深夜に放送されているSF映画と失踪したホラー映画監督のことが次第に結びついていくホラー。

トランスミッション 観てはならない結末

深夜にテレビをつけてSF映画を観る老人。テレビの中で繰り広げられる内容が宇宙船であることがきっかけで一人の乗組員が次々と仲間を皆殺しにしていくという話が繰り広げられる一方で、伝説的なホラー映画監督の失踪にまつわるドキュメンタリーが展開されていてこの融合している感じがさっぱり。

どちらも単品でいけそうな安めのB級映画という感じがするのですが、邦題にあるように結末は一応つながっていました。

途中このメインの二つの話以外にモノクロの番組やほかの番組もザッピング的にさらに差し込まれてきてより意味不明な感じで「V/H/S」シリーズのような雰囲気を醸し出しているけれど全然ピンと来ない。という変な作品という感じなのですが、単品として観るとホラー映画監督失踪のドキュメンタリーは一番好みでした。

3作作り上げてマニアには名の知れた監督が4本目の映画を撮っている時に失踪、彼の家族はこれまでと違うSFホラーというジャンルに手を出した。そしてカルトに傾向していったみたいな話がモキュメンタリータッチでまぁまぁよかったかな。

予告編

陰謀論者が女性CEOを誘拐した顛末を描いたサスペンス。

ブゴニア

巷で話題の女性CEOはエイリアンだと信じてやまない陰謀論者が彼女を誘拐して尋問をするというヨルゴス・ランティモスらしいぶっ飛んだ設定でこの先どうなるの?みたいな話なのですが、ランティモス作品の中では一番シンプルで観やすい内容でした。

エマ・ストーンとジェシー・プレモンスというランティモス作品常連の二人が奇抜な役どころをイメージぴったりな感じで演じているのですが、とにかく陰謀論者のプレモンスが頭のおかしな奴感全開でこの人に近寄りたくない感じが相変わらず上手いです。
そんな危ない奴に誘拐されたCEOのエマ・ストーンも負けていない。何とかこの状況から逃れようと色々と抵抗する感じがエマ・ストーンらしい力強さがあっていいです。

そこにちょっと頭の弱そうな従弟というキャラクターが加わりほぼ三人がメインの話みたいになるのですが予想不可能な展開で全然退屈しないでどうやって決着をつけるのか?ということに興味津々。

この映画韓国映画のリメイクのようなのですが、その存在を知らず何の情報もないまま鑑賞したので、クライマックスがもしかしたら?と思いながら迎えた結末がえ、え~っと思えるドン引きしそうでしないギリギリな感じのラストもよかったです。

予告編
おまけ
別ポスター
ブゴニア

ブゴニア
凄腕の強盗と刑事の攻防を描いたクライムサスペンス。

クライム101

強盗なんだけど人を傷つけないというところがクリス・ヘムズワースらしいな。と思えるクライムサスペンスで彼を追う警察もくたびれた刑事役はもはうあ十八番のマーク・ラファロです。
これだけだとまぁ、普通の強盗ものだよねと思うのですが、バリー・コーガンが現れて一気に緊張感が漂います。

バリー・コーガンはヘムズワースの戦利品を横から奪おうとする強盗役なのですが彼独特の不安定さが全開で登場シーンは全てが危うく冷や冷やさせて緊張感が高まり完全にヘムズワースを喰っていたかなと思います。

ハル・ベリーはどんな役どころかな?と思ったら富裕層の保険屋さんで実績はあるのに女だからという事で出世ができず悶々としているところに強盗事件にどんどん巻き込まれていくという感じなのですが、やっぱりハル・ベリーっていいなと思いました。唯一の巻き込まれ型の役どころですが彼女がきっかけで事件も急展開をむかえたりといい役でした。

と、映画全体は140分と長いのですが退屈せずに観られるのですが、クリス・ヘムズワース自身の役どころがなんで強盗をするのか、人を傷つけないのかみたいなところや生い立ち何かのエピソードが薄くてもったいないなと思いました。
が、しかし強盗だけど応援したくなる好感度の高さはさすがクリス・ヘムズワースでした。

ヘムズワースが本当の恋に落ちる相手役が「マーベリック」のフェニックス役の子だったちマーク・ラファロの奥さん役がジェニファー・ジェイソン・リーだったり強盗の元締めがニック・ノルティと脇役も豪華なところもよかったです。

予告編
おまけ
別ポスター
クライム101

クライム101

クライム101

クライム101
亡き夫の料理を娘のリンダに作るために鶏肉を求めて街を巻き込む大騒動を繰り広げるフレンチアニメ。

リンダはチキンがたべたい!

娘のリンダが母親の大事にしていた指輪を亡くした。と思ったら勘違いで、お詫びに父親の得意料理を作ることになった母親が鶏肉を手に言えるために大騒動を繰り広げるという話ですが、鶏肉が手に入らない理由がストライキだから。というところがいかにもヨーロッパ文化。
スーパーも空いていないから養鶏場に行くのですが不在だからという理由で鶏を盗むというなかなかの母親ですよ。

絶対に料理を食べたいと言って騒ぎまくる娘、鶏を盗む母親と全く持って話に乗れず、姉だけが鶏を返すように追いかけてくるのですが散々な目に遭うし、警察も団地の住人にボコボコにされて全く持ってイライラするだけの内容なのですが、カラフルな独特なタッチのえが流れるような感じで動くところはすごいです。

アヌシーのアニメ映画祭で最高賞を受賞したようですが、日本人には受け入れられない感覚の内容かなと思いました。

ポイントになりそうなところでミュージカルタッチになるところは好みでした。

予告編


謎の暗号コードを解読することになったハッカーの姿を描いたコメディタッチのスリラー。

スパイ・コード:CICADA 3301

NSAの手助けを背ざる負えなくなったハッカーが謎のコードCICADA 3301を解読しようとする話ですが、主人公のハッカーがチャラチャラした奴で過去を振り返った時にいちいちNSAの職員が裸でした。とか変なことを言ってくるので、このおふざけは何なんだろうかと思ってしまいます。

実在する同名のネット上にある謎のコードを解き明かすというテーマは面白く、しかも監督がアラン・リッチソンですよ。同姓同名かと思いきや、あのアラン・リッチソンで意外な才能があるなと思いました。
しかも本人は主人公ではなく、いじられる頭の悪そうなNSA職員という三枚目のキャラクターというところがよかったです。

とこの手のジャンルとしてはコメディタッチすぎるのでスリリングなシーンもどこか緊張感がなく、結局何だったけ?となって何にも残らない感じになってしまうところは惜しいんじゃないかなと思います。
「CICADA 3301」というコードを追ってその組織からパーティの小隊を受けてそこで最後の謎解きが。みたいな展開も今一つ盛り上がらずなんですよね。
ガイ・リッチーの「オペレーション・フォーチュン」っぽいことをやりたかったのかな?というテイストは感じられましたがそこまでは達していませんでしたけど、題材は面白いです。

予告編