こんにちは、健康水先案内人の岡田です。
歩行によって起こる体の変化について、
歩行療法の説明に入りましょう。


「歩行療法について」-1-

「なぜ、歩かないと病気になるのか」
というテーマでお話することにします。

岡田は歩行療法の指導を始めて25年になりますが、
健康目的でウォーキングをはじめても、
意外と続かないという現実があります。

いったん歩く習慣がとぎれると、
そのままやめてしまうケース多発なのです。
 
とぎれてしまう理由は、
夏や冬の厳しい気候変化をはじめ、
ケガをしたり風邪や病気になったりなど、
環境の変化で続けられなくなる時期がくるからです。
 
「猛暑で歩くと熱中症にかかりそう」
「外は寒いし雪が降っている」
「風邪をひいて咳が止まらない」など、
続かなくなる理由は山のようにあります。

それで、そのまま忘れてしまうのです。

「歩くことは体に悪い」と思う人は少ないですが、
「歩くことは体に良いらしい」というぐらいの
感覚のひとが多いように見受けられます。

このような漠然とした感覚ではじめても、
自分にとっての歩くメリットが解らないと、
なかなか続かないのです。

だからこそ必要なのが
「歩くとどんな変化が起こるのか」
という未来への青写真です。

これからお話しする歩行療法には、
自分で自分のからだを治す。
あるいは病気を予防するという効果があります。

そうはいっても、
ひとによって年齢・体力・症状は千差万別なので、
個別に歩行法を指導する必要があります。

失敗した例をあげると、
ふだん歩く量が少なくあまり体力のない人が、
いきなり40分歩行を行い筋肉や関節に疲労がたまり、
始めて1週間後にぎっくり腰を起こして、
以後、怖くて歩けなくなったというケース。

別の例では、
歩き始めたら他の人に抜かれるのが悔しくて、
無理やりペースを上げた結果、
歩行のフォームが崩れて、
3日で骨盤の仙腸関節の炎症を起こし痛くて歩行不能。

このように歩行量が落ちている現代人は、
初期トラブルが起こりやすいのです。

このように歩行療法はシンプルだからこそ難しい。

簡単そうであって実はものすごく奥が深い。
ということがいえるのです。
 
結局、前置きだけで終わってしまいましたが、
それだけ値打ちがあるものだと考えて許して下さい。

次回からは、歩行療法をより具体的かつ多角的に
説明していきますのでお楽しみに。
 

☆歩行療法

☆はじめての方へ

☆ブログトップへ