幸せの定義 | FELICIDAD~毎日が幸せ~

FELICIDAD~毎日が幸せ~

仕事、趣味、結婚生活(国際結婚)に関しての
独り言をゆっくりと綴りたいと思います。
…そう、思っていました。
その後地球の反対側へ移住。
仕事も趣味も日常生活も変わりました。
でも、☆ソンモとsg WANNA BE+の音楽を愛することは
全く変わりません(人´∀`)♡


土曜日は久々に首都の学校へ。
体調がすぐれず、約一ヶ月ぶりの出勤。
バスは厳しいので、夫の送迎。
なんて贅沢な。
夫は仕事をおいてまで私に付き合ってくれた。
ありがたいことだ。

ここでは、地元の学校は一年の課程が終了し
これから長い夏休みに入る。
すでに試験も終わり、
学校にも行っていない生徒もいる。

首都の日本語学校は、
来週から二週間夏季学級として、
毎日授業がある。
私は体調不良のため、
このままお休みをいただく事になり、
生徒たちとはこの日で終わり。

生徒たちには、本当に申し訳ない気持ち。
授業で発酵を扱ったテーマを勉強したので、
夏季学級では、
パンかヨーグルトを作ると言っていたのに、
できなかったし、
もっと一緒に時間を過ごしたかったのに、
できなかった。

生徒たちは本当にあたたかい。
もちろん、保護者も。
高い授業料を払って担任が休んでいるのに、
あたたかい。
本当に救われた気持ちになった。

私が休んでる間、
生徒からボイスメッセージが送られてきた。

一回目が、ごく真面目に。
全員が名前を言って、
私が不在で寂しい。
早くよくなって。
大好き。
…こんな内容でした。
保護者から送られてきた。
生徒の一人が、私に送るようにと、
親に送ってくれたものだった。

もう、号泣。
不安もあり、生徒への申し訳なさもあり、
落ち込んでいた私。
そんなときにこのメッセージは、
本当に嬉しかった。

ニ回目は、ラップ調。
机を叩きながらリズムを取り、
けだるい「YEAH」…。
フゥフゥ言いながら、
体調はどうか、みんなここで待っている。
途中、We're with youが挿入され、
先生、大好き…と。

大爆笑。
もう、こんなことしてくれる生徒たちが
愛おしくてたまらなかった。
私も大好きだよ、とハグしたい気持ちだった。

こんな生徒たちとの最後の授業。
楽しかった。
もっと一緒に勉強したかったなぁ。

帰りに保護者の方が生徒と一緒に撮った写真を
写真立てに入れてプレゼントしてくださった。
生徒が渡してくれたのだが、
もう、それだけで涙。

私としては仕事は不完全燃焼という感じだが、
この出会いは私の宝物になった。

ここの先生方も同じ。
前向きで一生懸命で、
そこにいるだけで元気がもらえる。
私も、「よし、やろう!!」って
気持ちになる。
身体は多少キツくても、
やっぱりこの感覚を味わえる貴重な場所、
私には大切な場所となっている。

この大切な人達と、
来年は元気になって会う約束をして、
名残惜しいが、別れてきた。

帰り道。
夫に何度もしつこいくらいに、
「ありがとう。今日は連れてきてもらって
 本当に良かった。楽しかった。
 すごく幸せ」
と言っていた。

目の前の雲が、サーっと取れて、
虹が見えた感覚。

人によって、
何に幸せを感じるかは違うと思う。
私にとっては、
こんなところに大きな幸せを感じる。

別のところでは、
ゴタゴタの中心に置かれてしまい、
苦しく辛く、
腹立たしく、
どうしようもないんだけど、
出られない状況になってしまった。
悩んで悩んで、その場に身を置くことにした。
でも、私がそこにいることで、
少しでもいい状態になればと思う。
そして…そこにも、
私の幸せは隠れていると思うのだ。
そう遠くない未来、
間違いなく幸せを感じる空間になる、
そう信じている。
…信じなきゃやってられないんだけどね。

神様は見ている。
だから、きっと……。