こんにちは、
岡田です。


前回は「悩みを追い出す方法」でした。
https://ameblo.jp/baffaro7/entry-12383899127.html

忙しくなると悩みを追い出せる、平均値の法則を使う、
運命を受け入れるなど、悩みを追い出す方法についてでした。

 

今回は本書『平和と幸福をもたらす精神状態を養う七つの方法』から。

『精神状態を養い悩みを追い出す』というテーマでいきましょう。

※原文の引用は青色で示します  

(いつも考えていることが、あなたそのもの)


エマソン「明けても暮れても考えていることがら、それがその人なのだ」

ノーマン・ヴィンセント・ピール
「あなたは、あなた自身で考えているとおりのあなたではない。
だが、あなたの考えていることは、あなたそのものだ」

マルクス・アウレリウス
「我々の人生とは、我々の思考が作り上げるものにほかならない」



「その通りだなぁ」とその深い言葉に感心しました。

40代のある時、苦しんだあげくこの真理が腑に落ち、
それからは悩みが激減したのです。

なぜなら、
自分で考えたとおりの人生になるのであれば、
いたずらに悩んで無駄な時間を過ごすことなく、
目の前の課題に集中するしかなくなったからです。


(心構えと肉体能力の関係)


精神分析医J・A・ハドフィールドは、
暗示が握力に与える影響について面白い実験をしました。


覚醒時3人の男性の握力は平均45.8kgでしたが、催眠術を施し
「君たちは弱いのだ」という暗示をかけると平均13.2kgに急低下、
「君たちは強いのだ」という暗示では平均64.4kgに急上昇したのです。


「これこそ私たちの精神状態が持つ信じがたい力である」と、
カーネギーは述べています。


暗示によって身体能力まで変わってしまうのなら、
悩んで一歩も進まないよりは、
常に積極的な考えをもち前進する方が得なのは明白ですね。


さらに、ウィリアム・ジェームズが説く方法は素晴らしい。

「快活さを失ったとき、他人に頼らず自発的に快活さを取り戻す秘訣は、
いかにも楽しそうな様子で動きまわったり、しゃべったりしながら、
すでに快活さを取り戻したように振る舞うことである」



これは、体を動かして精神を引き連れる方法ということ、
私も「笑いヨガ」を通じてコレを学びました。


(仕返しをすると自分が傷つく)


印象に残った灰色熊とスカンクのお話です。


旅行中、カーネギーはイエローストーン公園で目撃したのは、
どう猛な灰色熊が弱々しい一匹のスカンクに
食物を黙って分けていたところでした。

簡単に半殺しにできるのに経験から、
それが引き合わないことを知っていたのです。



人間の場合は敵に憎しみを感じると、
むしろ自分自身が敵に支配されるといいます。

なぜなら、
憎んだ本人が日夜そのことに執着し、
地獄の苦しみを味わうことになるからです。

キリストが「自分の敵を愛しなさい」と言ったのは、
単に道徳律を説いただけではなく、
高血圧、心臓病、胃潰瘍、その他の病気の予防法を
語ったのだといいます。

ふつうの人は、聖者と違って
「自分の敵を愛するのは無理かも知れないが、
自分の健康と幸福のために敵を許し忘れてしまうのが賢明だ」とも。



私の経験からも、これが真理であることは知っています。

だれかを憎んだり恨んだりした結果、
病気になったのを何件も目撃したからです。

何か有意義なことに没頭して、
忘れてしまうのが誰でもできるし一番健康的ですね。 

 
(恩知らずは当たり前)


キリストの話が載っています。

ある日の午後に10人のライ病患者を治しましたが、
礼を言ったのは、わずかに一人だけだったということ。


カーネギーは語ります。

「人間とは生まれつき感謝を忘れやすくできている。
だから絶えず感謝を期待していることは、
みずから進んで心痛を求めているといって良い」

 
また、こうもいっています。

「この世で愛される唯一の方法は、
自分から愛を要求しないことであり、
返礼を期待せずに愛情を振りまき始めることなのだ」


もうひとつ大切なことが…。

「人間とは生まれつき感謝を忘れやすくできている」

「感謝する気持ちを子どもに植え付けるためには、
私たちがまず感謝の気持ちを持つ必要があること。
言葉に気をつけよう」



ちょっと耳に痛い話ですが、本当にその通りですね。

感謝、私も大の苦手でした。全然分からなかったです。
無神経で人の善意が分からないタイプでした。

いまさら後悔しても始まらないので、
その分、人に親切にすることで罪滅ぼしするつもりです。

心の借金を返済すればいつかは貯金に変わりますからね。

現在は、いろいろと経験を積みながら、
「与える喜び」を学習中です。(^.^)


引用はすべて『道は開ける』D・カーネギー著 香山晶訳 創元社


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