こんにちは。
岡田です。


今回は「むちうち」横方向からの衝撃という
少しマニアックなお話です。  

これは追突事故ではなく、
横方向からの衝撃で首を痛めるケース。


たとえば、
車やバイクを直進運転中に、
横方向から車が突っ込んできたような場合。

ラグビーなどのスポーツでも、
横からぶつけられたりタックルされた場合、

自転車同士でぶつかり横転した場合など、
似たようなケースはいろいろあるでしょう。

 

・横からの衝撃で痛める部位


では、横からの衝撃について続けましょう。
 
後方からの衝撃に比べ、
上位頚椎の症状は軽い傾向にあります。

メインは頚椎と胸椎の移行部周辺を痛めます。
これは首の付け根あたりです。

左からの衝撃であれば、首の付け根の右側に、
右からの衝撃であれば、左側に障害が出ます。

たとえば、
助手席で前方を向いて座っている時に、
左真横から車が直進して突っ込んできた場合は、
右側の首の付け根が損傷します。


左方向からガチンとぶつかった瞬間、
首の付け根を左にへし折る力が働くからです。

 
このとき、筋肉や神経などの軟組織、
首の付け根の関節などを損傷します。


どんな症状が出るのかといえば、

右の強い肩こりをはじめ、
右手のシビレや脱力感があります。

倦怠感、不眠、疲労感、動悸、息切れ、食欲不振など、
自律神経障害もここに入ります。



ここで、治療および解消法を簡単にまとめます。

外傷による神経の障害も、
すぐには治りませんが徐々に回復していきます。


・首とその周辺の安静(初期)

急性期に一番必要なのは幹部の安静です。
痛みが強い場合は首を固定することもあります。


・患部の氷水による冷却(熱感が消えるまで)

慢性期に移行するまで、
自分でできる最良の方法は氷嚢による冷却です。
これは想像以上に大きな効果があります。


・歩行整体(急性期から可能)

急性期は時間を短くスピードもゆっくり。
回復に従って徐々に歩行時間とスピードを上げます。

7割方回復した頃から、
しっかり歩幅をとり40分歩行を行います。
歩いた後は必ず首とその周辺の熱っぽい部分を冷やします。


  
・治療は低刺激な潤滑整体施術を行います。

関節や筋肉の潤滑を改善させるために必要です。


急性期を過ぎ回復期になれば、

針、高圧カプセル、アロママッサージが回復を早めます。
仕上げの段階に入れば他の様々な療法もオーケーです。



実際の事故では、
後ろからとも横方向ともいえないことが多いので、

治療現場では、
両方を分解して考えてから治療しています。


やや専門的になってしまいましたが、
いざというときには役立つことでしょう。

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