以前より停電の頻度は
低くなっては来ているものの、
やはり停電はよくする。
電化製品に囲まれて生活してはいるが、
停電になっても、すぐに、
「困った」…ことにはならない。
丸2日ぐらいなら特に困らない。
PCを使っての仕事はできないが、
携帯を使ってある程度のことは出来る。
携帯は、5〜6回フル充電できるバッテリーを
2つ持っているし、
電気が無きゃ無いで、それなりの仕事をする。
電気オーブンを使っての
売り物のパン作りは苦労するけど、
今はちょっとお休みしてるし。
冷蔵庫は工夫すれば、
ここの真夏でも2日は問題ない。
真冬でなければ、
水シャワーも大丈夫。
そりゃ、電気はあった方がいいに決まってる。
便利に決まってる。
でもね、無くてもすぐには困らない。
逆に無くなったらすぐに困るのは水。
もう…トイレどうすんのってことだよね。
飲み水は?料理は?
今日、いい夫婦の日…断水。
ここは、関係ないけど( ・∀・)
水道局、電話しても繋がらない。
近所の人の話だと、
中央の水道管が破裂して、
水が吹き上がっているとか…。
マジか…。
働け、水道局(;一_一)
ということで、
お昼前からずっと、水無し生活。
飲み水は町で買ってこれる。
しゃ、その他の水は?
実は、うちにはもう、
何十年も使ってないけど、
どんな干ばつでも枯れない井戸がある。
何十年も使ってないから、
掃除もしてないし、飲み水にはならない。
でも、トイレ流すとか、
水浴びするには使える…らしい('・ω・')
そして夫、いい夫婦の日に、
何十年ぶりの水汲みの仕事。
「体洗うならどうぞ、水運んでおいたよ」
60リットル汲んできてくれたらしい。
なんて優しい。
ではさっそく、使わせていただこう。
浴室に入ると、
赤ちゃんが泳げるほどの大きなたらいと、
大きなバケツ2個。
中をのぞくと、
多少草みたいなモノは浮いて入るが、
濁ってるか、透明かと言われると、
濁ってる<透明
…どちらかと言うと…ね。
ま、野宿気分で…と思い、
洗面器に水を入れ、一気に髪の毛にかける。
私の入浴、まずは洗髪から。
しかし…失敗した。
冷たかった。
井戸水、夏は冷たかったんだな。
そしてもう一つ…。
なんだ、このニオイは?
なんだか懐かしい…。
そうだ!!
オタマジャクシを追いかけた、
あの田んぼとか、ドブのニオイ。
ニオイ…臭い…。
これ、ヤバい。
夫には悪いけど、これ、ヤバい。
でも、もうかけちゃったものはしょうがない。
観念しておとなしく洗ってしまおう。
さらに髪の毛に水をかける。
クサイ、ヤバい、クサイ、ヤバい…。
意識は完全に幼少時代の田舎。
田んぼ、おたまじゃくし、ドブ、
ハマった、ドロドロ、大泣き…。
いや、違う。
今は21世紀。
水がなくて、井戸から調達。
どちらかと言うと、見た目透明。
でも、ドブ臭い…(¯―¯٥)
頭が混乱してきて、
クサイと思いながら笑いが込み上げてきた。
ニオイを嗅ぐたび、笑いが止まらなくなる。
ヒィヒィ言いながら、洗体。
しかしこれ、
笑ってて口に入ったら、
きっとその後笑えなくなるって思ったから、
かなり気をつけて笑っていた。
危険、危険。
本日は、ささっと洗体終了。
シャンプーと石鹸の匂いでごまかし、
ドブ臭さは感じさせない。
夫よ、ありがとう。
水汲み、お疲れさま。
でもあなたの奥さん、
こういうことには
あまり気にしない種類の人間で良かったね。
いい夫婦の日、
夫の愛を水で確認した私。
愛してるよ💕
いつまでも鼻と記憶に残るような、
クサイ関係でいようね( ・∀・)