こんにちは、
岡田宰治です。


前回は「他人に対して腹が立ってしかたがないときは……」でした。
https://ameblo.jp/baffaro7/entry-12801192156.html


『ティータイム あたたかい家庭幸せのアイデア25 大川隆法著』をテキストに、実体験を交えた解説にチャレンジしています。




今回のテーマは「家庭環境は実社会の縮図」です。

※本書からの引用部分は青字になっています。


家庭には、「父、母、子、孫」という長幼の順があり、また、男女の別があって、家庭は、年齢が上の者と下の者、男と女、この役割の違いを教える原型、モデルでもあります。
「子供は、ゼロ歳から十八歳、あるいは二十歳を過ぎるまで家庭にいて、社会のモデルを学ぶ」というようになっているのです。
子供が家庭で最初に見るものは、父と母が役割を分担している姿です。
父と母という、男女の組み合わせと、その二つの性の役割分担を見ながら、「男女の関係は、かくのごとくあるべし」ということを、子供は学ぶことになります。
また、きょうだいのあいだでは、「長男、次男、三男」、あるいは、「長女、次女」といった順を教えられます。
そして、「年長の者は、責任が重く、年下の者の面倒を見なければならない」ということを教えられます。
これが、実社会に出てからは、先輩後輩の区別になり、「上に立つ者が下の者の面倒を見なければならない」ということにつながるのです。



こんなふうに家庭を分析したものはあまり読んで事ありませんが、父母や兄弟との関係を思い出してみても、また我が家(夫婦と子供3人の家庭)をみても、このようになっていました。
最近ではLGBTQなどが流行っていますが、ひょっとしたらこれらは、家庭環境とも関連しているのかもしれませんね。


このように、家庭は実社会の縮図であり、一種のモデルです。
それゆえに、家庭のなかで人間関係がうまくいくことは、円満な人格者が実社会に輩出するために、どうしても必要なことなのです。
もし、家族関係のなかで、いびつなものがあれば、そのなかで育まれる魂は、必ずや何らかのいびつな側面を持つに至るでしょう。



過去に、父親との葛藤をひきずっている男子が上司と、女子が男性関係で心の葛藤で悩んでいる例を見ました。
まわりから見ていると、「なぜそうなるの」という不思議な感じがしましたが、ここに書かれていることと照合すると納得がいきます。


子供が成長していく際に最も大切なのは、父母が調和していること、父と母が、お互いに愛し合い、尊敬し合っていることです。
そういう両親を見て育った子供は、理想の夫婦のあり方を胸に刻み、自分が成長してからのち、その手本に従った家庭づくりをしていこうとします。
それほど、両親の影響力というものは大きいのです。
そのため、子供が社会に巣立ったとき、まともな家庭生活を営めないような傾向性が出てきたならば、おそらくは、その両親に問題があったと考えられます。
さらに兄弟の関係も大事です。
子供は、「親の愛が、きょうだいのなかで、どのように分配されるか」ということを常に見ています。
きょうだいのなかでも、親から特別に愛される者と、それほど愛を受けられない者とが出てきます。
ここで、やがて実社会で味わうであろうことと似た問題を経験します。
すなわち、「ある振る舞いをすると両親に愛されるが、別の振る舞い方をすると愛されない。そして、両親に気に入られた者は、末永く、その恩恵に浴することができるが、両親から嫌われた者は、何かにつけて文句を言われる」という経験をするのです。
これによって、実は、実社会に出てからの、「上役、上司に目をかけられる者と、そうでない者の差」というものを、子供時代に学習することになるわけです。



「子供の成長にとって最も大切なのは、父母が調和していること」これがここまで大切なことだとは思いませんでした。
過去をふり返れば、両親は喧嘩もしたけれどもいつも調和していました。子供の頃は叔父や叔母も一緒に住んでいましたし、祖母も同居だったので、そこで社会が学べた事は大きかったです。
おかげさまで、実社会に出てから大きな人間関係のトラブルもなく、どの職場でも円満に過ごせたのは、この家庭環境にあったということを気づかせていただきました。両親に感謝ですね。

この短い論考は、カウンセリングにも大いに役立ちます。
治療業をしていると、いろんなお悩みに遭遇しますが、一見複雑なケースであっても、もつれた糸をたどっていくと、家庭環境から発していると考えられるものが多かったからです。
お悩み解消のためのとヒントとして、ここには真理がぎっしり詰まっていると感じた次第です。


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