック・ブラック、スティーヴ・ザーン、タンディ・ニュートンといつの間にか大好きな「アナコンダ」を撮影にアマゾンに行ったら、トラブルに巻き込まれて逃亡する羽目になったのにそこに本物の巨大なアナコンダが現れて大ピンチ。
というベタベタな展開なのですが、本家をリスペクトしたコメディに仕上がっていて愛が感じられて楽しかったです。
元ネタ満載でエリック・ストルツにまで触れているのですが、エリック・ストルツってオリジナルで寝たきりの印象があったのですが生き残りましたっけ?

「アナコンダ」の権利を持っているから続編作ろうというのが怪しいと思ったらやっぱりね。とかポール・ラッドがイラっとするキャラクターでジャック・ブラックがまさかのまともに見えるというマジック。
いつも通り暑苦しいけどまともなキャラクターという意外な設定。

アナコンダの恐怖ってものが全くないのですが、砂金を巡るトラブルに巻き込まれ、劇中でもソニーが「アナコンダ」をリメイクしに来ているとか色々な要素を盛り込みつきどんでん返しもあり結構凝った作りに感心。

しかも後半、あんな人が出てきてびっくりですよ。ただでさえタンディ・ニュートンというベクトルの違う人が出ているのに食い合わせが不思議すぎるのも楽しかったです。

予告編
おまけ
キャラクターポスター
ダグ
ダグ

グリフ
グリフ

ケニー
ケニー

クレア
クレア

アナ
アナ

サンティアゴ
サンティアゴ

ボリス
ボリス
東欧でバレリーナたちが道に迷い行きついた先で殺し屋たちを返り打つアクション映画。

プリティ・リーサル

「ホステル」みたいに東欧ってヤバいよね。みたいな感じですぐ人を殺そうとするんですよ。
というような場所に迷い込んでしまったバレリーナたち。先生が見てはいけないものを見てしまい殺されてしまってから、建物の主のユマ・サーマンにバレリーナ抹殺命令が部下たちに下され、彼女たちは大ピンチ。

というところでバレリーナたちが逆ギレして東欧のヤクザを皆殺し。という話が痛快。
バレリーナたちはか弱く見えがちだけど、過酷な練習を耐え抜いているという事でタフである。という無理やりな設定で次々と敵を殺していく様が楽しいです。
捕まってしまったバレリーナが拷問を受けて足の爪をはがされるのですが、そんなの自分でいつもやってるわ!と余裕の表情で反撃したり、もう漫画ですよね。

ボスはかつてバレリーナの素質があったのにその道を絶たれ悪の道へと走ったユマ・サーマン。
もはやシャロン・ストーン化したキレ芸でくリマックスは大暴走。「キル・ビル」で見せた凄みを惜しみなく発揮する怪演を見せて一人勝ち?

バレリーナたちもプリマドンナの座を巡りぎくしゃくしているのですが、こんな事態で女の友情も育んでしまうというガールズムービー的な要素もあって面白かったです。

予告編

妻の死から立ち直れない作家の前に突然カラス人間が現れるというダークファンタジー。

フェザーズ その家に巣食うもの

妻を亡くして二人の息子を育てている作家のカンバーバッチの心が病んでいるのかカラス人間がカンバーバッチを追い詰めていく。みたいな展開でひたすらカンバーバッチが病んでいくんですよ。

カラス人間が現実なのか妄想なのか追い詰められて行き、仕事どころか子育てすらおぼつかなくなり生活がかなり崩壊していて、緋想感満載というか希望が一切見えずにとにかく重苦しいです。

職業がコミック作家という事でダークな作風の絵を描くのですが恐らくそれが具現化した感じかなと感じましたが、物語の展開としてはやや難解で、途中まで同じようなシーンが続くので序盤眠くなるのですが、後半は割と冴えてきました。

二人の息子役が本物の兄弟ということでそのあたりの絆感はとてもよく出ていてその辺が良く、負の感情からの再生は出来るのか?というところは興味深かったです。

予告編

追い詰められた詐欺師夫婦が500面ドルの指輪を奪おうとするクライムコメディ。

Mr.&Mrs.フォックス

命を狙われているティム・ロスとユマ・サーマン夫婦が一発逆転のために500万ドルの指輪をだまし取ろうとするというクライムコメディですが、追われる理由がかつての相棒マギーQを裏切ったから。

戦闘能力も抜群のマギーQから逃げてたどり着いたところは映画監督の家。
そこで監督の妻がすごい指輪をはめていて狙いをつけるのですが、その家にはパーカー・ポージーがいたり、しかも監督はクリスティン・グローヴァーで奥さんがアリス・イヴと愛人がソフィア・ベルガラとなかなかの面子が集結。

ドタバタしながらも指輪に近づいていくけれど、なんだかみんなの演技がちぐはぐすぎてイマイチ面白くないです。絶対面白そうなかんじなに不思議。
パーカー・ポージーとアリス・イヴの演技が劇画チックで浮いているんですよね。
いつも陰気なクリスピン・グローヴァーがこんなにしゃべったところ見たことがない。ってくらいセリフが多くてそこは珍しくてよかったのですが、話が一向に面白くないという致命的な欠陥がこの映画にはありました。

マギーQとユマ・サーマンのバトルもユマ・サーマンが受け身すぎてもうちょっとキル・ビルっぽく豪快に戦って欲しかったとかいいところがほとんどありませんでした。

予告編