こんにちは、
岡田宰治です。


前回は「歩行整体の実例 80代男性Tさん」でした。
https://ameblo.jp/baffaro7/entry-12681729722.html


今回は「歩行整体ドキュメント 運動苦手なMさん」です。


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『歩行整体®』とは、

三本の矢による、
回復から若返りまでの整体システム。

第一の矢(回復)ゆがみの潤滑整復術
第二の矢(補強)ゆがみのトレーニング
第三の矢(自立)ゆがませないセルフ整体

現在、これらの見える化を図っています。




『若返り筋メソッド』
電子本・単行本・アマゾンで発売中!


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(歩行整体ドキュメント Mさんの場合)


今回で6人目となりますが、
60代後半の女性M.Mさんの実例をお伝えします。


・はじめは治療から


Mさんの場合も例に漏れず治療から始まりました。


Mさんは仕事が忙しくなり過労になると、
月に一度ぐらいの割合で来院されていました。


いつも「よくこれで仕事が出来るな」と思うぐらい、
全身の関節がこわばり、
そこら中が触るだけで痛いという状態です。


症状は、
慢性腰痛がベースにあり、
肩背部痛、頭痛等が連鎖的に出るというパターン。


全身の関節チェックでは、
股関節、仙腸関節、胸腰椎移行部、
頸胸椎移行部、頭頸椎移行部など、
多くの関節に潤滑不全があり、
全身ゆがみまくっているという感じです。


これに対しては、
全身の要所要所のゆがみをチェックし、
ひとつずつ丁寧に潤滑させていくという、
地味な施術が必要になります。


また、そのうえで
筋肉の潤滑整復術をおこない、
良い状態をメモリーさせ定着させます。


さらに皮膚の潤滑整復術を施し、
気血水の流れを整えて終了となります。


このような感じで、
長らく症状が出ては治療して鎮まる、
このパターンが続きました。


その間、繰り返し訴えました。

「このままだと歳とともに体力は低下し、
数年後には限界が来て
仕事が出来なくなりますよ」

「この治療とは別に、
補強トレーニングをした方が良いですよ」

「補強程度に比例して身体は楽になりますよ」

たいていは、スルーされていましたが、
だんだんと症状がひどくなるに従い、
「このままだともたない」と納得されたのです。


Mさんは大の運動嫌いだということ、
こんなに痛いところが多いのに、
「本当にトレーニングして大丈夫でしょうか」
と不安そうでしたが、
一度筋力のチェックをしてみるということで了承。


体験パーソナルにて、
全身のどの部分の筋力が弱っているのか、
どのぐらいの体力があるのか、
主要関節の強度は大丈夫かなどをチェックし、
それを模型で解説しながらプランを提案しました。


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・補強トレーニング開始


私が出したプランは、
週一回のパーソナルトレーニングで、
まずはインナーマッスルの再生です。


特に重要なインナーマッスルは、
背骨と大腿骨をつなぐ大腰筋ですが、
それ以外にも身体の軸を作るのに必要な筋群があります。


これらは、
深部にある筋肉なので触ることも出来ませんが、
イメージしてもらいながらトレーニングを進めました。


幸い、これらの筋群を鍛えるのには、
激しい筋トレは必要ないので、
ゆっくりとバランスを取りながら、
8カウントぐらいのペースでトレーニングしました。





2ヶ月が経つ頃には、
背骨まわりの筋肉が少し強くなってきたので、
トレーニングの準備体操として行ってきた、
筋肉絞り体操を自宅で毎朝行ってもらうことになりました。


筋肉絞り体操は、
伸張性筋収縮という特殊な方法で、
筋肉を伸ばして鍛える体操です。

5分で行え高齢者でも行えるので、
準備体操だけではなく朝の始業体操にも適しています。


その後、足指の骨折で中断したりしながらも挫けず、
週一のトレーニングを続けられた結果。

片足立ちも出来ずにフラフラだった軸が整い、
弱かった股関節や背骨がしっかりして、
治療の回数はめっきり減っていきました。


さらには、
歩く機会を多く作られて、
毎日30分以上は歩かれるようになったのです。


同じ歩くのでも、
若返り筋という軸の筋肉を使えるようになると、
歩く姿勢が一変します。


軽く胸を持ち上げて、
みぞおちから脚を動かせるようになると、
その姿勢から年齢が10歳は若く見えるようになります。


実際は歩くだけで全身の筋肉を使えるようになり、
代謝が上がるので体温も上がり、
免疫力の強いからだが手に入ります。


Mさんは、現在も週に一回のトレーニングを、
健康のために絶対に必要なことだと考えられており、
表情が豊かで声も大きくなり、
とても健康的な姿になりました。


トレーニングまでカバーする治療家としては、
これは治療の腕が上がったのと同じ事なので、
治療家冥利に尽きる思いです。

Mさんが一日でも長く仕事が続けられるように、
お祈りいたします。


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・6月30日(水)14~16時(当研究所)一般向け
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・8月 7日(土)18~20時(天王寺)専門家向け

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