自殺願望のある人の死を生放送放送して視聴率を獲得している番組の顛末を描いたスリラー。

スーサイド・ライブ

リアリティー番組の撮影中に自殺者が出てしまい司会が苦悩していた時にテレビ局の重役がこれに目を付けて自殺の生放送を企画し、プロデューサーと司会の二人で番組を立ち上げてみるみるうちに高視聴率を取得していくけれど、司会がこれに味を占めてどんどん過激な演出に走り、その顛末が悲劇的なものになって行くというスリラーです。

司会役で主演がジョシュ・ディアメルでテレビ局のお偉いさんがファムケ・ヤンセンに不幸な人生すぎて自殺願望のあるお父さんがジャンカルロ・エスポジートですが、何と監督がジャンカルロ・エスポジート自身という意外な才能ですよ。
そして彼、いつも影の組織のお偉いさんみたいなイメージが強いのでこういう社会の弱者という役どころも珍しくて新鮮でした。

様々の自殺願望者が生放送で様々な死に方を見せ高視聴率をしていく中、死にざまも過激化していき、死にきれなかった参加者にとどめを刺し、そのシーンを隠蔽して暴走していくジョシュ・ディアメルにやり手の重役ファムケ・ヤンセンもドン引き。

その裏で貧しいのに仕事をクビになり散々な目に遭うジャンカルロ・エスポジートの不憫すぎるエピソードが加速し、彼が番組に出演することになるのですが全体的に後味の悪さの引き立つ終わり方でした。

ファムケ・ヤンセンは野心的だけど少しは良心のかけらがあるこの映画の中ではいい人の部類の役どころでした。

予告編

人手不足の病棟で遅番のナースが追い込まれていく様子をスリリングに描いたお仕事映画。

ナースコール

同じ遅番のナースが病欠、新人の面倒も見なくてはならず圧倒的に人手不足の状態で鳴らされるナースコール。病状の説明を求めてくる患者たちと次々とトラブルが舞い込んできて精神的に追い込まれていくナースに救いはあるのか?という話です。

とにかくいっぱいの病床に無理やり患者を受け入れて26人を2人と新人で見るという状態。
観ているだけで疲れてくるのですが、金持ちの個室患者が傲慢で喚き散らすという精神的にダメージが大きい患者を相手にしつつ、急変する患者を相手にしたり、患者の病状を知っているけれど直接言ってはいけないというストレス。ずっと待ち続けている患者の家族と離さなければいけないのにそれができなかったり、ありとあらゆる重圧が観ていて気の毒。

主人公のナースが仕事に真摯だからこそ余計不憫に見えてしまい気の毒でした。
そしてついにやらかしてしまう投薬ミス。しかしこれは最悪のことにならずに医師からも気を使われていて何とか事なきを得るのですが心は限界になりますよね。

そして色々あってシフト交代の時間。それでも仕事は続いていくという希望のある感じが救われました。

患者の中に酸素ボンベを付けているのにタバコを吸うアリソン・ジャネイみたいな患者がいい味を出していました。

予告編

最強の殺し屋を決める戦いに身を投じることになった元殺し屋の戦いを描いたアクション映画。

キング・オブ・キラーズ

任務中に妻が目の前で殺され引退を決意した元殺し屋が娘の治療費のために最強の殺し屋を決める戦いに参加するという話です。

フランク・グリロ扮する凄腕の殺し屋が自分も含めて殺し合いをして賞金を出すという、定期的に映画担う殺し屋最強もののジャンルで目新しさはそれほどないのですが、舞台が何故か東京という変な設定は面白いです。

殺し屋同士の戦い以外にもフランク・グリロの放つ刺客たちが次々と襲ってくるという展開で単調になりがちなところをギリギリ回避。それぞれの殺し屋の持ち味もそこそこ出ていてこの手のジャンルとしては及第点だったかなと思います。
東京が舞台という事で無駄に和風な敵が出て来たりも微笑ましいです。


とにかくフランク・グリロが安定の存在感で普通に最強だよねというところで独壇場。主人公とフランク・グリロの一騎打ちというお約束のクライマックスがありつつそう言えば、主人公の親友としてスティーヴン・ドーフが最初の方に出ていたなと思っていてすっかり忘れていたら、おまけのオチもあり作られないであろう続編の匂わせもあって正統派なB級映画でした。

予告編

トラウマを抱えたレンジャー候補生が訓練中に襲ってきた地球外生命体に立ち向かうアクション映画。

ウォー・マシーン:未知なる侵略者

アフガニスタンで目の前で弟が死に心に傷を負った主人公が兄弟の夢であったレンジャー部隊の試験を受け最終日に地球外生命体が侵略に来て戦う羽目になるというSFアクション映画です。

主演は最近割と来ているアラン・リッチソン。オープニングで戦死する弟役がさりげなくジェイ・コートニーでした。

という事ですごい経歴でレンジャー舞台に志願をして余裕の成績を残こし勝ち上がって行くも弟の死で心を開けなくなって周りとはぎくしゃくしているという状態。
そんな化¥中突然の襲撃が地球外生命体だったという事で人間味を取り戻していくアラン・リッチソンがチームをまとめ上げていくのですが、武器も効かない未知のメカに仲間たちが次々と命を落としていくのですが、なかなかスプラッターな死にざまがドライに演出されていて戦闘シーンはよかったです。

強大な力を持つ地球外生命体のメカが強すぎてビジュアルはそれほど派手ではなく閉ざされた世界での戦いなので話的には盛り上がりに欠けてはいるのですがあのラストだと続編があればこれから盛り上がりそうなは話だなと思いました。

予告編
おまけ
別ポスター
ウォー・マシーン:未知なる侵略者
ひたすら自己中心的な卓球選手の人生を描いたシニカルなコメディ映画。

マーティ・シュプリーム 世界をつかめ

なんとこの人物実在の卓球選手をモデルにしたというびっくりな話ですが、とにかく最低な奴です。

卓球で世界一になるという夢があるもののお金がない。という事で次々と詐欺のような泥棒のようなことを々旅費の資金にしていくのですがどんどんドツボにハマっていくのに何故か試合には出場できるという悪運の強さ。
元有名女優も手を出して成功のきっかけづくりとしては満点の出来なのにクズ過ぎるから最低なことしかできないし常に嘘をついて生きている感じがストレスたまるのですが何故か目が釘付け。

戦後が舞台で彼の最大のライバルが日本の卓球選手ということで、日本の描写が結構出てくるのですが、日本の卓球選手をたたえる戦後の日本のニュース映像が恐ろしくうまくできていてこれハリウッド映画という事を忘れうくらい素晴らしい仕上がり。
これだけでも観る価値があったと思います。クライマックスの卓球での卓球対決も熱かったです。

と卓球シーンはそれはそれで素晴らしいのですが、メインは卓球というより主人公のクズっぷりとクズエピソード。偶然知り合った金を持っている人から預かった犬のエピソードが思いのほか広がりを見せて命の危機までありそうな展開が面白かったです。

次々と繰り出されるクズエピソードに飽きることなくあっという間の2時間半でした。

予告編
おまけ
別ポスター
マーティ・シュプリーム 世界をつかめ

マーティ・シュプリーム 世界をつかめ