クリスマストークイベントin神戸(1部)PART1
行ってきました~
三浦涼介クリスマストークイベントin神戸

会場はポートピアホテルの和楽の間
私は1部と2部の両方に参加しまして、覚えてる限りの事をメモしてみました
とにかく箇条書きした事を『こんな感じ~』で繋げて書いてるので、
話が途中で途切れた感じになってる所が多いですが、よければどうぞ
あ、26日の名古屋行かれる方は、イベントが終わってから読んで下さいね
まずはMCの紹介で涼介くん登場
〖MC〗
「それでは三浦涼介さん、客席後方からの登場です
」
するとジングルベルの音楽が鳴る中、トナカイの着ぐるみを着た涼介くんを先頭に、ダンサーズ4人がサンタ帽を被って入ってきました(笑)
ダンサーズは、もちろんZeppツアーの時のメンバーです
(何
ちょっと、スッゴい可愛い
)
涼介くん、着ぐるみ着て恥ずかしそうだったけど子供の心はガッチリ掴んでました
でも、何でトナカイ
涼介くんを先頭にダンサーズは、会場を練り歩きながら、お客さんや子供たちにお菓子を配って歩き、
お菓子を配り終えると、ダンサーズは会場を去って行きました。
涼介くんはそのまま一人で歩き、ステージに上がると、マイクを握ったまま恥ずかしそうに無言で立ってる
〖MC〗
「三浦さん、大丈夫ですか
」
【涼介くん】
「はい…大丈夫です(///∇//)
せっかくのクリスマスイベントだから、皆でクリスマスを意識してやってみました。」
〖MC〗
「でも、三浦さんがサンタじゃないんですね
何でトナカイなんですか(笑)」
【涼介くん】
「それはですね
俺が動物が好きで、トナカイが大好きだからです(^-^)
」
どうやら、そういう理由でトナカイみたいです(笑)
ここで、MCに促されて椅子に座る涼介くん。
〖MC〗
「三浦さん、今年はいろんな出来事があったと思いますけど、
何か印象に残った事とかありますか
」
【涼介くん】
「そうですねぇ…まず『PIECE』の映画で秀君と共演しましたよね。
あの映画で共演してみて、改めて俺と秀君のコンビネーションの良さは想像以上だなって思いました
」
「それから…最近で言うとブログ閉鎖
あれは大きかったよね。
まさかYahoo!ニュースであんなに大きく取り上げられるとは思わなかった
それにね、なぜか知らないけど〈死んだ説〉まで流れましたし(笑)
でも、ちゃんと生きてますからっ
」
〖MC〗
「『PIECE』の撮影はどうでしたか
何かエピソードあれば教えて下さい
」
【涼介くん】
「特には無いですよ。いつもと変わらない雰囲気だったし。」
(東映撮影所での撮影だしね
)
「でもオーズの時は、あまり秀君と話し合って何かを決めるという事はしなかったんですけど、今回は2人で話し合って色々決めた事が新鮮でしたね
」
「あと、やっぱりアクションはオーズでやってたから息がピッタリ合ってた
」
〖MC〗
「でも多重人格者の役は難しかったんじゃないですか
練習とかどういう風にされたんです
」
【涼介くん】
「家で1人で黙々とセリフの練習して撮影所に行ってました。
それだけなんですよ
」
〖MC〗
「あと『ボクの四谷怪談』の舞台もありましたよね
蜷川さんの印象って如何でした
」
【涼介くん】
「蜷川さんはね~、スッゴくいい人でしたよ
」
(ここで、お子さんの『くまモンー
』って言う声に反応する涼介くん
くまモンがお気に入りらしい(笑))
【涼介くん】
「何
くまモン
」
「あっ、昨日俺ねー、くまモンの着ぐるみで神戸入りしたんだよー
」
(マジでか
)
「ネットで確か3000円くらいだったから、
皆さんも良ければどうぞ

あ
話がズレちゃったね
」
「えーと
蜷川さんはですねぇ、スッゴく素敵な人でした
舞台の稽古中とか、差し入れでバナナ持って来てくれたりしたんですよ。
たぶん、蜷川さんがバナナ好きなんでしょうね
」
「で、それをジュースにして飲んだりしてました
スッゴい美味しいんだよ
バナナとレモンと蜂蜜入れて、ミキサーで混ぜるだけ
これオススメです
」
〖MC〗
「舞台で踊る三浦さんも素敵でした
聞く所によると、あの振り付けは自分でされたとか…」
【涼介くん】
「そうなんですよ
稽古の時、一応振り付けはあったんですけど、それで決まりと言うわけではなかったんです
そしたら、本番1週間前になって、急に蜷川さんから『三浦くん、1人で踊るか
』って言われて、自分で振り付けして踊る事になったんです
」
(たぶん、オープニングのソロで踊る場面かな
)
【涼介くん】
「でもこの舞台を経験して、蜷川さんは、細かい所にまでとてもこだわりが強い人だなと感じましたね
今回の舞台は俺もいい経験になりました
」
〖MC〗
「今後、やってみたい役とかありますか
」
【涼介くん】
「そうですね、今はいろんな役をやってみたいって思ってます
」
(確か、こんな感じの事言ってたような
)
「でもね、オーズで共演してた秀君と『PIECE』の映画でまた共演できたでしょ
これだって皆さんから、また秀君と共演して欲しいって声が多かったから、本当に実現できたんだよ。
それってスゴイ事なんだなって思いました
」
〖MC〗
「先日、写真集も発売されて、撮影でLA(ロサンゼルス)へ行かれたそうですね
」
【涼介くん】
「行ってみたかったんですよ、LA
もう、楽しかった~(≧∀≦)
」
「でもね、ご飯がなぜか『メキシコ料理』だったんですよ
せっかくLAに来たんだから、本当はジャンキーな物が食べたかったのに…
ステーキとか、ハンバーガーとかね
」
〖MC〗
「写真集にはプールに入ってる写真もありましたね
でも三浦さんは確か、水が苦手じゃなかったでしたっけ
」
【涼介くん】
「はい、そうなんです
俺、水が苦手なんですよ
何が嫌かというと、水に入って沈んだ時の孤独感
それが怖くてトラウマなんです。」
「じゃあ、何でプールで撮影したかというと、『そこにプールがあったから
』ですね(笑)
それで、プールに飛込む所を写真に撮ったんだけど、1回目の写真が納得いかなくて…角度とか。」
「それで、もう1回やる事になったんだけど、
やる前に角度とかを確認しておきたくて、マネージャーに地上(?)で飛び込む時のポーズやってもらうハズが、
なぜかマネージャーまで服のままプールに飛び込んじゃって(笑)」
「そしたらね、バクさんが『マネージャーの方がいいね
』ってマネージャーを褒めたんですよ~
なんでマネージャー
って思いました」
〈観客〉
「りょん君、どうして服のまま入ったの~
」
【涼介くん】
「え
何で服のまま入ったかって
それは、皆さんがそういうのを見たいだろうと思って
透けてる感じ、ちょっといやらしいよね
」
〖MC〗
「今日のファッションのポイントとかってありますか
」
【涼介くん】
「このトナカイの着ぐるみの事ですか
」
(まだそれしか見てませんけどね
)
【涼介くん】
「そうですね~
まず、早着替えの為のマジックテープ
あとは、首元に付いてるベルがうるさかったので、テープで止めました
これがポイントです
」
〖MC〗
「じゃあ、今後はどんなファッションしてみたいですか
」
【涼介くん】
「これといって無いんだけど…
でも、こういう格好ができたら、あとは何でもやれそうな気がします(笑)」
前半のトーク部分は、こんな感じです
かなり色んな事に触れて話してくれた気がしましたよ。
ブログ閉鎖の事も、きっとファンの皆を心配させないように最初に触れてくれたのかな
って思いました。
後半は、質問コーナーとライブの様子をお送りしま~す
後半は、もう少し待っててね
Android携帯からの投稿

三浦涼介クリスマストークイベントin神戸

会場はポートピアホテルの和楽の間
私は1部と2部の両方に参加しまして、覚えてる限りの事をメモしてみました

とにかく箇条書きした事を『こんな感じ~』で繋げて書いてるので、
話が途中で途切れた感じになってる所が多いですが、よければどうぞ

あ、26日の名古屋行かれる方は、イベントが終わってから読んで下さいね

まずはMCの紹介で涼介くん登場

〖MC〗
「それでは三浦涼介さん、客席後方からの登場です
」するとジングルベルの音楽が鳴る中、トナカイの着ぐるみを着た涼介くんを先頭に、ダンサーズ4人がサンタ帽を被って入ってきました(笑)
ダンサーズは、もちろんZeppツアーの時のメンバーです

(何
ちょっと、スッゴい可愛い
)涼介くん、着ぐるみ着て恥ずかしそうだったけど子供の心はガッチリ掴んでました

でも、何でトナカイ

涼介くんを先頭にダンサーズは、会場を練り歩きながら、お客さんや子供たちにお菓子を配って歩き、
お菓子を配り終えると、ダンサーズは会場を去って行きました。
涼介くんはそのまま一人で歩き、ステージに上がると、マイクを握ったまま恥ずかしそうに無言で立ってる

〖MC〗
「三浦さん、大丈夫ですか
」【涼介くん】
「はい…大丈夫です(///∇//)

せっかくのクリスマスイベントだから、皆でクリスマスを意識してやってみました。」
〖MC〗
「でも、三浦さんがサンタじゃないんですね

何でトナカイなんですか(笑)」
【涼介くん】
「それはですね
俺が動物が好きで、トナカイが大好きだからです(^-^)
」どうやら、そういう理由でトナカイみたいです(笑)
ここで、MCに促されて椅子に座る涼介くん。
〖MC〗
「三浦さん、今年はいろんな出来事があったと思いますけど、
何か印象に残った事とかありますか
」【涼介くん】
「そうですねぇ…まず『PIECE』の映画で秀君と共演しましたよね。
あの映画で共演してみて、改めて俺と秀君のコンビネーションの良さは想像以上だなって思いました
」「それから…最近で言うとブログ閉鎖

あれは大きかったよね。
まさかYahoo!ニュースであんなに大きく取り上げられるとは思わなかった

それにね、なぜか知らないけど〈死んだ説〉まで流れましたし(笑)
でも、ちゃんと生きてますからっ
」〖MC〗
「『PIECE』の撮影はどうでしたか

何かエピソードあれば教えて下さい
」【涼介くん】
「特には無いですよ。いつもと変わらない雰囲気だったし。」
(東映撮影所での撮影だしね
)「でもオーズの時は、あまり秀君と話し合って何かを決めるという事はしなかったんですけど、今回は2人で話し合って色々決めた事が新鮮でしたね
」「あと、やっぱりアクションはオーズでやってたから息がピッタリ合ってた
」〖MC〗
「でも多重人格者の役は難しかったんじゃないですか

練習とかどういう風にされたんです
」【涼介くん】
「家で1人で黙々とセリフの練習して撮影所に行ってました。
それだけなんですよ
」〖MC〗
「あと『ボクの四谷怪談』の舞台もありましたよね

蜷川さんの印象って如何でした
」【涼介くん】
「蜷川さんはね~、スッゴくいい人でしたよ
」(ここで、お子さんの『くまモンー
』って言う声に反応する涼介くん
くまモンがお気に入りらしい(笑))
【涼介くん】
「何
くまモン
」「あっ、昨日俺ねー、くまモンの着ぐるみで神戸入りしたんだよー
」(マジでか
)「ネットで確か3000円くらいだったから、
皆さんも良ければどうぞ


あ
話がズレちゃったね
」「えーと
蜷川さんはですねぇ、スッゴく素敵な人でした
舞台の稽古中とか、差し入れでバナナ持って来てくれたりしたんですよ。
たぶん、蜷川さんがバナナ好きなんでしょうね
」「で、それをジュースにして飲んだりしてました

スッゴい美味しいんだよ

バナナとレモンと蜂蜜入れて、ミキサーで混ぜるだけ
これオススメです
」〖MC〗
「舞台で踊る三浦さんも素敵でした

聞く所によると、あの振り付けは自分でされたとか…」
【涼介くん】
「そうなんですよ

稽古の時、一応振り付けはあったんですけど、それで決まりと言うわけではなかったんです

そしたら、本番1週間前になって、急に蜷川さんから『三浦くん、1人で踊るか
』って言われて、自分で振り付けして踊る事になったんです
」(たぶん、オープニングのソロで踊る場面かな
)【涼介くん】
「でもこの舞台を経験して、蜷川さんは、細かい所にまでとてもこだわりが強い人だなと感じましたね

今回の舞台は俺もいい経験になりました
」〖MC〗
「今後、やってみたい役とかありますか
」【涼介くん】
「そうですね、今はいろんな役をやってみたいって思ってます
」(確か、こんな感じの事言ってたような
)「でもね、オーズで共演してた秀君と『PIECE』の映画でまた共演できたでしょ

これだって皆さんから、また秀君と共演して欲しいって声が多かったから、本当に実現できたんだよ。
それってスゴイ事なんだなって思いました
」〖MC〗
「先日、写真集も発売されて、撮影でLA(ロサンゼルス)へ行かれたそうですね
」【涼介くん】
「行ってみたかったんですよ、LA

もう、楽しかった~(≧∀≦)
」「でもね、ご飯がなぜか『メキシコ料理』だったんですよ

せっかくLAに来たんだから、本当はジャンキーな物が食べたかったのに…

ステーキとか、ハンバーガーとかね
」〖MC〗
「写真集にはプールに入ってる写真もありましたね

でも三浦さんは確か、水が苦手じゃなかったでしたっけ
」【涼介くん】
「はい、そうなんです

俺、水が苦手なんですよ

何が嫌かというと、水に入って沈んだ時の孤独感

それが怖くてトラウマなんです。」
「じゃあ、何でプールで撮影したかというと、『そこにプールがあったから
』ですね(笑)それで、プールに飛込む所を写真に撮ったんだけど、1回目の写真が納得いかなくて…角度とか。」
「それで、もう1回やる事になったんだけど、
やる前に角度とかを確認しておきたくて、マネージャーに地上(?)で飛び込む時のポーズやってもらうハズが、
なぜかマネージャーまで服のままプールに飛び込んじゃって(笑)」
「そしたらね、バクさんが『マネージャーの方がいいね
』ってマネージャーを褒めたんですよ~
なんでマネージャー

って思いました」〈観客〉
「りょん君、どうして服のまま入ったの~
」【涼介くん】
「え
何で服のまま入ったかって
それは、皆さんがそういうのを見たいだろうと思って

透けてる感じ、ちょっといやらしいよね

」〖MC〗
「今日のファッションのポイントとかってありますか
」【涼介くん】
「このトナカイの着ぐるみの事ですか
」(まだそれしか見てませんけどね
)【涼介くん】
「そうですね~

まず、早着替えの為のマジックテープ

あとは、首元に付いてるベルがうるさかったので、テープで止めました

これがポイントです
」〖MC〗
「じゃあ、今後はどんなファッションしてみたいですか
」【涼介くん】
「これといって無いんだけど…

でも、こういう格好ができたら、あとは何でもやれそうな気がします(笑)」
前半のトーク部分は、こんな感じです

かなり色んな事に触れて話してくれた気がしましたよ。
ブログ閉鎖の事も、きっとファンの皆を心配させないように最初に触れてくれたのかな
って思いました。後半は、質問コーナーとライブの様子をお送りしま~す

後半は、もう少し待っててね

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ボクの四谷怪談⑨(ネタバレ)
『ボクの四谷怪談⑧』に引き続き、
各部屋の並び及び、部屋内部の状況は以下のとおり。
〈各部屋のセット〉

┏━━━┓┏━━━┓┏━━━┓
┃ ┃┃ ┃┃ ┃
┃ ① ┃┃ ② ┃┃ ③ ┃
┃ ┃┃ ┃┃ ┃
┗━━━┛┗━━━┛┗━━━┛
【客席側】
【舞台向かって左側】
①時代劇風の佇まいにて、民谷伊右衛門の浪宅(江戸時代 文政8年)
【舞台中央】
②お梅の父、伊藤喜兵衛のラジオスタジオ
【舞台向かって右側】
③伊右衛門の妻、お岩の病室
物語は、この全く別の場所での出来事を3つ並べ、一部屋ずつ切り替えて見せながら進んでいく。
ここでの喜兵衛のラジオスタジオは、時代の違う2つの部屋を見せる際の橋渡し役となっている。
〈ボクの四谷怪談⑨(ネタバレ)〉
③の伊右衛門の妻、お岩の病室の明かりが消えると、
再び①の民谷伊右衛門の浪宅の明かりが灯る。
どうやら宅悦は、行灯の油を買って戻って来た様で、行灯には再び明かりが灯っていた。
お岩はあの後も、髪の毛を結うことなく布団に体を起こして座り、
宅悦は、あいかわらずお岩に団扇で風を送っている。
宅悦
「なんだい
何か欲しいのかい
」
お岩
「いいえ、べつに…」
宅悦
「本当は少しでも何か食べた方がいいんだがなぁ
食べたくはないのかい
」
お岩
「えぇ…大丈夫です」
宅悦
「なにもこんな時まで遠慮しなくたっていいんだよ。
何でも言ってみな
」
お岩
「はい………。
あの…宅悦さん、少し気になる事があるんですけど…」
宅悦
「なんだい、伊右衛門さんの事かい
」
お岩
「えぇ…。
実は、私がこの病にかかって寝込む様になってから、あの人…鏡台の鏡を何処かに隠してしまったんです。
それで、あたしが貸してって言ってもダメだって言うし…。
私、どうかなってるのかしら…」
宅悦
「えっ
(゚o゚;」
思わずお岩の顔を見つめた宅悦だったが、目が合うなり、
一瞬『ヒィッ(;°皿°)』と顔を逸らしそうになった。
しかし何とかこらえ、お岩の顔を見つめながら言う。
宅悦
「いや
あのっ
それはだね、
病気の時は誰だってやつれるものだし、第一顔色が良くないもんだ。
それをさ、鏡なんて見てイチイチ気にしてた日にゃ、治るもんだって治らなくなっちまうよ。」
「普通の病人でさえそうなんだ。
私は、あんたの病気がブリ返しちゃいけないと思って、今まで何も言わなかったけどね、
お岩ちゃん、あんたは生まれて来るのを楽しみにしてた子供も流産でダメにしちまった。」
「それであんたが寝込んでる上に、今度は父親(左門)の身投げだろ
妹のお袖ちゃんだって、今は行方不明だって言うじゃないか。」
「その上、あんたまでが鏡を見て
『はぁ~
治るのかしら…
』なんて事を始めちまったら、
あんたもそうだが、伊右衛門さんが参っちまうんじゃないのかい
」
お岩
「みんな、あたしが至らないばっかりに…
」
お岩は、宅悦の言葉を涙ぐみながら聞いている。
宅悦
「ほら、それだ
いけないよ、お岩ちゃん。
あんたは寝てたって、アレをしなきゃ
コレをしなくちゃって気を使ってばかりだ。」
「何もそんなに考えてばかりいる事はないんだよ。
病気の時は良くなるのが一番
それが結局は周りの人の為になるんだから、ちょっとぐらいワガママ言ったってバチなんか当たりゃしないんだよ。
そうだろ
お岩ちゃん。」
お岩
「はい…すみません…
」
泣きながら返事をするお岩。
宅悦もその様子を見て、つられて涙ぐむ。
宅悦
「そうそう、素直になればいいんだ。
分かればいい…
しばらくは養生する気で、我慢して寝ていなさい。
そうすりゃ良くなる
もうちょっとだ。」
お岩
「はい…
」
宅悦
「分かったら無理せず寝ることだよ。
今日はもう遅いから私は帰りますがね、
もうじき伊右衛門さんも帰って来るだろうし、それじゃあお大事にね。」
宅悦は立ち上がり帰ろうとしたが、何かを思い出したのか、お岩に声を掛ける。
宅悦
「そうだ、お岩ちゃん
明日また来る時ついでに、何か美味しいものを持って来よう。
何が欲しいか、遠慮なく言ってごらん。」
お岩
「いえ、別に…」
宅悦
「そうかい…。
まぁいい、明日ウチのばあさんに何か旨いものでも作らせて持って来よう。
それじゃ、私はこれで…」
お岩はお辞儀しようとしたが、それを宅悦に止められる。
宅悦
「あぁっ
駄目だ駄目だ
寝てなきゃ
私は勝手に帰るからさっ。
それじゃあね、お岩ちゃん」
宅悦は、無理して動こうとするお岩を手で制しながら、帰って行った。
(宅悦、舞台袖へと入って行く。)
宅悦が帰って行った後、お岩はその方向へお辞儀をし、
「本当にいつもいつも…」
と礼を述べる。
部屋に1人となったお岩は、首元にまとわりつく自分の髪を手で触り、不快さを感じたのか、
お岩
「本当に、私がいつまでもクヨクヨしているものだから、皆さんに迷惑ばかり掛けてしまう…。
この髪の毛も、この暑さではうっとおしいばかり。
そうだ、この髪の毛を短くすれば、気分もスッキリするかもしれない
」
「そうしよう
あの人が帰ってからだと、また心配を掛けてしまうから、今のうちに…」
自分の髪の毛を切る事に決めたお岩は、
重苦しい体を引きずり、鏡台の引き出しから大きなハサミを取り出すと、
それを髪に当て、いざ切ろう試みたが、鏡が無いことに気付く。
お岩
「そうだ…鏡はあの人が隠してしまったんだった。
いったい何処へ隠したのかしら…。」
立ち眩みしながらも何とか立ち上がったお岩は、ヨロヨロしながら鏡を探して部屋を歩きはじめた。
ここで、①民谷伊右衛門の浪宅の明かりが徐々に暗くなり、
②喜兵衛のラジオスタジオの明かりが灯る。
喜兵衛は先程と同じように机に肘をついて座り、涙ながらに語っている。
喜兵衛
「僕は今ここにいて、自分がなんて無力なんだろうと、そればっかり考えています
僕がここにいてお岩ちゃんに何がしてあげられるだろう…グスッ(T^T)」
「僕に出来るのはただ『お岩ちゃん頑張ってくれ
』って言うだけなんだ。
お岩ちゃん、頑張って
本当、きっと良くなるよ
」
「そしたらさ、このスタジオに来て一緒に歌おうじゃないか
ね、お岩ちゃん。゚(゚´Д`゚)゚。」
涙ながらに語る喜兵衛だが、嘘臭さは隠せない
喜兵衛
「それじゃあ、ここで曲を聞いて下さい。千代田区の森川さんのリクエストで
『これが私の…』です」
②喜兵衛のラジオスタジオの明かりが暗くなり、
①民谷伊右衛門の浪宅の明かりがまた灯る。
鏡を探して、薄暗い部屋をヨロヨロと歩くお岩。
部屋の奥にある箪笥の所にようやくたどりつくと、箪笥の上部に手をやり捜し始める。
すると手に何かが触れる感触があり、それを手に取ってみた。
お岩
「あった
あの人…どうしてこんな所に鏡を隠したのかしら…。」
鏡を手に布団の所まで戻り、お岩は布団の上に座ると、鏡を自分の方へ向けてみる。
自分の顔を見るのは久しぶりだった…
お岩
『………
』
「ヒィッ

≡(゚Д゚:)))」
鏡に写ったのは、身の毛もよだつほど恐ろしい顔をした化け物
お岩は、恐ろしさのあまり慌てて鏡を伏せる
『………(((( ;°Д°))))』
今のは一体、何だったのか…
確かに、鏡には自分を写したはず
動揺しながらも、お岩は恐る恐るもう一度、鏡を自分の方に向けてみた。
しかしそこにはやはり…化け物が写る。
お岩
「どうして
酷い…これが私
ねぇ、嘘でしょう
ウソよっウソよぉぉ
(´Д`。)」
この顔が治るだなんて、到底思えないほどの酷さだった。
悲しみに打ちひしがれるお岩は、鏡を見ながら叫ぶ。
お岩
「これが私の顔かいなァァァ
(ノД`)゚。」
〈ここで、お岩の歌に入ります〉
(何度鏡を見ても、そこに写る自分の顔が信じられないお岩は、絶望に打ちひしがれながら『嘘よっ
』と叫び続ける)
これが、私の顔かいなァ
何を見ていたの鏡の中に。
何が見えるの
鏡の中に。
醜さと恐ろしさ、これが私の顔かいなァ
乱れた髪は、もう薫らずに
黄ばんだ肌はもう輝く事は無い。
これが私の顔かいなァ
ねぇ、嘘でしょう
変なイタズラしないでよ
何か隠してるんでしょう
そうよね
そうよ
これはきっと私の顔じゃない
ウソだ
ウソだ
ウソだァァ
私は鏡の中に私の顔を見たいっ
若さに溢れ、優しく微笑む私の顔を
これが私の顔ならば、私は一体なに
(お岩は鏡で自分の顔を見ながら、激しくむせび泣くように歌っている)
これが私
これが私の顔だというなら…
お前の顔は、なんだァァ
(お岩は、最後のところで膝立ちになると自分の方へ向けていた鏡を客席の方へ向け、叫ぶ。
この時、鏡にライトが反射し、ギラッと光った所で、部屋の明かりが消える)
①民谷伊右衛門の浪宅の明かりが消え、
③伊右衛門の妻、お岩の病室の明かりが灯る。
病室に伊右衛門の姿はなく、そこにはピンクのネグリジェに、顔を包帯でグルグル巻きにされた岩がベッドの上に仁王立ちしていた。
そこへクラシックの荘厳な音楽が鳴り始める。
曲はワーグナー『ワルキューレの騎行』
すると、岩は両手を広げ曲に合わせて歌い始めた。
それは、病が重くなり死を目前にした最後の叫びだろうか…
だだ、その歌声はオペラ調というより、かなりバカっぽい
愛 そっれーはー うっつくしーくー
〈愛 それは美しく〉
愛 それーはー ゆーめー
〈愛 それは夢〉
愛 それーはー はっかなくーてー
〈愛 それは儚くて〉
よっろこびーのー うーたー
〈喜びの歌〉
ジャンジャジャ ジャーンジャン
ジャンジャジャ ジャーンジャン
ジャンジャジャ ジャーンジャン
ジャンジャカ ジャーーン
(イントロ部分も歌っている
)
ほっしふるよーるー こっのむねーにー
〈星降る夜 この胸に〉
あっふぅれるぅーー なみだーー
〈溢れる涙〉
ジャンジャジャ ジャーンジャン
ジャンジャジャ ジャーンジャン
ジャンジャジャ ジャーンジャン
ジャンジャカ ジャーーン
(ここから、②の喜兵衛のラジオスタジオの明かりも灯り、喜兵衛も歌に参加)
【岩(2)】
愛よぉーーー
【喜兵衛】
ハイヨ~~~
【二人】
あーーーい あ~い~
〈愛
愛
〉
(岩は病室のベッドの上で、喜兵衛はスタジオの机の上にそれぞれ立って歌っているが、喜兵衛は何か切羽詰まった様子で歌っている)
【喜兵衛】
ションベンした~い~
(><;)
(コチラ、便所へ行きたい人
)
【岩(2)】
もうダメーよー
死ーぬ~ヽ(;´Д`)ノ
(コチラ、もう死にそうな人
)
【二人】
アーアアーアーアー
アーアアーアーアー
アーアアアーアー アーア~
【喜兵衛】
漏ーれそォーだアーo(><;)o
(もう限界きてる
)
【岩(2)】
死ーにそぉーよぉ~(/TДT)/
(かなりヤバい
)
【二人】
ダぁ~メぇ~~~っ
最後『ワルキューレの騎行』が高らかに鳴り響く中、
喜兵衛はラジオ番組の途中、股間を押さえ、後ろの扉から飛び出して行った。
そしてスタジオは暗転。
一方、岩はベッドの上に立ち、
「アッハハハハ (ノ´▽`)ノ
」
と笑い続けている。
しかし『ワルキューレの騎行』最後の盛り上がりのシンバルが鳴り響くと、
それに合わせるかのように、岩はベッドから転がり落ちて息を引き取った。(o_ _)o
ここで、この病室も暗転。
すると②の喜兵衛のラジオスタジオの明かりが灯り、
便所から喜兵衛が手を拭きながら戻って来た。
「ふぅ
間に合って良かったぁ~
」
これで、一安心とスタジオの椅子に座り、
何事もなかったかのように番組を進行する喜兵衛。
開口一番、なぜか知るはずの無い、岩の死を話し出す。
喜兵衛
「お岩ちゃん、結局僕たちは何もしてあげられなかったんだけど、
今頃はお岩ちゃんも、空の上から僕達の事を見守ってくれているでしょう。」
「お岩ちゃんの死を僕達の痛みとして受け取って、僕達もまた明日から生きて行きましょう。
それじゃあ、もう時間が来たのでまた来週~
」
喜兵衛が番組を終わろうとすると、
急に①の民谷伊右衛門の浪宅の明かりが灯り、
自分の首にハサミを突き立て壮絶な姿となったお岩が、苦悶しながら
「ウソよっ
(ノД`)」
と叫ぶ姿を照らし、すぐに暗転したが、
スタジオの喜兵衛は、聞こえるはずの無いその叫びが聞こえたかのように
『ビクッΣ((◎д◎ ))』
と身を震わせた。
(つづく)
この辺から物語の解釈がだんだんと難しくなってきます
このシーンでは、2人のお岩の死が描かれますが、その模様は喜兵衛のラジオ番組を挟みながら進んでいきます。
これは【岩(2)】が、自分の病の事をハガキに書いて番組に送ったのを
喜兵衛がお涙頂戴モノとして番組で取り上げているからのようですね。
なので本来、部屋のセットは、
喜兵衛のスタジオと、岩の病室だけでいいはずですが、
なぜかそこに江戸時代(文政8年)のお岩の姿が…。
『これは夢か幻か、それとも現実なのか呪いなのか…』
この先は、これが話の中心部分になってきます。
それにしても、江戸時代のお岩と宅悦は雰囲気ありますね~
宅悦は、伊右衛門からお岩の世話を頼まれ、毎日のように通っているのですが、
顔の事をお岩が知ってしまわないように隠し通さなければならないんですよね
そして、お岩が自分の顔がどうなっているか知った時の悲しみと絶望感。
この二人の緊張感溢れるやり取りは、
話を知っていても、本当にドキドキしました(^。^;)
宅悦役の大石継太さんは俳優さんなんですけど、
お岩役の尾上松也さんと一緒に演じていても、歌舞伎役者の方かと思うくらい所作に違和感が無かったです
あと【岩(2)】を演じた明星さん。
【岩(2)】が死ぬシーンで、ベッドから転がり落ちるんですけど、
あのベッド、けっこうな高さがあったにも関わらず、かなりダイナミックに落ちてらっしゃいました
あの『ドスッ(o_ _)o
』という音は生音ですね、きっと…
ワーグナーの『ワルキューレの騎行』という曲は、聞けば『あ~あの曲か
』と皆さん分かると思いますよ
それでは、今回はここまで
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各部屋の並び及び、部屋内部の状況は以下のとおり。
〈各部屋のセット〉

┏━━━┓┏━━━┓┏━━━┓
┃ ┃┃ ┃┃ ┃
┃ ① ┃┃ ② ┃┃ ③ ┃
┃ ┃┃ ┃┃ ┃
┗━━━┛┗━━━┛┗━━━┛
【客席側】
【舞台向かって左側】
①時代劇風の佇まいにて、民谷伊右衛門の浪宅(江戸時代 文政8年)
【舞台中央】
②お梅の父、伊藤喜兵衛のラジオスタジオ
【舞台向かって右側】
③伊右衛門の妻、お岩の病室
物語は、この全く別の場所での出来事を3つ並べ、一部屋ずつ切り替えて見せながら進んでいく。
ここでの喜兵衛のラジオスタジオは、時代の違う2つの部屋を見せる際の橋渡し役となっている。
〈ボクの四谷怪談⑨(ネタバレ)〉
③の伊右衛門の妻、お岩の病室の明かりが消えると、
再び①の民谷伊右衛門の浪宅の明かりが灯る。
どうやら宅悦は、行灯の油を買って戻って来た様で、行灯には再び明かりが灯っていた。
お岩はあの後も、髪の毛を結うことなく布団に体を起こして座り、
宅悦は、あいかわらずお岩に団扇で風を送っている。
宅悦
「なんだい
何か欲しいのかい
」お岩
「いいえ、べつに…」
宅悦
「本当は少しでも何か食べた方がいいんだがなぁ

食べたくはないのかい
」お岩
「えぇ…大丈夫です」
宅悦
「なにもこんな時まで遠慮しなくたっていいんだよ。
何でも言ってみな
」お岩
「はい………。
あの…宅悦さん、少し気になる事があるんですけど…」
宅悦
「なんだい、伊右衛門さんの事かい
」お岩
「えぇ…。
実は、私がこの病にかかって寝込む様になってから、あの人…鏡台の鏡を何処かに隠してしまったんです。
それで、あたしが貸してって言ってもダメだって言うし…。
私、どうかなってるのかしら…」
宅悦
「えっ
(゚o゚;」思わずお岩の顔を見つめた宅悦だったが、目が合うなり、
一瞬『ヒィッ(;°皿°)』と顔を逸らしそうになった。
しかし何とかこらえ、お岩の顔を見つめながら言う。
宅悦
「いや
あのっ
それはだね、病気の時は誰だってやつれるものだし、第一顔色が良くないもんだ。
それをさ、鏡なんて見てイチイチ気にしてた日にゃ、治るもんだって治らなくなっちまうよ。」
「普通の病人でさえそうなんだ。
私は、あんたの病気がブリ返しちゃいけないと思って、今まで何も言わなかったけどね、
お岩ちゃん、あんたは生まれて来るのを楽しみにしてた子供も流産でダメにしちまった。」
「それであんたが寝込んでる上に、今度は父親(左門)の身投げだろ

妹のお袖ちゃんだって、今は行方不明だって言うじゃないか。」
「その上、あんたまでが鏡を見て
『はぁ~
治るのかしら…
』なんて事を始めちまったら、あんたもそうだが、伊右衛門さんが参っちまうんじゃないのかい
」お岩
「みんな、あたしが至らないばっかりに…
」お岩は、宅悦の言葉を涙ぐみながら聞いている。
宅悦
「ほら、それだ
いけないよ、お岩ちゃん。あんたは寝てたって、アレをしなきゃ

コレをしなくちゃって気を使ってばかりだ。」
「何もそんなに考えてばかりいる事はないんだよ。
病気の時は良くなるのが一番

それが結局は周りの人の為になるんだから、ちょっとぐらいワガママ言ったってバチなんか当たりゃしないんだよ。
そうだろ
お岩ちゃん。」お岩
「はい…すみません…
」泣きながら返事をするお岩。
宅悦もその様子を見て、つられて涙ぐむ。
宅悦
「そうそう、素直になればいいんだ。
分かればいい…
しばらくは養生する気で、我慢して寝ていなさい。
そうすりゃ良くなる
もうちょっとだ。」お岩
「はい…
」宅悦
「分かったら無理せず寝ることだよ。
今日はもう遅いから私は帰りますがね、
もうじき伊右衛門さんも帰って来るだろうし、それじゃあお大事にね。」
宅悦は立ち上がり帰ろうとしたが、何かを思い出したのか、お岩に声を掛ける。
宅悦
「そうだ、お岩ちゃん

明日また来る時ついでに、何か美味しいものを持って来よう。
何が欲しいか、遠慮なく言ってごらん。」
お岩
「いえ、別に…」
宅悦
「そうかい…。
まぁいい、明日ウチのばあさんに何か旨いものでも作らせて持って来よう。
それじゃ、私はこれで…」
お岩はお辞儀しようとしたが、それを宅悦に止められる。
宅悦
「あぁっ
駄目だ駄目だ
寝てなきゃ
私は勝手に帰るからさっ。
それじゃあね、お岩ちゃん」
宅悦は、無理して動こうとするお岩を手で制しながら、帰って行った。
(宅悦、舞台袖へと入って行く。)
宅悦が帰って行った後、お岩はその方向へお辞儀をし、
「本当にいつもいつも…」
と礼を述べる。
部屋に1人となったお岩は、首元にまとわりつく自分の髪を手で触り、不快さを感じたのか、
お岩
「本当に、私がいつまでもクヨクヨしているものだから、皆さんに迷惑ばかり掛けてしまう…。
この髪の毛も、この暑さではうっとおしいばかり。
そうだ、この髪の毛を短くすれば、気分もスッキリするかもしれない
」「そうしよう

あの人が帰ってからだと、また心配を掛けてしまうから、今のうちに…」
自分の髪の毛を切る事に決めたお岩は、
重苦しい体を引きずり、鏡台の引き出しから大きなハサミを取り出すと、
それを髪に当て、いざ切ろう試みたが、鏡が無いことに気付く。
お岩
「そうだ…鏡はあの人が隠してしまったんだった。
いったい何処へ隠したのかしら…。」
立ち眩みしながらも何とか立ち上がったお岩は、ヨロヨロしながら鏡を探して部屋を歩きはじめた。
ここで、①民谷伊右衛門の浪宅の明かりが徐々に暗くなり、
②喜兵衛のラジオスタジオの明かりが灯る。
喜兵衛は先程と同じように机に肘をついて座り、涙ながらに語っている。
喜兵衛
「僕は今ここにいて、自分がなんて無力なんだろうと、そればっかり考えています

僕がここにいてお岩ちゃんに何がしてあげられるだろう…グスッ(T^T)」
「僕に出来るのはただ『お岩ちゃん頑張ってくれ
』って言うだけなんだ。お岩ちゃん、頑張って
本当、きっと良くなるよ
」「そしたらさ、このスタジオに来て一緒に歌おうじゃないか

ね、お岩ちゃん。゚(゚´Д`゚)゚。」
涙ながらに語る喜兵衛だが、嘘臭さは隠せない

喜兵衛
「それじゃあ、ここで曲を聞いて下さい。千代田区の森川さんのリクエストで
『これが私の…』です」
②喜兵衛のラジオスタジオの明かりが暗くなり、
①民谷伊右衛門の浪宅の明かりがまた灯る。
鏡を探して、薄暗い部屋をヨロヨロと歩くお岩。
部屋の奥にある箪笥の所にようやくたどりつくと、箪笥の上部に手をやり捜し始める。
すると手に何かが触れる感触があり、それを手に取ってみた。
お岩
「あった

あの人…どうしてこんな所に鏡を隠したのかしら…。」
鏡を手に布団の所まで戻り、お岩は布団の上に座ると、鏡を自分の方へ向けてみる。
自分の顔を見るのは久しぶりだった…
お岩
『………
』「ヒィッ

≡(゚Д゚:)))」鏡に写ったのは、身の毛もよだつほど恐ろしい顔をした化け物

お岩は、恐ろしさのあまり慌てて鏡を伏せる

『………(((( ;°Д°))))』
今のは一体、何だったのか…
確かに、鏡には自分を写したはず

動揺しながらも、お岩は恐る恐るもう一度、鏡を自分の方に向けてみた。
しかしそこにはやはり…化け物が写る。
お岩
「どうして
酷い…これが私
ねぇ、嘘でしょう

ウソよっウソよぉぉ
(´Д`。)」この顔が治るだなんて、到底思えないほどの酷さだった。
悲しみに打ちひしがれるお岩は、鏡を見ながら叫ぶ。
お岩
「これが私の顔かいなァァァ
(ノД`)゚。」〈ここで、お岩の歌に入ります〉
(何度鏡を見ても、そこに写る自分の顔が信じられないお岩は、絶望に打ちひしがれながら『嘘よっ
』と叫び続ける)これが、私の顔かいなァ

何を見ていたの鏡の中に。
何が見えるの
鏡の中に。醜さと恐ろしさ、これが私の顔かいなァ

乱れた髪は、もう薫らずに
黄ばんだ肌はもう輝く事は無い。
これが私の顔かいなァ

ねぇ、嘘でしょう

変なイタズラしないでよ

何か隠してるんでしょう
そうよね
そうよ
これはきっと私の顔じゃない
ウソだ
ウソだ
ウソだァァ
私は鏡の中に私の顔を見たいっ

若さに溢れ、優しく微笑む私の顔を

これが私の顔ならば、私は一体なに

(お岩は鏡で自分の顔を見ながら、激しくむせび泣くように歌っている)
これが私

これが私の顔だというなら…
お前の顔は、なんだァァ

(お岩は、最後のところで膝立ちになると自分の方へ向けていた鏡を客席の方へ向け、叫ぶ。
この時、鏡にライトが反射し、ギラッと光った所で、部屋の明かりが消える)
①民谷伊右衛門の浪宅の明かりが消え、
③伊右衛門の妻、お岩の病室の明かりが灯る。
病室に伊右衛門の姿はなく、そこにはピンクのネグリジェに、顔を包帯でグルグル巻きにされた岩がベッドの上に仁王立ちしていた。
そこへクラシックの荘厳な音楽が鳴り始める。
曲はワーグナー『ワルキューレの騎行』
すると、岩は両手を広げ曲に合わせて歌い始めた。
それは、病が重くなり死を目前にした最後の叫びだろうか…
だだ、その歌声はオペラ調というより、かなりバカっぽい

愛 そっれーはー うっつくしーくー
〈愛 それは美しく〉
愛 それーはー ゆーめー

〈愛 それは夢〉
愛 それーはー はっかなくーてー
〈愛 それは儚くて〉
よっろこびーのー うーたー

〈喜びの歌〉
ジャンジャジャ ジャーンジャン

ジャンジャジャ ジャーンジャン

ジャンジャジャ ジャーンジャン

ジャンジャカ ジャーーン

(イントロ部分も歌っている
)ほっしふるよーるー こっのむねーにー
〈星降る夜 この胸に〉
あっふぅれるぅーー なみだーー
〈溢れる涙〉
ジャンジャジャ ジャーンジャン

ジャンジャジャ ジャーンジャン

ジャンジャジャ ジャーンジャン

ジャンジャカ ジャーーン

(ここから、②の喜兵衛のラジオスタジオの明かりも灯り、喜兵衛も歌に参加)
【岩(2)】
愛よぉーーー

【喜兵衛】
ハイヨ~~~

【二人】
あーーーい あ~い~

〈愛
愛
〉(岩は病室のベッドの上で、喜兵衛はスタジオの机の上にそれぞれ立って歌っているが、喜兵衛は何か切羽詰まった様子で歌っている)
【喜兵衛】
ションベンした~い~
(><;)(コチラ、便所へ行きたい人
)【岩(2)】
もうダメーよー
死ーぬ~ヽ(;´Д`)ノ(コチラ、もう死にそうな人
)【二人】
アーアアーアーアー

アーアアーアーアー

アーアアアーアー アーア~

【喜兵衛】
漏ーれそォーだアーo(><;)o
(もう限界きてる
)【岩(2)】
死ーにそぉーよぉ~(/TДT)/
(かなりヤバい
)【二人】
ダぁ~メぇ~~~っ

最後『ワルキューレの騎行』が高らかに鳴り響く中、
喜兵衛はラジオ番組の途中、股間を押さえ、後ろの扉から飛び出して行った。
そしてスタジオは暗転。
一方、岩はベッドの上に立ち、
「アッハハハハ (ノ´▽`)ノ
」と笑い続けている。
しかし『ワルキューレの騎行』最後の盛り上がりのシンバルが鳴り響くと、
それに合わせるかのように、岩はベッドから転がり落ちて息を引き取った。(o_ _)o

ここで、この病室も暗転。
すると②の喜兵衛のラジオスタジオの明かりが灯り、
便所から喜兵衛が手を拭きながら戻って来た。
「ふぅ
間に合って良かったぁ~
」これで、一安心とスタジオの椅子に座り、
何事もなかったかのように番組を進行する喜兵衛。
開口一番、なぜか知るはずの無い、岩の死を話し出す。
喜兵衛
「お岩ちゃん、結局僕たちは何もしてあげられなかったんだけど、
今頃はお岩ちゃんも、空の上から僕達の事を見守ってくれているでしょう。」
「お岩ちゃんの死を僕達の痛みとして受け取って、僕達もまた明日から生きて行きましょう。
それじゃあ、もう時間が来たのでまた来週~
」喜兵衛が番組を終わろうとすると、
急に①の民谷伊右衛門の浪宅の明かりが灯り、
自分の首にハサミを突き立て壮絶な姿となったお岩が、苦悶しながら
「ウソよっ
(ノД`)」と叫ぶ姿を照らし、すぐに暗転したが、
スタジオの喜兵衛は、聞こえるはずの無いその叫びが聞こえたかのように
『ビクッΣ((◎д◎ ))』
と身を震わせた。
(つづく)
この辺から物語の解釈がだんだんと難しくなってきます

このシーンでは、2人のお岩の死が描かれますが、その模様は喜兵衛のラジオ番組を挟みながら進んでいきます。
これは【岩(2)】が、自分の病の事をハガキに書いて番組に送ったのを
喜兵衛がお涙頂戴モノとして番組で取り上げているからのようですね。
なので本来、部屋のセットは、
喜兵衛のスタジオと、岩の病室だけでいいはずですが、
なぜかそこに江戸時代(文政8年)のお岩の姿が…。
『これは夢か幻か、それとも現実なのか呪いなのか…』
この先は、これが話の中心部分になってきます。
それにしても、江戸時代のお岩と宅悦は雰囲気ありますね~

宅悦は、伊右衛門からお岩の世話を頼まれ、毎日のように通っているのですが、
顔の事をお岩が知ってしまわないように隠し通さなければならないんですよね

そして、お岩が自分の顔がどうなっているか知った時の悲しみと絶望感。
この二人の緊張感溢れるやり取りは、
話を知っていても、本当にドキドキしました(^。^;)
宅悦役の大石継太さんは俳優さんなんですけど、
お岩役の尾上松也さんと一緒に演じていても、歌舞伎役者の方かと思うくらい所作に違和感が無かったです

あと【岩(2)】を演じた明星さん。
【岩(2)】が死ぬシーンで、ベッドから転がり落ちるんですけど、
あのベッド、けっこうな高さがあったにも関わらず、かなりダイナミックに落ちてらっしゃいました

あの『ドスッ(o_ _)o
』という音は生音ですね、きっと…
ワーグナーの『ワルキューレの騎行』という曲は、聞けば『あ~あの曲か
』と皆さん分かると思いますよ
それでは、今回はここまで

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