二月末、実母がこの世の命を終えました。
昨年秋に胆嚢の手術を受けた後にガンが見つかり、
知らぬが仏ではありませんが、
見つかって自覚してからはあっという間に進行し、
やせ衰えた末に息を引き取きとりました。享年82歳。

昨年3月には「くまとりロードレース」にも出場し、
参加最高齢者で表彰されてから1年経たずの病死です。
この世の命のはかなさを思い知らされました。

岡田は、昨年「今年で最後なんだからがんばってね」
とレース前に声をかけてはいました。
もうそろそろ走れなくなるだろうと思ったからですが、
こんな急転回があるとは思ってもみませんでした。

親が死ぬなんていうのは誰にでも訪れることで、
別に特別短命だったわけでもなく、
何の変哲もない話なのですが、
なんだこの不思議な感覚は。・・・

(この世とあの世)

岡田の祖父は大学教授であり健康長寿研究家だった、
という話は過去何度かしてきましたが、
この機会に語っていなかった秘密を明かします。
じつは、祖父は霊能者でもあったのです。

子供のころの私には意味不明でしたが、
守護霊との対話をおこなっていることは聞いていました。
ふーんという感じでしょうか。
なんだかよくわからんなぁという感覚です。

その娘が母なのですが、
やはり、母も昔から霊視が出来る時があったようで、
そこにだれか立っている、というようなことを語っていたようです。

その子である岡田にも霊体質は遺伝しています。
これは心境がいい時に限られますが、
守護霊と対話できたり天使が見えたりすることがあります。
昔は不浄物霊が見えた時期もありますが、
興味を持たないように努力した結果、
徐々に波長が合わなくなり見えなくなりました。

(諸行無常)

そんな霊界の存在や天使や悪魔は当たり前、
人の転生輪廻も守護霊の存在も確認済みという、
そんな岡田ですから、
死んだら何もかもなくなるとは思っていませんし、
肉体がなくなっても霊として生き続けることも知っています。

ですから、母がなくなっても号泣するわけでもなく、
親しい友人が日常会話ができない世界に旅立っていった。
そんな感じで母の死をとらえています。

いや、とらえているつもりでした。

でも、やっぱり親の存在はちょっと違いますね。
何故だろうかと考えてみたら、
当たり前の答えが見つかりました。

生んでくれて育ててくれて愛してくれたから。
とても常識的な答えなんですが、
日常は忘れているのですね。当たり前すぎて。

よく親の恩といいますが、
母の死を契機にようやく実感を伴ってわかってきました。
本当に人生修業はよくできた問題集です。

(人生は問題集)

一門一問解きながら人生を進み、
どこかの区切りでこの世の人生が終わる、
そしてあの世で回答を見る。
そして、成績相応の世界に帰る。

岡田が感じる人生はこんな一冊の問題集です。
母からもらった愛は、
もう母に返すことは出来ないけれども
子供たちに流していきたいなと感じた次第です。

生んでくれて育ててくれて愛してくれた。
これって、すごいことです。
岡田も親から与えられた無償の愛を、
子供たちに与えていき負債を返していこうと心に誓いました。

今後は、もっと大きな器を作りながら、
無償の愛を周りの人にも流していけるように、
なりたいものだなぁと母の死を機に感じたのでした。

母に合掌。
そして、このじつに巧妙な世界を作ってくれた、
宇宙の根本仏に感謝。

いま改めて気づきました。愛って素晴らしいですね。

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