こんにちは、
岡田です。


前回は「歩行整体メソッドの奥にあるもの」でした。
https://ameblo.jp/baffaro7/entry-12329817984.html


現在の立ち位置、程度の差はそれぞれ違いますが、
「どうなりたいか」をハッキリさせたうえで、
一度決めたら責任を持って行動に移すこと。

ひとが治してくれるのではなく、
あなたの自然治癒力が回復させるのだということ、
それには自助努力が必要というお話でした。


今回は、では具体的にどう考えたらいいのか、
行動したらいいのかを症例で説明しましょう。


(回復への戦略を立てる)


では、Mさんの例を参考にしましょう。

Mさんは45歳の女性。
腰痛が怖くてあまり体を動かさないという、
こんな生活が続いていました。

腰が頻繁にギクッとなるとのことで来院、
病院での検査は骨には異常がなく、
いわゆる腰痛症といわれたそうです。


とりあえず、治療から。
骨盤、股関節など関節の潤滑を回復させて、
痛みが消えたところで提案しました。


私「Mさんは今後どうなりたいのですか?」

M「仕事をしたいのですが、こんな体調では…」

私「整復すると痛みは消えるので、
  弱い部分を補強したら、痛まなくなり仕事ができますよ」

M「本当ですか。良くなるのですか?」
「仕事をしたいのでがんばります」

ということで、意思が固まりました。


(まずは現状把握)


筋肉の柔軟性や動作時の筋力を
・上半身
・下半身
・体幹
に分けて測定

具体的には
股関節や肩甲骨まわりのストレッチや、
腹筋や腕立て伏せを行ってもらい判定します。


その結果わかったことは、
Mさんが気にしていた下半身の筋力は平均並みあること。
体幹部の筋力が極端に弱いこと。
上半身、特に胸から腕の筋力が弱いこと。


(では何をすればよいのか)


その場しのぎ(痛みを消す)が目的であれば、
関節の潤滑整復術で当面は過ごせるでしょうが、
この体力だと同じパターンを繰り返すことは明白。

話し合いの中でMさんも現状が把握できたようで、
さっそく、体の弱点補強をすることになりました。


そこで、3つの選択枝を提案。

1.メニューを覚えてもらい自宅で行う。
2.状況に合わせて院で行う。
3.院で定期的にチェックしながら自宅でも行う。

1.は必要な体操や筋トレを実際に指導して、
回数や強度を決めて、自宅で行うプラン。

2.はその日の体調や回復度に合わせて、
臨機応変に対応するパーソナルトレーニング。

3.は1+2、例えば2週間に1回のパーソナルトレーニングと、
一日おきに自宅で筋トレというようなプラン


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☆メニュー・料金表
☆お問い合わせ・地図
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(行動にうつす)


結局、3.のプランに決まったことで、
否が応でも行動に移すことになりました。


こんな感じで、現在進行中ですが、
速くも痛みが出なくなり、
テキパキと動けるようになってきました。


補強は順調に進んでいますが、

目標ができたことで意識が変わり、
イメージができることで気力が湧いてきたことが、
大きな影響を与えているように感じます。


前回のお話を具体的にすれば、
こんな感じになるという一例でした。
あなたの未来を拓くヒントになれば幸いです。


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