こんにちは、健康水先案内人の岡田宰治です。
近年、産後の骨盤調整の依頼も多いので、
産前産後の骨盤ケアについて役立つ話をします。

(腹帯の4つの役割)

1. 骨盤の固定
2. お腹全体の保護
3. 保温
4. 本人と周囲の母親の自覚のため


前回の『産前産後の腹帯は「ゆるみ腰」を防ぐ』はこちら


(妊娠後期は一反のサラシで)

今回はお腹の保護とそれに関連する妊娠線の予防です。

サラシを使った腹帯は、
骨盤の固定とお腹の保護保温が同時にできる伝統的なツール。

妊娠前期はお腹がそれほど大きくないので、
一反のサラシの半分量の長さで充分です。

しかし妊娠後期となれば、
お腹の大きさがどんどん大きくなり、
巻く量が増えるので一反のさらしが必要となります。
特に妊娠9ヶ月ぐらいから本領を発揮。

使い方はサラシを半分に折り、
それをあらかじめ巻いた物を作って使います。
半反のものを2つ作っておくと妊娠中期から使えるので便利です。

(妊娠線の予防)

この一反のサラシをすべて巻くという伝統的な方法は、
妊娠線の予防にも大活躍します。

妊娠線というのは、
妊娠後期のお腹が大きくなったときに発生します。

肥満でも同様のストレッチラインが発生することがありますが、
これは皮膚が無理なストレッチにより裂けてしまうわけです。
その結果、白いミミズ腫れのような痕のひび割れが残ります。

この妊娠線の発生を予防するために腹帯が役立ちます。
ストレッチタイプの腹帯ではあまり効果は期待できませんが、
サラシの腹帯の場合は伸び縮みしないので、
皮膚の過剰なストレッチを防ぐことが出来るのです。

この伸び縮みしないというのがポイントです!

急激にお腹が大きくなってくると、
皮膚は張力の限界を超えて引き裂けてしまいます。
これを防ぐためには、
皮膚の張力をアップさせてやるか、
皮膚が裂けないようにガードするかのどちらかしかありません。

皮膚の張力をアップさせるということは、
皮膚がより伸び縮みできるようになるということですが、
今回は略しますが実証済みの有効な方法があります。

・参照「アロマセラピー 妊娠線が消えた!」


次回は出産後の骨盤固定についてお話しします。


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