俺様の大胆な仮説:人類は長生きするようになって、結婚や恋愛から遠のき、少子高齢化を招いたのでは。 | 本日もサルーな気持ち

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卵型類人猿、生態と思索、現実と虚構のハザマ。でもサル。アバターがサル。

もともと、まったく別の問題について取り組んでいたのだが、

不意に、思い浮かんだので急いでここに記す。

記しちゃっていいですかね?

 

カカポという鳥類をご存じか。諸兄らよ。


YouTubeとかで動画が見られるので一度ご視聴下さい。

 

概要を言えば、
・ニュージーランドとその周辺の島に生息している希少種の
・分類的にはオウムの仲間。緑色の羽毛。
・サイズはデカくて体重3~4kgとか普通。5Kgを超える個体もある。

(うちの猫ぐらいあるw)
・天敵がいない土地だったので飛ぶことをやめてしまっている
・長命。普通に50年とか生きる。長くて90年。
・天敵がいない環境のせいで危機感がなく、人間を見ると好奇心で近づいてきて、あまつさえ、求愛行動を取る。

・隣のカカポが危険な目に遭うとさすがに「ええ~っ」ってなるらしいけど、固まるだけで逃げないw
・そのため乱獲されて、一時期絶滅しそうになった。そのため希少種なのである。

 

このカカポであるが、絶滅を防ぐために現在、ニュージーランドのしかるべき機関で保護されて繁殖を試みている。
ところがこいつら、あまり交尾しようとしない

 

これが、俺にはひっかかった。

 

どうもこれは、長命であることに起因するのでは、と俺は推測する。
ヘタに長生きできるもんだから、急いで交尾して子孫を残さなくても良いと考えている

 

一方、昆虫のセミを見て下さいや。
夏になると大量に土から出てきて、約7日の間、一斉に鳴くでしょう。
あの鳴いてるやつらは全員オスやで、これはつまり求愛行動である。
つまり子孫を残そうと必死になっている。

 

他にもやたら鳴いたり、強さをアピールしたり、毛色や羽を派手にしたり、ケツを光らせたりと、まあオスという生きもんは、そこまでして自分の遺伝子を未来に残そうとするもんよね?

 

つまりのつまりだ。
 

生物は長命になればなるほど、子孫を残すための活動をしなくなる


逆に短命の生物は焦って子孫を残したい派閥なので、交尾したくてむっさアピール活動する。

 

人間にも同じことが言える。
医療技術が発達して、80歳とか90歳まで生きるのが普通になって、子孫を残すことにあまり熱中しなくなった。

現在の少子高齢化は、別に日本だけの問題ではない。
先進国はみな同じ問題を抱えている。

 

これら事象が指し示すのは、人間とてその辺の生き物とあまり変わりがないということだ。


現代人が恋愛や結婚から遠ざかりつつあることも、これで根本原因が説明つくのじゃあるまいか。

 

セミ並みとは言わないが、例えばまたどうしようもない病原菌パンデミックが勃発したり、戦争に参加せねばならん、となったら自分の寿命について危機感を覚えるだろう。

 

そうなったら、男なら単純に、セッ〇スせずに死ねるかい、と思わんかね?

 

まあ、こりゃ極端な言い分であることも承知している。

 

少子高齢化対策、とか叫ばれて久しいが、そもそも生物の本能に関わることを、政策で何とかしようなんて度台、おこがましい、無理な話よね。

 

などと愚考いたす次第。