性格を変える?(長いです) | 大石眞行の玄学ライフ

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大石眞行が占いの観点から日常を観察します。

今月26日(土)の淘宮術セミナーが近づいてきた。

直前のBlogでも解説したように淘宮術とは天源術という占いによって個人の性格を割り出し、自己コントロールによってその長所を出し、短所を出さずに生活していくことで運勢を改善しようとするある種の実践道徳である。

 

性格が運命を作るということは今まで多くの賢人により語られている。

ナイチンゲールもウィリアム・ジェームズも、そしてマザーテレサも。

少しづつ内容や表現は異なるが、

行動、習慣、性格(あるいは人格)、運命という一連の流れを想定して行動を変えることで最終的には運命が変わるという理屈である。

行動の前に言葉を強調する場合もある。

日頃何気なく使っている言葉の選び方が行動を決めていくのだという考え方である。

淘宮術は江戸時代の日本で考え出された方法論であるが、その考え方は驚くほど似ている。

淘宮術でもまず言葉の使い方を大事にするのだ。

 

まあ、人間の行動変容という同じ目的ならば、そしてそれがきちんと成功する方法ならば洋の東西や歴史的差異など関係なく同じ方法になるのは当たり前と言えば当たり前なのだろう。

 

しかし性格というのはそんなに簡単に変わるものなのだろうかという疑問を持つ方も多いだろう。

たしかに中国にも「山中の賊を破るは易く、心中の賊を破るは難し」といういい方もある。

あるいは「江山改め易く、本性移し難し」とも。

自然の地形を改めるのは簡単ではないが、それよりも人間の本性を改める方が困難だというのである。

 

組織行動論という学問がある。

この中に「性格は変えられないけれど行動(考え方)は変えることができる」といういい方がある。

たしかムーミンの世界のリトル・ミィも同じことを言っていたような気がする。

外面的行動と内面的行動である考え方を変えるのは比較的易しい。

性格そのものに手を突っ込んで変えるのではなく、いつもと違う行動をとることで自然に性格を変えていくのである。

これぞ先ほどの賢者の皆様方の公式そのものであり、その具体的な方法論である。

 

具体的な例を挙げてみよう。

ある生まれの方には「初念につけ」といって最初に思い浮かんだ行動をとれと進める。

このタイプは最初に考えたことに対し、それよりもこうした方がいい、いややっぱりこうしたらどうだろうとどんどん考えを変えていって最終的によりにもよってという選択を行ってしまうのである。

このタイプへのアドバイスが「初念につけ」つまり一番最初に浮かんだ考えが正解だというのだ。

これは万人共通のアドバイスではない。

たとえば別の生まれの方には「二念につけ」というアドバイスが当てはまる。

このタイプは最初の判断が大体ピント外れなのである。だから一度よく考えなおして次に考えたことが正解であるというアドバイスだ。

 

この2つのタイプ、心当たりがある方も多いのではないだろうか。

 

淘宮術ではこのようなタイプ分けが12種類ほどあり、一人の人間はこのうちの3つを持っていると考える。決して単純な12のタイプ論ではないのである。

 

このように長いブログを書いてしまう私のタイプは?

そう、たぶん私の持つあのタイプのせいである。

 

タイプは先天的なものなので淘宮術をやったからといってそのタイプが無くなってしまうわけではない。

問題はタイプ(性格)ではなく、その出し方(行動)なのである。

 

性格は変えられないが行動は変えることができ、そしてそれは運命を変えることにつながる。

それをやろうというのが淘宮術なのである。

 

ご興味を持たれた方はこちらをご覧ください。

既にライブ参加は満員御礼ですが動画でお目にかかれることを楽しみにしております。