こんにちは、
岡田です。

  
前回は「尾骨の障害」でしたが、
今回はガラッと変わって心因性の腰痛のお話です。

(心因性の腰痛とは)

心因性の腰痛とは、精神ストレス、不安、うつなど
心の不調が原因となっている腰痛のことをいいます。

腰痛の7割は心因性要素が入っており、
腰痛は心因性+様々な原因が多いと考えています。


心因性以外の腰痛については
「ゆるみ腰」「締まり腰」はじめ、
いろいろと分類してきましたが、
ここでは心因性にフォーカスしましょう。


米国のサーノ博士は、
「ヒーリング・バックペイン」で、
ほとんどの腰痛は心の緊張から来るとし、
緊張性筋炎症候群(TMS)と診断されています。


日常の臨床では、
確かに「そのとおり」と感じる方もいます。
 
精神的ストレスが、
肩こりや腰痛をつくることがあるのです。


(心因性腰痛の症状)


精神的ストレスからきている腰痛は、
まず筋肉に症状が出ます。

いわゆる腰や背中が張った状態、
「こっている」という状態です。
肩の場合でも似たような感じです。


私も過去精神的ストレスが原因の
腰痛になったことがあります。

水害で家に住めなくなり、
1か月ほど外泊が続いたときでした。

日常生活のリラックスが減ると、
緊張状態が続き偏った姿勢になりがち。


どんな姿勢であれ、
固まった姿勢は筋肉を緊張させます。

筋肉の緊張が続くと、
血流が悪くなり疲労物質が溜まってしまいます。
それが痛みを引き起こすのです。


また、心因性の腰痛であっても、
腰痛になるには、なるだけの弱点が必ずあります。

固まった姿勢が痛みの原因であっても、

その奥には骨盤のトラブルや
内臓機能の低下、
筋力の低下などが隠れています。

何らかの弱点を暗示しているわけです。


内臓機能が心配な時は、
病院で検査を受けたほうがいいでしょう。

検査の結果、特に異常がなければ、
骨格のゆがみや筋力の低下などが考えられます。


次の一手が必要になりますね。

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心因性腰痛の場合は、
原因の悩みをすぐにどうこうできないので、
まずは、楽になる施術が必要かもしれません。

例えばマッサージ。

これは、筋肉をほぐして血流がよくなりますし、
施術者とのコミュニケーションで心が慰められます。

 
その腰痛を根治させるのであれば、
精神的ストレスの供給源と向き合う必要があります。


次回は、解消法をお伝えします。