こんにちは、
岡田宰治です。


前回は「象徴(シンボル)と現実-真の集中」でした。
https://ameblo.jp/baffaro7/entry-12743099265.html

この連載は『ザ・マスター・キー』チャールズ・F・ハアネル著、菅靖彦訳、河出書房新社刊をテキストにしています。原書は1917年に刊行された古典ですが、心と体の関係や心の力について詳述された名著です。




今回は18章「新しい意識の目覚め」です。


※本書からの引用部分は青字になっています。
では、早速本文の引用から始めましょう。


成長するには成長に必要なものを獲得しなければなりません。これは引き寄せの法則を通してもたらされます。この原理は宇宙精神から個人が分化する唯一の手段なのです。
-中略-
個人が「この世に誕生するすべての人間を照らす」一つの宇宙精神の文化にすぎないことは明白です。いわゆる個性とか人格と呼ばれているものは、当人が全体と関わる態度から成っています。それをわたしたちは環境と呼んでいるのです。環境は引き寄せの法則によってもたらされます。今週のレッスンでは、この重要な法則についてさらに詳しく説明します。



宇宙精神は宇宙を生かしめているエネルギーですが、成長という性質もその一部としてあります。ですから成長を望む場合は、成長を強く願い感情を利用することで宇宙精神のエネルギーと繋がります。その継続して発される強い成長への思いは、宇宙精神のエネルギーの波に乗ることで、その思いと同調する人や環境を引き寄せます。


全世界が新しい意識、新しいパワー、新しい目覚めを迎えようとしています。


これが指しているのは物質万能主義からの脱却ですが、まさに現代は目に見える物がすべての世界観から、目に見えないものを重視する世界へと移行し始めています。
結果がすべての世界から、動機、プロセスを重視した世界へと変わりつつあるのです。


思考は、個人が宇宙精神と、有限なものが無限なものと、目に見えるものが見えないものとコミュニケーションする目に見えない鎖です。思考は人間が考え、認識し、感じ、行動する存在に変容する魔法なのです。


ポイントは、自分が宇宙の中で生かされている存在で宇宙の一部だと感じられるどうかにかかっています。
ここが腑に落ちれば、宇宙精神に受容され波長が繋がるので、ガソリンを車に給油するような感じで、エネルギーを引いてくることが可能になります。
その宇宙精神と繋がるためのツールが思考というエネルギー回路です。


成長するためには、成長に欠かせないものを獲得しなければなりません。ところが、わたしたちは常に完璧な思考体なので、与えるものだけしか受け取ることができません。したがって、成長は互恵的な行為に左右されます。精神的な次元で、似たものが似たものを引きつけることをわたしたちは見いだします。


スピリチュアルな世界では「与える者は与えられる」というのは常識となっていますが、物質世界でこれを実感するには訓練が必要です。
たとえば、人に親切にしようと心がけている人は似たような人を引き寄せ、利益だけ欲しいという人には、奪い取ろうとしている人が引き寄せられます。
ですから、いつも何を考えているのかはとても重要です。


たとえば、豊かさは豊かさにしか反応しません。個人の富はもともと本人のなかに内在しているとみなされます。内部の豊かさが、外部の豊かさを引き寄せるのです。個人の富の真の源泉は生み出す能力にあることが判明します。仕事に誠心誠意打ち込む人が確実に限りない成功に出会うのはそうした理由からです。彼は絶え間なく与え続けます。そして与えれば与えるほど多くを受け取るようになるのです。


お金持ちだから豊かなのではなく、心が豊かだからお金持ちになるというのが本当のところです。
なぜなら、豊かな心を作れば豊かな心の波動となり、豊かな心は似たような波動の人を引き寄せるからです。

現在、貧しい中で豊かになりたいと願っている場合は、まずやるべきことは一生懸命働いて、収入以上の仕事をすることです。ここには与える精神が必要でしょう。
そして次のステップでも収入以上の仕事をする、この与える習慣を持っていれば豊かになることは間違いありません。


パワーは使わないと失われます。パワーを使うには、パワーを持っているという意識を持たなければなりません。パワーを自在に操るには注意力が必要です。どの程度、注意力を行使できるかで、獲得できる知識(パワーの別名)の量が決まります。

思考は継続して集中することでパワーとなります。
しかし、この思考の力を知らないまたは信じていないと、このパワーを使うことはできないので何も変わりません。知識も得られず協力者も現れないのです。

注意力とは思考の質を保つために必要な集中力のことですが、これを養うには訓練が必要です。


注意力を呼び覚ますのは関心です。関心が強ければ強いほど、注意力も大きくなります。注意力が大きくなればなるほど、関心や反応も大きくなります。注意を払うことから始めてください。そうすればやがて関心を目覚めさせることになるでしょう。その関心がより多くの注意を引き寄せ、それがさらなる関心を生み出すという具合に続いていくでしょう。こうした訓練で、注意力を養うことが可能になります。


どうしてもやりたいという強い願いが伴うものであれば、
いやでも関心が強くなるので注意力も大きくなりますが、単なる思いつきの場合は注意力が長続きしません。短期間であれば没頭するという表現になりますが、ここでいう注意力は一つの目的に向かって進み続ける力なので、アンテナを張ったような感じとなりどんどん必要な情報や知識が身についていきます。この鍛錬の過程が注意力を養うということです。


今週は、創造する力に焦点を当てます。あなたの中にある信念の理論的基盤を探す努力をしてください。身体を持った人間があらゆる有機生命体を支える大気の中で呼吸をしなければ生きることも動くこともできないという事実をよく考えてください。次に、スピリチュアルな人間がもっと繊細な霊的エネルギーに支えられなければ生きることも動くこともできないという事実、物質的な世界同様、スピリチュアルな世界においても種を蒔かなければ、何も発芽するものがなく、親が植えた果実しか収穫できないという事実を考えてください。スピリチュアルな世界でも、種が蒔かれるまではいかなる結果も生まれません。


この物質世界で生きていくには、肉体の維持が前提にあるので、食べる、寝る、休むなど、体調を整えることが大切です。その次は、肉体に宿る霊的なエネルギーを使って成長することが望ましいのです。自分に与えられた役割の自覚ができたら行動が必要になります。行動には静的な行動と動的な行動がありますが、静的な行動としては心の波立ちを整える訓練や宇宙精神と波長を合わせる訓練、それらのエネルギーを有効に使う訓練などがあります。動的な行動はアクションですが、アクションの前提には静的な行動が優先しこれがアクションを制御するのです。

このあたりが感覚的に分かるようになると、エネルギーロスは少なくなり感情が安定するようになります。

しかし、行動の基になるのは種なので、
自分の役割をつかみ取ったら、
良い種をまくことに集中しましょう。

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