こんにちは、
岡田宰治です。


前回は「本気で若返りを目指すひとへ」でした。
https://ameblo.jp/baffaro7/entry-12859054986.html


今回は〃「運動中ヒップヒンジはなぜ重要なのか」〃です。


今回は、体操や筋トレをはじめ、
あらゆる運動の基本動作である、
ヒップヒンジについて解説します。


・ヒップヒンジとはどんな動作


ヒップヒンジをひと言でいうと、
「脊筋をまっすぐに伸ばして股関節を屈曲する動作」です。


この動作は、横から見ると、
股関節を軸にドアの開け閉めのように使います。


私は、治療家でプロトレーナー教官でもありますが、
新入トレーナーの研修会でも7割程度、
一般の方だと3割ぐらいしかヒップヒンジができません。


特に中高年で運動から遠ざかっている人の場合は、
大半の人ができなくなっている動作です。


しかし、これは運動効果を上げるうえでは、
絶対に外せない動作なので大切なのです。


たとえば、スクワットの場合で見てみましょう。


1.ヒップヒンジができている例





2.ヒップヒンジができていない例(ちょっと極端ですが)





このフォームの違いをしっかりとご記憶ください。


股関節の使い方に大きな差があることは、
比べてみると一目瞭然です。


スクワット以外の筋トレや、
様々な運動やスポーツであっても、
上手な人は必ずこの動作ができています。



・なぜ、ヒップヒンジは超重要なのか


では、ヒップヒンジができるとできないでは、
いったい何が変わるのでしょうか。


その理由は、大きく二つあります。


それは、運動効果が何倍も変わることと、
故障の頻度が大きく変わることです。


ヒップヒンジができるとスムーズにいき、
ヒップヒンジができないと効果がでにくい。

ヒップヒンジができると傷めにくいのに対し、
ヒップヒンジができないとすぐに傷めてしまう。

このように、
真逆の結果になってしまうので重要なのです。


また、若い頃は当たり前にできていても、
中年以降や運動不足で劣化していると、
背中は丸くなり腰のキレがなくなります。


この腰のキレを左右するのが、
ヒップヒンジができるかできないかなのです。


ですから、運動不足の状態から一念発起し、
健康増進のために運動を始める場合は、
このヒップヒンジの練習をいの一番にやるべきです。


さらに、ここが一番大切なことですが、
ヒップヒンジができないと、
体幹インナーマッスルが機能しないことです。


インナーマッスルがうまく機能しないと、
全身の強度とバランス、
そして筋連動がうまくいかなくなるのです。


これがたいていの故障を引き起こす本当の原因です。


・ヒップヒンジができない人の対策法


最後にヒップヒンジができない人への対策法です。


骨盤、股関節まわりが硬くなっている場合は、
すぐには滑らかに動かせないことがあります。


そこで突破口を開くための二つの運動を紹介します。


1.片足ヒップヒンジ前屈





2.ヒップヒンジ前屈






ともにコツは背筋を伸ばした状態のまま、
ヒップヒンジ動作をキープし、
そのまま8秒数えることです。

これを5から10回、行ってください。


これを1ヶ月程度行うと、
背骨まわり、臀部やハムストリングスが軟らかくなり、
ヒップヒンジがしやすくなります


ヒップヒンジができるようになってから、
お好みの運動やスポーツに入ることをお勧めします。


また、ヒップヒンジをつくりながら、
体幹インナーマッスルを鍛える方法があります。


これが「若返り筋メソッド」という、
伸ばしてねじるという動作で行う、
新時代の体操療法であり自助健康法です。



次回は、「若返りのための施術と運動の使い分け」です。


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